アメリカ、ニューヨーク市クィーンズ区で2007年に実際に起きた事件です。

犯人は、わずか$33(約3千5百円)を強奪しただけで、どうして懲役75年もの刑罰を言い渡されたのでしょうか?被害者の女性を殺害したわけではありません。

実際の事件のニュースが今もまだ残っています。ニュースは時間が経つと普通は消去されるのですが、今もまだこの事件のニュースを検索するとたくさん出てきます。それだけショッキングな事件だったのです。英語ですが、そのうちの1つをここに載せておきます。そこには被害者の女性と、加害者の男性、双方の顔写真や氏名まで公開されてます。

事件詳細

2007年ニューヨーク市クィーンズ区で、教会に行こうとした101歳の女性が、アパートのロビーで男に殴られて、持っていたバッグから$33(約3千5百円)を強奪された。犯行の一部始終が、監視カメラの映像にうつっており、後に47歳の男が逮捕された。

被害者の女性は、この男に両手で顔を殴られ、左の頬骨を骨折、目には青あざができた。

この事件での裁判が終わった2009年に犯行時の監視カメラの映像が、報道番組で公開されると、あまりにも卑劣な男の犯行に全米中で大騒ぎとなり、容疑者の男に対する壮絶なる批判が飛び交った。

被害者の女性 犯人に対して語る

2年後の2009年、事件での裁判終了後に報道陣のインタビューに答えた被害者の女性は当時103歳となっていた。被害者の女性は犯人に対して「このような犯罪を犯してしまう人をお気の毒と感じる」とコメントしている。

裁判では、容疑者が無実を主張したが、クイーンズ最高裁判事は、「無防備な高齢の女性に対して3発も顔を強打するような無慈悲な男に対して釈明の余地は一切ない」と訴えを退けた。

懲役75年という重罪判決が下される

この男には、2006年にも51歳の女性を殴る蹴るの暴行を加えて持ち金を強奪するという余罪があることも判明。

最終的にこの事件は、ただのひったくり強盗事件ではなく、被害者の女性が101歳という高齢だったこともあり、陪審員によって”高齢者に対するヘイトクライムでの増悪での強盗傷害である”と判断され、75年もの重罪判決を男は言い渡された。

$33を奪って人生を棒に振った男

ヘイトクライムでのこのような犯罪では、最も重い刑は懲役90年だという。それが懲役75年に減刑されたところで、犯人の男は47歳。刑を終える時には100歳をはるかに超えているので、実質終身刑と同じ。生きている間にこの男が塀の外に出てくることはないだろう。

男が同様の犯行を繰り返していること、ターゲットが無防備な年配の女性であったこと、そしてそのような女性たちに対してなんのためらいもなく殴る蹴るなどの容赦ない暴力を加えて怪我をさせていること、さらに男が無罪を主張するなど反省の意思が全くないこと、特に今回の事件に関しては、101歳という高齢の女性に対して暴力を加えたという通常ではとても考えられない犯行であったことなどもあり、できる限りの厳しい罰則が適用されたのだと思われる。

万が一、この男が生きて社会に出てきたとしたら、世間からとんでもない社会的制裁が下されるであろう。そういう意味でもこの判決は、正しかったのかもしれない。この男がしたことは、あまりにも愚かすぎるそして卑劣な犯行であった。

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