元になる木に対して沢山の種類を接ぎ木することでつくりだすことができるので、接ぎ木を繰り返したらできるというのは理解できるものの実際そんなことは考えたことがなかったのでこんなことをする人もいるのかと驚きました。

この不思議な木について作者は「1つの芸術作品であり、研究プロジェクトであり、自然保護活動の一形態ととらえている」と言っています。
本来の接ぎ木の主な目的である「穂木の増殖」とは全く違った方向から考えるとこんな使い方もあるのかと気づかされたような気分です。色んな角度から見ると色んな使い方があるんですね。

一本の木に40種類の実がなるということは花も咲くわけで、今の時期はあの部分、その次はこの部分、と色んなところにつける花を楽しむことができるようになるのか。
芸術作品としてとらえているということは、花の咲く時期を計算して順番に咲くように接ぎ木するのか、それともばらばらに接ぎ木するのかとかも考えたりしたんだろうか。穂木に使ったのはサクランボや桃など40種類ということであれば色んな形・色の花をつけるはず。その様子を録画して早送りで見てみるっていうのも面白いかもしれません。

花が枯れて果実をつけるときはどうなるんだろう。本来なら実は穂木のものをつけるので、実をつけるとしたらサクランボや桃です。でも接ぎ木すると稀に変異が起こるようで、穂木と台木両方の特性をもった果実が作られるときがあるそうです(唐辛子とピーマンの接ぎ木で生まれたピートンなど)。できたとしたらそれがどんな色でどんな形のものか見てみたいものです。

もし森の木に同じように沢山接ぎ木したものがあったら、その周りにはしばらくすると色んな種類の果樹が生えてくると思うけど、そのときはその場所の食物連鎖の形態に変化があったりするんだろうか。




※接ぎ木とは植物の切断面同士をつけて一つの植物体とする方法のことで、切断面より上を穂木、下を台木といいます。枝単位で増やすことができる方法で、種から育てるよりも時間を短縮することができます。
また、より近縁な方が定着しやすい特徴があるので、品質の良い実をつけるけど病原菌に弱い品種を穂木、病原菌に強い品種を台木にして育成するといった方法もとれます。

※似たようなことを以前学校の授業で受けたことがありますが、両方の特性をもったとはいってもそれは半端なもので、食品として販売できるほどの品質では到底ないということでした。ちなみに授業でこういう話を聞いていたのでピートンもきっと美味しくないんだろうなと思っていたら、すでに品種改良して販売されていました。見た目はピーマンに似ていて、ほんのり甘く癖のない味のようです。ちょっと食べてみたいかも。

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