日本の昔話に「笠地蔵」がある。寒そうに道端に立っている地蔵さまに笠と手ぬぐいを巻いてあげたというお話。

現代に目を向ければ、鉄の塊やコンクリートだらけで寒さしかない風景に誰も疑問をいだかない。

「誰かこのモノたちに笠や手ぬぐいを巻いてあげて!」と笠地蔵に出てくるおじいさんは叫んだに違いありません。

その言葉を聞いたかのように、世界には無機質な金属にセーターを着せる人が出現しました。

マグダ・セイエグ氏

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テキスタイルアーティストのマグダ・セイエグ氏
写真で見るようにカラフルなニットの編み物で冷たい金属が暖かい服で満たされてゆきます。

見ているとつい触れたくなってしまう感覚ですね。

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女子力半端なく高い感じです。
効率を考える男子には到底及ばない発想と行動力です。

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鉄でできた消火栓も、コンクリートでできた支柱もカラフルなセーターに覆われて並んでいるかのようです。

思わずモフモフしたくなるような心温まる気持ちになってきます。

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冷たい手擦りに触れたくない凍える朝もこれなら思わず触れたくなります。

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街の中の支柱は色が地味過ぎて目に入ってこない時がありますよね、車で駐車しているとこんな所に支柱があったのかって思うぐらいに目立たない。

あの工事現場にある単調な赤いカラーコーンなんか地味すぎる感じです。これではみんな危険を察知しないと思いますよ。

なので、そんな目立たせたいモノにこそ改良が必要かもしれません。これが一つのヒントになりそうです。

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ニットなら自然にもやさしいことは言うまでもないですね。
樹木にセーター悪くないんじゃないですか。

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レンガを包むニットもカラフルです。それがクリスマスの飾りつけのようです。

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階段を上る時が何だか楽しくなりそう。
まるでテーマパークに来たかのようです。

無機質な乗り物も

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例えば、金属で覆われた乗り物も暖かさあふれています。

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何の変哲もない、無機質な彫刻やバスに命を吹き込んだような感覚です。

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日本でもありました!
黒部ダムと書かれていますね。
サファリパークのバスぐらい目立っています。

車にカバーをしているのでしょうかね。面白い発想です。
広い駐車場で自分の車を見失うことがなくなりそうです。どこかでクルマカバーで売ったら面白いと思いますよ。

最後に

世界には裸の銅像があたりまえのように置かれているわけです。
それはもう、芸術としてそこにただ存在し、モノという感覚でしか人々は目にしていないかもしれません。そこに感情の欠片もない物体です。

それは街の中の支柱も、コンクリートでできた壁も、鉄の塊である乗り物も全てにして言えることかもしれません。

それがあることに慣れ感覚が麻痺しているのかもしれないということ、そして無感覚になってしまっている。

癒しの場所はテーマパークやぬいぐるみという商業品にしか刺激を感じなくなっている。

でも、無機質な銅像にパンツを履かせセーターを着せてあげたらどうでしょう、あまりの違和感を感じながらも奇妙な感覚がジワジワ感じてくるのではないでしょうか?

それはまるで、地蔵さまに笠をかぶせてあるあの感覚です。
きっと真夜中にそっと出てきてセーターを着た銅像がおもちゃやごちそうを山のように置いてゆくかもしれないですね。

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最近分かった事なんですけど長文読むの苦手です。もちろん長文書くのも苦手だったりします。なので、Twitterで話題性のあることを中心に今は書いています。

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