南相馬避難解除取消等請求事件意見陳述

Eと申します。
本日は意見陳述の機会を与えて頂きありがとうございます。

(続く)そんな中、国は去年の12月28日に年間20ミリシーベルト(mSv)という
高い基準で特定 避難勧奨地点を解除しました。2度の除染をしても雨どいや側溝
付近では未だに毎時 4μSvの高線量が出ます。国は、ずっとその近くにいる訳じ
ゃないから 大丈夫といいます。確かにそうかもしれませんが、除染したのは宅地
のみ。未だ田んぼや畑、原野や農道はすべて除染を完了していません。
将来被ばくによる何らかの影響は出ないのでしょうか。解除されたからといって
簡単に「はい、戻ります」という訳にはいきません。

私たちは仮設住宅の期限が切れたら行くあてがありません。今の南相馬市には
空き家や空アパートがありません。復興団地に入る権利のない私たち家族には、
自宅に戻るしかないのでしょうか。これから未来ある子どもたちを被ばくさせる
しかないのでしょうか。
事故前は米や野菜は両親が作り、水は井戸水を飲んでいたので食費はそんなに
かかりませんでした。今は、仮設住宅三軒分と、たまに行く自宅の四軒分の
光熱費を支払っています。東電からの補償金は事故後まったく住まなくなった
自宅のローンに消えました。解除で補償が打ち切られるなか、余計な出費が
大変です。
チェルノブイリでは年間1mSv以上で補償付きの避難など補償を受ける権利が
あるとされました。日本でも事故以前は年間1mSvが国民の被ばくの限度と
されていましたが、いつのまにか20mSvに引き上げられていました。
私は、国による一方的な解除には、とても納得いきません。
現段階での解除は一度白紙に戻した上で、私たちの声を聞き、私たちに寄り添い、
何か良い対策・補償を考えてはくれないでしょうか。                                                               

                           以上(完)2-2

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