これは私が就職で上京することになって、3年後のことでした。自分でお金を稼いで、自分で家賃を払って。やっと一人前になった気がしていた私は、母を田舎から東京に呼びよせて、観光案内することにしました。

久しぶりに母と再開しました。老けてた。

私の母は、もともと老け顔なので、歳の割には若くみえました。それでも数年経って久しぶりに会った母は白髪が増えて、シワも増えて、なんだか老けたように思いました。

飛行機代も全部支払った私。空港から私が一人暮らししている家までは距離があるため、「荷物は少なくしてね」と言ったのに、旅慣れていない母は旅行かばんとボストンバッグと、弁当のゴミが入った白いビニール袋をさげていた。やっぱり私の母だ。

コーヒーが飲みたい。母のわがまま。

東京観光をこれからしようというのに、空港ではしゃぐ母。突然の母のわがまま「コーヒーが飲みたい」に付き合って、私が1ヶ月もかけた観光計画を一瞬でダメにするのです。それでも嬉しそうに、どこにでもありそうなコーヒーをズズッとお茶でも飲むかのようにすすっていました。

行き先を間違える。バカな親子。

羽田空港から鎌倉へ向かっていたはずなのに、気づいたら品川駅をすぎさった。久しぶりの再開に私も浮かれて、行き先を間違ったらしい。すでに計画は狂っていたのに、さらに移動で観光時間が削られていきました。

タイミングの悪さ。母ゆずり。

突然の腹痛。このタイミングの悪さは親譲りなんです。途中下車して、駅のお手洗いを借りました。「これは長いパターンの下痢や…」私は情けなくうなだれた。

美術館がしまっていた。

計画では次の日に行くはずだった美術館に、近くだったので寄りました。開催日は行った日の次の日で、結局、中は見ることができず次の目的地に向かうことに。

コアラを見るために、2時間かけて動物園へ。

美術館から動物園へは2時間くらいだったけど、今日行こうと思っていた鎌倉へも時間がかかる。それなら、今日中に動物園を見ておこうということで、2時間かけて動物園に向かいました。

動物園がしまっていた。母とケンカする。

朝、空港でコーヒーを飲んでから、観光という観光をしていない親子。時間だけが過ぎていき、東京1日目が終わりました。天気が良かっただけが幸いでした。

デパ地下で惣菜を買って家へ

夜も遅く、長時間の移動で疲れきった母。東京のレストランで食事をしようと思っていましたが、デパ地下で惣菜やお弁当を買って、家へ帰りました。一日を振り返って「私たちは親子だね」と母は笑った。なんだか私は悔しかった。

朝起きると母は掃除をしていた。ありがとう。

朝起きると母は掃除をしていました。出しっぱなしの衣服を洗濯機へ入れて、洗わずに残していた食器を片付けて、テレビの上のホコリを拭き掃除していました。社会人になって何でもできると思っていた私は、何にもできてなかったことに気づきました。ふと「この人は主婦歴何年なんだろう」そんなことを思っていました。

自分のダメさに気づいた。私、がんばるね。

東京に出てきて、仕事もそこそこできるようになったけど、目をつむっていたり、見逃してしまったことがあったのかもしれないと母と再会して思い始めました。

いかがでしたか。就活をした時、一人暮らしをした時、恋人ができた時、出産をした時…人はそれぞれのタイミングで「やっぱり母はすごい」ということを思うのかもしれません。私はこのタイミングで「自分のダメさ」に気づけてよかった。そんなことを思った春でした。ちなみに、大失敗をした次の日は、母と鎌倉へ。魚介類を楽しんでもらい、なんとか満足して田舎へ帰っていきました。

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