2010年8月14日午前2時半頃、ニューヨーク州のバッファローのレストランの閉店間に、乱射事件が発生し、4名が負傷、4名が死亡するという悲惨な事件が起きた。

被害者となり死亡したうちの1人の男性は、結婚一周年の記念日をお祝いするために故郷であるバッファローに戻ってきたばかりであった。

この事件を報道したニュースの中で、ある人がこういう言葉を語っていた。 「こういうことは、あってはならない!」と。

多発する銃乱射事件

アメリカでは、こういう乱射事件が頻繁に起きている。レストランでの乱射事件、パーティでの乱射事件、学校での乱射事件、ショッピングモールでの乱射事件と、人々が多く集まる所での乱射事件はけっしてめずらしくはない。時に、バス停に立っているだけでも撃れたケースもある。

実際、私もマンハッタンの歩道を歩いている時に、標的にされ、車から数発乱射され、目の前を銃弾がかすったことがあった。アッという間にそういう事が起きてしまうので、逃げることも隠れることもできない場合がほとんどである。私も、当時、体が硬直してしまいその場で立ったまま固まってしまった。でも、そのことが幸いして、私は助かったのだ。あと1歩、動いていたら、弾は確実に私に命中していただろう。

誰でも銃が手に入る社会で、銃による事件が多発するのは当然のこと

法的許可をとり、護身用にと銃が売られる。鹿が増えすぎ、交通に影響を与えるからと毎年、鹿狩りが解禁され、ハンターのために銃が売られる。

護身用、ハンター用、本当にそのためだけなのかと疑いたくなるような殺傷力能力の優れた銃が合法的に販売されているのは何故なんだろう?と疑問になる。

そして、合法販売だけでは、もちろんない。 銃の不法販売もいたるところで行われている。そんなアメリカで、銃による事件が多発してしまうのは、いわば当たり前のことであろう。

憲法によって「人民が銃を保持する権利」が保障されている

アメリカの政治家の多くが銃を指示(銃擁護派)しているのだ。かなり熱心な銃擁護派は、歴代大統領の中にもいた。アメリカでは、憲法によって「人民が銃を保持する権利」が保障されている。

修正第2条
規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有しまた携帯する権利は、これを侵してはならない。

出典 https://ja.wikisource.org

これは、「The Second Amendment」 を日本語訳されたもの

アメリカと銃の歴史的背景

こうした憲法が制定されたアメリカには400年の開拓の歴史が背景にある。ヨーロッパから未開の新大陸に渡った人たちが独立を勝ち取った歴史は、常に銃と共にあった。また、食料調達のための狩猟も必須であった。こうして銃保持の権利は憲法で保障されることとなったのである。

上記の憲法は確かに銃の保持を認めている。だが、この修正二条は今から200年以上も昔に制定されたもの。もはや現代社会にそぐわないとする主張があがっているが、銃保持の権利が憲法で保障されている限り、銃規制派はこれをどうしようもないのだ。

いつ撃たれるかわからない現実

そんなアメリカで、銃が大量に出回っている状況で、乱射事件や銃による犯罪、事故が多発しない方がおかしいし、起きて当然といえるし、根本的に、何かが間違っているんだと思う。

ある意味、一見豊かで平和そうなアメリカだけど、でも地雷みたいに目には見えないけど、いつ襲撃されるかわかんないし、どこから弾が飛んでくるかわからない、それが現実アメリカである。自宅のソファーに座ってテレビ見ながらピザを食べていても流れ弾が飛んできて撃たれるという事件も実際起きているのだ。

鹿狩りが解禁されるのは、シーズン中だけだけど、極端なことを言うと、人間狩りは年中解禁されているようなもの。それがアメリカの今の銃社会であり、憲法で銃を持つ権利が保障された国なんだ。不法所持か正当所持かという問題ではもうなくなってると思う。

”銃が人を殺すのではなく、人が銃を使って殺す”のだと銃好きな人はお決まりでいうけど、 現実問題、銃は持つ人を選べないんだ!



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