出典photo:Buono/隅本

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イタリアンスクーターの代表格と言えばVespa(ベスパ)を思い浮かべる人も多いでしょう。
それだけファンも多く、世界で最も有名なスクーターだと言って差し支えないんじゃないかと思います。
でもイタリアンスクーターの世界には、かつてベスパと人気を二分するほど支持されたブランドが存在しました。
それはイノチェンティ社が生産したLambretta(ランブレッタ)なんですけど、イタリアンスクーター全盛期だったころはベスパ同様に世界各地でライセンス生産されるほどの勢いがありました。
しかし残念ながら1970年代になると生産を中止してしまい、その後にランブレッタに関する権利やイタリア本国での生産拠点だったミラノ工場は売却されてしまいました。
この辺りに関しては正確な資料を見つけられないので曖昧な情報となりますが、"ランブレッタ"という名称に関する権利、それと生産に関する内容の権利とに分けられていたようです。
ともかくこの一世を風靡したイタリアンスクーターの雄はベスパに遅れること1年となる1947年に産声を上げ、それ以来ベスパとの熾烈な性能争いによってファンからの注目を集めるようになりました。
またモッズムーブメントの世界観においてもスタイリッシュでファッショナブルなスクーターとして脚光を浴び、つねにベスパとのライバル関係が多くのスクータリストによって語り継がれてきた名車の系譜……それこそがランブレッタというブランドでした。

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さて現在のランブレッタがどうなのかと言えば、すでに本家生産メーカーは存在していないという状況です。
ただイノチェンティ社から権利を入手したとされるSIL(スクーターズ・インディア・リミテッド)によって、リフィニッシュスクーター"ランブレッタGP200"が供給され、日本国内にはランブレッタファンにおなじみのカシラプロダクトがデリバリーを行っています。


カシラプロダクトはイタリアンスクーターを主に取り扱うトータルサービスショップとしてベスパなどにも対応してくれますが、やはりランブレッタファンによく知られるスペシャルショップです。
ランブレッタに対する造詣も深く、ベース車も常時ストック。そうしたストック車両を元にして一から作っていくことも、持ち込み車両に対するレストアやチューニング&カスタムにも幅広く応えてくれます。

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そしてもう1店、忘れてはならない存在なのがランブレッタビリティでしょう。
あくまでランブレッタにこだわり、修理、部品販売、カスタムなどのオーダーを受け付けていますが、修復作業(フルレストア)に対してとくに力を入れている有名ショップです。
その内容はクオリティもセンスも世界が認める仕上がりで、ランブレッタファンからも一目置かれる存在だったりします。

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Buono/隅本辰哉 このユーザーの他の記事を見る

二輪ジャーナリストとしてバイク&スクーター雑誌を中心として活動中。主に新旧スクーターに関する記事が専門。 とくにベスパを得意としていてベスパ関連書物などの出版もしています。なのでベスパを軸にスクーターやバイクのこと、ときには取材で出かけた食や遊びや旅のことまで書き記していきたいと考えています。

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