津波が世界でもTSUNAMIと呼ばれるようになった経緯は案外知られていないもの。それは、今からおよそ50年前の1960年に発生したチリの大地震までさかのぼります。

チリで観測史上最大級の巨大地震発生 M9.5

1960年5月22日にチリはマグニチュード9.5の有史以来最大の地震といわれる巨大地震を経験しています。 本震の前後に何度もマグニチュード7クラスの地震を受けたため、ほぼ全土が壊滅状態となりました。この時は、本震発生から15分後に約18メートルの津波が チリ沿岸部を襲いました。

イースター島のモアイ像も倒れる

この時のチリ大地震の影響で発生した津波は環太平洋全域に達し、太平洋諸国のあちこちにたいへん大きな被害をもたらしました。イースター島のモアイ像が倒れたのも、この地震です。

ハワイ島のヒロ湾で10.5メートルの津波観測

ハワイ諸島には約15時間後に津波が到達、日系人がとくに多く暮らすヒロの町が津波の直撃を受けました。ハワイ島のヒロ湾では、10.5メートルの津波を観測しました。

ハワイの日系人が”TSUNAMI”と呼んだことがきっかけ

津波を英語で”Tsunami”というようになったのは、このハワイのヒロの町が津波の被害を何度も受けたため、 日本語の”津波”がそのまま英語になったと言われていますが、これには諸説あります。

1896年(明治29年)に、日本で起きた明治三陸地震の時にアメリカで発行された"National Geographic Magazine"の中にTsunamiが使われたのが始まりのようです。 その後1946年にアラスカ付近のアリュシャン列島で起きた地震でハワイ島まで津波が押し寄せ、そこの日系人がTsunamiと呼んだのを、地元の新聞が記事にしてしだいに一般化していった。 

出典 http://jack8.at.webry.info

これによると、TSUNAMIと最初に使われ始めたのは、もっと前の1946年の地震だとされています。どちらにせよ、ハワイの日系人がTSUANMIと呼んだことがきっかけのようです。

太平洋津波警報センター(PTWC)

太平洋上の津波注意報、津波警報は太平洋津波警報センター(PTWC)が発令します。PTWCにより、まず注意報(Tsunami Watch)が発令されます。津波の危険性が確認された場合、この注意報は警報(Tsunami Warning)に切り替わります。

1960年のチリの巨大地震発生後、日本には約22時間半後に津波が到達、最大で6メートルの津波が三陸海岸沿岸を中心に襲来し大きな被害をうけ死者も出ました。

日本における津波の規模は、ハワイの約半分といわれ気象庁ではハワイの津波観測を確認して、 日本への津波の規模を推測されるとしています。

1960年5月23日午前4時すぎ(日本時間),チリ南部でマグニチュード9.5という観測史上最大の超巨大地震が発生しました.これによって生じた大きな津波は平均時速750kmという高速で太平洋を横断し,22時間半後の午前3時ごろに太平洋の真向かいにある日本列島の沿岸に達しました.

出典 http://dil.bosai.go.jp

日本がこのとき、どれだけの被害が出たのか詳細が書かれています。

津波は徒歩速度を遙かに超える速度で押し寄せます。どうしようかと迷っている時間が命に直結する場合があります。危険だと判断したら、すぐに高台に避難しましょう。避難区域外に避難することが間に合わない場合は、できるだけビルなど(3階以上が望ましいとされています)高い場所に、迅速に避難することが必要となります。

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