プロ野球・巨人の選手の野球賭博事件を皮切りに、各球団が円陣で金銭の授受を行っていたという報道が増えています。

この報道の中で、ソフトバンクの王貞治会長が、苦言を呈しています。

王会長、「金銭授受」に異議あり
(東スポ)

王会長、金銭やりとりに有害行為ない認識を強調
(日刊スポーツ)

出典東スポ、日刊スポーツ

かなり言い方が難しいけど…。内容も把握されないまま野球賭博と一緒くたにされてるのはある。問題なのは巨人の選手が行った賭博行為であり、それが八百長につながりかねないこと。そこを王会長が言うわけにはいかないが、なぜか、すり替わっているからね
」(記事より抜粋)

あまりほめられた話でも推奨しているわけでもない。
でも賭博の話と金銭授受の話が一緒くたにされている。

この発言をめぐって、ツイッターに寄せられた意見では賛否が分かれています。



その前に、各球団の事例をおさらい

各球団の金銭授受に関する事例をまとめてみました。
3月20日現在の記事からの内容です。

<巨人>
・金銭授受以前に、野球賭博をしていた選手が発覚する。

・試合前に選手が拠出、勝利後の円陣で発声を担当した選手が総取り。
・連勝すると拠出金(レート)が増えていく。

<阪神>
・勝つと野手から祝儀を出す。
・連勝すると別途さらに出す。

<西武>
・4~5連勝でご祝儀を出しあう。

<ソフトバンク>
・連勝時など特定の試合でご祝儀を出し合う。

<広島>
・5連勝した場合に野手間でご祝儀。
・寝坊や遅刻、ノックミスなどで罰金。
・徴収されたお金はプールして、食事会や試合の招待などに使われていた。

<楽天>
・勝つと野手から徴収。練習のミスで罰金。
・選手会などの費用に充てる。

<ロッテ>
・声出し役が拠出し、負けると次の番がまわりまた拠出。
・連勝中は順番はまわらないが、拠出もない。
・オフの懇親会(選手会)の費用に充てていた。

<横浜DeNA>
・罰金、投手の一部で年間成績の最上位選手にご祝儀、高校野球くじ。

<ヤクルト、中日、日本ハム、オリックス>
 なし

ツイッターに寄せられた意見

最近、何かと細かく関連付ける報道がものすごく増えています。
マスコミは線引きができていないのでなく、していないのかもしれません。

ストレートなご意見。
賭博による金銭授受は目的、円陣での金銭授受は手段。

本当そうです。
プロでフリーランス的立場という考えからすると、芸能界だって共通してます。
仲間内だけの話を外に持ち出されても。

プロである以上、プレーにお金が絡むのは間違いないですが、絡む場所が問題。

一緒に考える方は、やはり普通にいらっしゃいます。

関連付けて報道されているので、関連付ける方の意見は根強くあります。

王会長に対する苦言。

別の側面からのご意見。
学生からプロ野球に入った子たちは、社会人としての良識もなにもなく飛び込んできます。そのうえで、同年代の子が数年働いてもまず得られることのないお金を手にします。
球団として、社会面の教育があったほうがいいことだけは確か。

ツイッターではないですが、最後に、記事をひとつ。

メジャーでは寛容、クラブハウス内での現金やりとり
(日刊スポーツ)

出典 http://www.nikkansports.com

もちろんお国柄の違いだろとは思います。
アメリカはギャンブル合法ですし、チップ社会。
さらに基本的に自己責任が確立してます。
同じプロでも日本とは比較にならない厳しさがあります。

ただ、ひとつの慣習として考えて、何もかも関連付けて否定する形はどうなのでしょう。

おしまいに、個人的意見

私自身は、異議に賛同です。
「野球賭博」と「円陣でのご祝儀」は完全に別の話だと考えます。

確かに、称賛されるような話ではないです。
しかし、冷静に考えれば、別問題であることはすぐにわかります。
総取りしたり会費に遣ったりして、外部に出ることが無いのは共通しています。法律でどうなのかは知りませんが、誰も儲かっていないし儲ける目的もないのに、どうして賭博の扱いになるのでしょうか。
問題は賭博と同列に扱われることなんです。

一般のサラリーマンが、麻雀やトランプで賭けたり、個人同士で一口馬主で遊んだりするほうが、ずっと賭博性が高いとさえ思います。


最後にひとこと

人のことは言えませんが、報道を見る我々も、考えることをしないといけません。

マスコミの断片的な偏狭報道を真に受けて、報道を妄信して自分では考えない
それが炎上を生み、歪んだ解釈を生み、偏狭・断片・強制関連付けの報道を助長させます。

先日、酒井法子さんが、インタビュー記事で、こんなことをおっしゃっています。
あること、ないことまでほじくり返すというか、そういう風潮を感じることはある。一種の集団いじめのような。一人の子が何か失敗してしまった際、ばあっと感染していくように…孤立させ、その子が本当にぼろぼろになるまで

何が正しいのか、何が間違っているのか、是非がはっきりしないものはたくさんあります。それをどう考えるのかを、読者の立場で考える時期なのだと思います。

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