日本では過去、映画による規制は単に成人映画かそうでないかの
2種類くらいしかありませんでしたが、1975年に大まかなR指定が始り、
1998年からPGなど細かく規制されるようになりました。

今回はアメリカの映画の規制用語(Movie Rating)についてご紹介しておきましょう。

渡米されるご家族で、お子さまがいる方は、知っておくべき事ですね。

制限の緩いものから順に説明しておきます。

まず、日本の「一般」にあたるものがアメリカでは「G」となります。
これはGeneral Audiencesというもので全年齢に適していると判断された映画です。

次に「PG」、これはParental Guidance Suggestedで、
映画鑑賞の年齢制限はありませんが、
子供に見せる前に親(または保護者)が内容を検討する事を勧めるもので、
一部内容が子供には適さないと思われるシーンや言葉があるという意味です。

つまり、保護者に判断を委ねますという事ですね。

でも、このランクでは日本では「一般」に入る程度のものですから、
特に問題はないでしょう。

例えば、恋愛物だったりしても、性描写などの シーンはありません。
軽いタッチのキスシーンは ありますが、濃厚なシーンは無いという事です。

ここからはちょっと違います。 少し注意が必要となります。

「PG-13」は、Parents Strongly Cautionedで、
13歳未満の子供の鑑賞については、 保護者の厳重な注意が必要という意味になり、
日本の「PG-12」のように、13歳未満の子供は映画館への入場は
保護者が必要となりますが、けして視聴に対する制限ではありません。

ただ、日本のPG-12指定の物より映画内容自体は もっとマイルドです。
日本のPG-12には、アメリカではR指定されるような物もありますから。

意外にもアメリカは日本ほど子供に対して ある意味、開放的な国ではありません。

このランクは暴力や卑語、ヌードを含む場合がありますが、
激しい暴力シーンや露骨な性描写はありません。

なので、判断は保護者に委ねるとされています。

日本ではこの程度のランクでは多分「一般」となるでしょう。
それだけ、アメリカは子供に対して、厳しく規制を しているということです。

これは子供たちに悪い影響を与えないようにと
保護者に助言しているということなのでしょう。

まだ自分の子供は、こういうのは早すぎると保護者が判断したなら、
この映画は「もうちょっと大きくなってからね」という事ができるランクです。

次は制限ありのランクです。注意が必要となります。

「R」です。これはRestrictedで、17歳未満の鑑賞は保護者同伴が規則となります。
上の「PG-13」もそうですが、もっと厳しい制限です。

17歳未満の子供にこの映画を見せるのであれば、
保護者が責任を持つということを意味します。

かなり激しい暴力や卑語、ヌード、 露骨な生描写(ポルノではありません)、
薬物乱用などを含むシーンがあるという事です。

ただ、日本の「R-15指定」(15歳未満入場禁止)とは違い、
保護者同伴であれば、17歳未満でも視聴ができるという、
PG-13とは逆の意味で、こちらはアメリカの方が規制的には緩いですね。

だからといって、アメリカの「R」が日本の「R-15指定」に
相当するような映画かといえば、そこまでではありません。

日本ではもしかしたら、「一般」や「PG-12」に入るような映画も
アメリカでは「R」になっている場合もあります。

そういう意味では、やはりアメリカは厳しいですね。

例えばティモシー・オリファント主演の「ヒットマン(Hitman)」は
日本では「PG-12」ですが、アメリカでは「R」です。

殺し屋による暗殺を題材とした作品なので、
17歳未満の子供には、刺激が強いと考えられるからでしょう。

これは、アメリカの犯罪大国というバッグ・グランドによる
日本との考え方が大きく違ういい例かもしれません。

最後に絶対に一般の映画館では上映されることのない、 「NC-17」です。

アメリカで唯一、視聴が年齢で制限されるランクです。

これは、保護者が同伴でも18歳未満(つまり17歳以下)視聴は禁止されています。

日本の「R-18(18禁)」にあたるもので、成人映画です。

アメリカでは俗に「XXX(トリプルX)」と呼ばれる物、
日本では「ポルノ」と呼ばれる物です。

ニューヨークではマンハッタンのタイムズ・スクエアーあたりに行かなければ
上映はされていません。

ただ、タイムズ・スクエアーにしろ、ちゃんとした映画館では上映されていません。

私は観た事がないので、詳細はわかりませんが、
ポルノ関係のお店の前に「XXX」と看板が出ているのを見かけた事があるので、
多分そのお店の中で上映されているのだと思いますが。。。

アメリカのそれは。。かなりキツイようです。

日本ではそこまでいくら「18禁」と制限された映画でも
映さない(ボカス)ような場所まで露骨にアップされるようなものとなります。

日本では裏ビデオと呼ばれる物だと思います。

いくらこうやって映画界が制限してても、
今はネットで何でも観れちゃう時代だから、どうしようもない気もしますが
それでも、これらの映画の規制は保護者として知っておかねばなりませんね。

ご参考になれば、幸いです。

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さくらまい このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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