2016年2月22日、デンマークである画期的な試みのスーパーがオープンして話題になっています。その試みとは、賞味期限切れが近かったり、賞味期限は切れていて消費期限が近づいている食品だったり、包装に傷があったりして、普通のスーパーでは廃棄されてしまっていた商品ばかりを売っているお店なのです。

スーパーの名はWeFood(ウィフード)。デンマークでホームレスを支援する非営利団体とキリスト教系の慈善団体が考案した店舗で、開店の為の資本は、公共活動によって集められたといいます。

デンマークでは、毎年70万トンもの食材が廃棄されていたのだそうです。そこで国民意識を変え、廃棄される食料を減らす試みが行われ、過去5年間で25%減排気量を削減する事に成功しました。さらに意識を高くして廃棄する食材を減らしていこうと考え出されたのかこのスーパー。ここWeFoodで販売されている商品は、従来ならば捨てられてしまっていたもの。それを30%〜50%ほど値下げして販売しているのです。

野菜などは若干フレッシュさには欠けますが、調理方法などによっては問題なく使えますし、加工品は品質も変わらずとてもお買い得、安全面は全く問題ありません。Wefoodでは、野菜や果物、飲料、冷凍食品まで、そんな様々な魅力的な”わけあり品物”が揃っています。

値段をぐっと安くする事で、収入の少ない貧困層でも買い物が出来ますし、意識の高い消費者層も関心を持って買い物に訪れます。デンマークの大手スーパー・Føtexや輸入業者など、いくつかの企業がこの素晴らしい試みに賛同して協力、無償でスーパーに商品を卸ろしています。

「世界には、充分な食事を得る事も難しい人が大勢いるのに、毎年何十トンもの食材が廃棄されているなんて間違っている。無駄をなくさなくては!」そんな思いで始まったWefoodの利益は、飢餓に苦しむ国への支援などに使われるのだそうです。

この試みは大成功の様で、毎朝、開店前には長い列ができています。今後は、デンマーク国内に広く店舗展開していきたい考えなのだそうです。

実は、日本の食品廃棄量は、世界でも1、2位を争うほど。年間1900万トンもの食品廃棄物が出いるといいます。これは七千万人の人が1年間食べていける量だそうです。しかしこれはあくまでも、企業の調べであり、個人や家庭で出る「まだ食べられるけれど捨てられてしまっているもの」の量をプラスすると、更にその排気量は倍増する事は想像に難くないでしょう。

デンマークのこの素晴らしい取り組み、日本でも同じ様な動きが広がれば良いのにと感じます。そして私たち一人一人の意識も、もっと変えていかなくてはならないのではないでしょうか。

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