高浜原発3・4号機地裁の判断で運転差し止め

原子力規制委員会が策定した新規制基準に基づいて原発の安全審査に合格した関西電力高浜原子力発電所3,4号機の運転差し止めを滋賀県29人が求めた仮処分申請について、大津地裁は9日、差し止めを命じる決定を下しました。

地裁の主張

1.関電の説明が尽くされたと言えない
最大規模が、700ガルとしているが海底調査が含まれておらず不十分

2.基準地震動、過酷事故対策、避難計画に疑問
30キロ圏の住民を避難対象としているが、福島事故は圧倒的に広い範囲に影響が及んだ。自治体ではなく避難計画は国が主導して決めるべきだ

裁判官の主観の問題?

政府の新規制基準となる安全性確保が合理的かどうかの説明を関電に求め「主張および疎明を尽くしていない」と断じたのが今回の裁判結果です。説明が尽くされたかどうか、尽くす尽くさないは主観の問題。裁判官の思い次第でどうにでもなる結果でした。

今後の影響

政府は、全電源における原子力の比率を20~22%にする目標を立てていますが、目標実現が遅れるとエネルギー安定確保や、温暖化ガスの抑制が進まなくなります。また、関西電力は4月からの電気料金引き下げを計画していましたが、差し止めにより、値下げを見送る公算が強くなりました。電力不足による近畿圏での企業活動不安や、電気料金が高止まりする事によるマイナスの影響が懸念されます。

素人目線からニュースを斬る

皆さん、このニュースどう思われますか?私は専門知識に乏しい人間ですが、福島原発の悲惨な状況から考えて、企業活動・電気料金への影響と言われても人命の方が尊いなと感じます。ただ、今回の裁判では「説明が尽くされてない」という裁判官の主観が判断基準になっており、関電側が提出した資料を覆す地裁からの資料が不足しており、科学的な根拠がないと言われています。

想定外の事は起こるものという視点

私は、想定外の事は起こるものという視点も必要だと思います。福島原発の際にも想定外の津波が影響でこのような事態になったと説明があります。悲惨な事故が起こった後、想定外の事が起こったから仕方ないって言われても困りますし。ただ、この考え方からいくと原発再稼働はできません。想定外の事が起こるかもしれない、今起こるとは思えないものが起こるかもしれない、この可能性は否定できないからです。

せめて何が起こっているかは知って自分の考えを

このように高度な問題は、素人が技術的にどちらが正しいのか判断するのは無理な事だと思います。関電から提出された数十万ページに及ぶ資料は到底目を通すことは不可能です。ただ、無理な事でも、何が起こっているのか自分の感性に触れ知り、判断する努力を怠らない事が大切だと思います。

その中で、国の行く末を左右する今回の地裁の判断は、どうかなという想いもあるのです。安倍政権は経済最優先で政治を進めています。電力の安定・安価な供給は経済活動を順調に進めるためには不可欠なものです。もし、本気で原発再稼働に反対、もしくは廃止を訴えるのであれば、自民党ではなく、原発の停止・廃炉を訴えている政党を支持するのが本筋だなと思います。具体的にいえば、共産党、社会民主党などが強烈に廃止を訴えています。次の参院選は、憲法改正や安保の問題だけでなく、広く各政党が掲げているマニフェスト、それが実現可能かを考えて投票されてはいかがでしょうか。

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