現在、私は40歳美容師で、美容師歴が10年。

20歳とき短大を卒業して、一般企業に就職してパソコンでのお仕事、事務職、印刷物のデータ編集、デザインなどを8年間。使用できるソフトは、ワード、エクセル、イラストレーター、フォトショップ、ホームページビルダー。たいしたことはできませんが、美容師さんには無縁のものばかりです。事実、美容室に勤めてびっくりしたことに、美容師さんのほとんどがパソコンを全然使えないということ。勤めた先の美容室で、パソコンが使えることに重宝されました。
OLをやっていて、28歳のとき、「このまま40歳・・・50歳・・・とOLを続けるのだろうか・・・?」20代半ばで結婚でもして、子供でも作るものとばかり考えていましたが、結婚できるような相手もいない、将来の展望もない・・・・・散々悩んで、ネイリストになりたい!と考えて生きる活力が見えてきました。
しかし、OLしながらネイルの勉強をして、感じたことは
「これでは食えないな・・・美容室で、ネイルを提供しながら美容師免許を取って、将来的には美容室ではできない美容コンサルティングのようなビジネスを展開したい」と、今進行しているビジネスプランの前身をイメージし、美容師になる決意をしました。美容室だって儲かっていない時代なのです。美容室を持ちたいとは思えませんでした。
結局OLを辞めて、美容室に勤めながら美容学校に3年通い、ネイルの勉強も続けました。国家資格美容師免許を習得したのが、33歳・・・・さて、美容室を変えてみよう!新しい世界で勉強だ!電話で、美容室に面接をお願いします。
「は?33歳で、美容師歴3年!?・・・・そんな人、雇う美容室ないよ・・・」

10件ほど、電話で断られました。
さて、どうするか。

アポなし、直接美容室に行き「スタッフ募集していますか?」とご担当者に聞き面接を申し込みました。電話では、全て断られたのに、スタッフを探している全ての美容室で面接をしてもらうことができました。結果的に、自分の勤めたい美容室に雇ってもらうことができたのです。人は見た目が9割といいますが、経歴よりもわたしのパーソナリティを買ってもらったと感じました。(決して、自分が美人だったからとか、そういう論点でお話をしているわけではありません。見た目を大切にしていることが、相手に伝わった結果、私のパーソナリティに興味を持っていただけたのではないかと推察します)

2度、美容室を変えたのでやはり2度目の面接を申し出たときも全く同じでした。そのときで36歳。電話で、同じことを言われます。「は?36歳で美容師歴6年?そんな人、無理ですよ・・・」さすがに二度目。はいはい、そうですよね、そうなりますよねと2~3件の電話であきらめて、直接美容室に直談判に行きましたところ、なかなかホネがある、とまでお褒めいただいたほどです。年齢にとらわれず、わたし自身を見ていただけた結果、また自分の希望の美容室に勤めることができたのです。

でも、ここからが地獄の美容師修業時代到来です。36歳、小さな店での経験しかなかったので、技術は一から勉強し直してくださいと担当マネージャーから通達。十代や、21、22歳くらいの若いスタッフに交じって、36歳のまあまあなオバサンが(まぁ、多少若く見られるほうですが、事実36歳なのです)講習会やレッスンに通って3年・・・ようやく、色々なことが進みましたが、この3年間を振り返ると、もう二度とできない・・・もう二度と戻りたくない・・・若い方でもヒーヒー言う美容師の修業・見習い時代。なんど逃げ出そうかと思ったか知れません。実際、この3年間に何人もの若いスタッフが逃げ出しました。きちんと辞めた子もいますが、ある日突然出勤しない、連絡がつかない、もうレッスン中に泣いて走って逃げた・・・15人は辞めたと思います。

でも、わたしは30代半ばです。20代OL時代にしっかり遊んで暮らして納得していました。その余裕の分、また将来的に自分のビジネスプランを実行するため、耐えられたのです。わたしが20代ならやはり、間違いなく美容師の修業・見習いは走って逃げだすでしょう。

今、現在40歳で美容師歴10年ですが、ほかの美容師さんにはない感覚、考え、一般企業で培った社会知識が、今のビジネスに生きていると感じます。

年齢なんてただの数字の羅列と考えます。


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京都リサーチパークのオフィスBasic Laboratoryにて、コンサル&技術提供をしております現役の美容師です。美容師さん目線プラス、めずらしい角度から様々な美容に関する情報を提供いたします。

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