「ウソをつかない素直な子どもに育ってほしい」と親が願っても、子どもはよくウソをつくものですよね。もちろん大人だって、小さなウソを含めたら、ウソをつかない人はほとんどいないはず。
けれど、とりわけ小さい子どもがウソをつくと、「こんなに小さい頃からウソをつくなんて、将来どうなってしまうのだろうか?」と心配になってしまいますよね。
子どものウソの中には、成長の過程でついてしまうウソや、対策をしないといけないウソなど色んな種類があります。ここでは、子どものウソの理由と対策についてご紹介します。

幼児期特有のウソ

幼児期はまだ脳の発達段階のため、子どもの頭の中では空想と現実の世界が混沌としています。なので、この時期には、空想世界での出来事や自分の願望などを現実だと思い込んでウソをつきます。例えば、「ぬいぐるみがしゃべった」「空を飛んだことがある」といったウソです。
この幼児期特有のウソは、年齢が上がって現実と空想の区別がつくようになると自然となくなります。2~3歳くらいから始まり、小学校低学年くらいには消滅することが多いので心配はいりません。

感受性や創造性が高く、知恵のある子どもが、よく幼児期特有のウソをつくともいわれています。ウソをついているときの本人は、ウソをついているつもりはなく、現実のことだと捉えています。なので、幼児期特有のウソの場合は、無理にウソをつかせないようにするのではなく、「そっか~」と流してあげたり、空想の話を一緒に聞いてあげたりしましょう。

子どものウソで心配なウソとは?

子どものウソの中には、将来のためにも流してはいけない、心配なウソもあります。
心配なウソとは、自分が叱られないためにつくウソや、ラクをしたい・楽しみたいといった目的のためにつくウソです。また、仮病など、かまってもらいたいがためにつくウソなどがあります。
それに、小学校高学年くらいになっても、「行ったことがないのに行った」と言ったり、「持ってないのに持っている」と言うなどといった“願望”のウソをつく場合も心配です。
子どもがこれらのウソをつく場合、頭ごなしにウソをついたことを叱るのではなく、まずは以下のような「ウソをついた理由と目的」を考えてみましょう。

・日頃から子どもを叱りすぎていないか・よい子でいることを求め過ぎていないか・親が忙しくて子どもを構えていないのではないか・親自身がウソをよくついていないか

普段からストレスをかけられていると、子どもはウソばかりついてしまうことがあります。また、子どもは親の行動をよく見ているため、親が「嘘も方便」と、ちょくちょくウソをついているのを真似している可能性もあります。
生活環境などで心当たりがある場合は、まずは大人から改善し、子どものウソが少なくなるか様子を見るようにしましょう。

子どもがウソをついたときの対策は?

ウソをついた子どもには、頭ごなしに叱って萎縮させてから謝らせるよりは、ウソをついたことを自分から告白させるほうが◎。
明らかにウソと分かることでも、子どもはウソを突き通そうとします。そういった場合には、「怒らないから本当のことを言ってほしいな。本当のことが分かればとても嬉しいのだけど…」と優しく言ってみましょう。
「嘘つきは泥棒のはじまり!」「ウソをつくなんてろくな大人になれないよ!」というような、ウソに対するネガティブな表現を使って制止するより、真実を言うことへのポジティブな表現を使うほうが、子どもは正直に話すようになります。
そして、本当のことを言っても決して怒らないこと。「怒らないから」と言ったにも関わらず、ウソを正直に話した子どもを叱ってしまうと、親もウソをついたことになってしまいます。
真実を教えてくれたことは褒め、ウソをついたことは蒸し返して怒らないことが大切です。
また、日頃から“ウソをつくことはよくない”ということを、親子の共通認識として確認しておく必要があります。
「ウソをつくとどうして困るのか」「ウソばかりついているとどうなるのか」などを親子で話し合っておきましょう。イソップ童話「羊飼いの少年とオオカミ」などを読み聞かせ、話し合っておくというのもよいですね。

子どものウソには、流してよいものとそうではないものがあります。心配なウソが続くようであれば、子どもにストレスがかかっていたり、無理をさせたりしていることからくるSOSの可能性も。そのときは、ウソをつくという事実を真摯に受け止め、親側が原因に心当たりがないか確認し、改善することが大切です。

<プロフィール>
たいらまお
フリーライター
大学時代に教育学部で言語学・教育学・心理学などを学ぶ。大学卒業後、教育関連企業に就職。退職後カナダに渡り、留学カウンセラーとして働く。現在は帰国し、子育ての傍らフリーライターとして、子育て・恋愛・旅行関連の記事など幅広く執筆活動を行っている。

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