間もなく、丸2年経とうとしていますが、
私は今、すい臓癌と闘っています。

がんの告知

2014年5月1日。
私は、すい臓癌だと告知されました。
それは、以前見ていたTV番組の内容とは違い、患者である私本人に対して
アッサリと、そして淡々と告げられました。
その場には、付き添いの家族もいませんでした。
今は、こんな事は当たり前?
昔々のTV番組の様に、先に家族に知らせたりはしないようです。

自分自身で、「うすうす」そうではないかと感じながら診察を受けていましたが、
そうでは無い事を祈っていた私にとって当然ショックでした。

しかし、癌である事を本人が自覚する事で前向きに闘う事が大切なんでしょう。
その後、家族にどう説明するのか私の方が悩んでしまいましたが、
本当の事を話すしか無く、そのまま家内に告げました。

今でも、その時の家内の驚いた悲しそうな表情は忘れません。

癌の病期・進行度

私の癌は『がんの王様』と言われるすい臓がんです。
どんな癌もそうですが、早期発見し手術でそのがん腫瘍を取り除けば
場合によっては完治も可能です。
しかし、私が罹ってしまったすい臓がんは、早期発見が難しく、
発見された時には70~80%の人が手術不能です。

がんの進行度は、ステージと呼ばれ、
1.がんの大きさ(広がり) 
2.リンパ節への転移の有無 
3.他の臓器への転移
の、3つを組み合わせて分類されています。

そのステージは、
ステージⅠ(ワン)からステージⅣ(フォー)まであり
ステージⅣが最も進行している悪い状態となります。

私の場合、告知されたのはステージⅣで、
言わば手遅れ、末期がんの状態です。

出典 https://pixabay.com

写真は、上記URLより取得、修正したもの。
気の弱い方は見ないで下さい!
ぼかした部分がハッキリと見えます。

余命宣告

私の様にステージⅣで完治、根治が出来ないと判断された場合
やる事は延命治療のみなので余命宣告を受ける事があります。

早期に発見されたがんであれば、治癒する為の治療を行いますので、
医者も患者さん本人や家族を元気づけて一緒に頑張りましょうってなります。
しかし、問題はステージⅣなどで治すことが難しい場合です。

延命治療というのは、がんを治すための治療ではありません。
完治・根治は不可能なので、出来るだけ命を伸ばしましょうという治療です。
どうせダメだけど、今やれる事をとりあえずやってみよう。
でもまぁ、いずれは亡くなるでしょうという、
あまり前向きでは無い治療です。

この延命治療の方法が無くなった時、
大学病院などでは、転院、退院を勧められる事があるようです。
つまり現在の医学では、もう、これ以上治療法が無い時です。

大学病院などは標準治療と言われる治療が基本です。
これは厚労省のガイドラインに則った治療が基本で、
その治療方法が無ければ『早くここから出て行って!』というのと同じです。
大学病院などは、先進の設備もあり高度の医療技術を持ったスタッフの集まりです。
なので、緊急かつ難易度の高い患者に対処しなければならず、
治療法のない患者には、その為にベッドを開けなければならないようです。

そういった場合に、医師から「余命宣告」が行われることがあるようです。
私の場合は、当初がんの告知をされた時にはありませんでした。
しかし、昨年の10月に障害年金の申請書類に記入された予後(余命)の欄には、
『一般的には後6ヶ月』と、記入されました。
必ず、記入が必要な項目ですので仕方ありませんが、
やはりショックでした…

余命宣告することは如何でしょうか?
そうする事によって、患者本人にはプラスにもマイナスにもなる可能性があります。

出典筆者撮影

ショックでした・・・

余命宣告の問題点

余命宣告を受けても、それが絶対的な寿命ではありません。
それはあくまで過去のデータの『生存期間中央値』です。
私の場合は今月が余命宣告の6か月目になりますが、
まだ、何とか生きられそうです(笑)
実際、余命宣告を受けても、
それ以上何年も生きておられる方もおれば、
それよりも前に無くなる方もおられます。
私の親しいドクターの話では、実際の余命期間は
『残り一ヶ月程度になれば分かる』そうで、
それ以上長いサイクルでは分かりっこ無いと言っています。

そんな、いい加減な『余命宣告』が必要でしょうか?

我々がん患者やその家族は、癌の告知を受けた時に死』を意識しています。
余命の告知をされた時、それはグッと現実味を帯びてきます。
私も、日々弱っていく自分を感じながら『死』の恐怖と闘っています。
泣きたいくらいに辛い事もありますし、実際に人知れず泣いています。
でも、まだまだ頑張って奇跡を信じている自分もいます。

これがもっとネガティブなマイナス思考の人であればどうでしょう?
すぐに自殺してしまうかもしれません・・・
場合によっては、家族や恋人が後追い自殺なども考えられます。
余命宣告がその人にとって、どんな問題を引き起こすのか予測が付かないんです。

もし、余命宣告をしなかったら?

既に『死』を意識しているがん患者は、
衰弱していく過程でその内に気が付くかも知れません。

ならば、それまでにしたかった事があったとしても、
身体が弱ってしまって出来ない事が出てくる可能性もあります。
『なぜ、もっと早く教えてくれなかった』と、なる事も考えられます。

つまり、余命宣告をするかしないか、
余命を知る事でその患者にどんな影響が出るのか、
誰にも予測が付かないんです。

あなたならどうする?

私は既に余命宣告を受けてしまいました。
しかし、まだまだ奇跡を信じて生きています。
何時まで持つのか分かりませんが、これからも『がんの王様』と闘うつもりです

では、本人には知らされずに、
あなたの最愛の人の余命が宣告されました。

あなたは、
最愛の人に余命を告知しますか?
告知された余命を告げずに、黙って、そばに寄り添いますか?

あなたならどうしますか・・・?

この記事を書いたユーザー

インミン このユーザーの他の記事を見る

『癌の王様、すい臓がん』と闘っている56才のオッサンです。
2014年5月に、完治も根治も手術も不可能なステージⅣaで癌が発覚しました。
その後の様子を、愛犬のレンと共にアメブロに投稿しています。
完治不可能と言われても、決して諦めません❗
明るく❗元気に❗前を見て❗を、モットーに生きています。
どうぞ、宜しくお願いします(^-^)/

権利侵害申告はこちら