イベントとは人を集めたり、物を売ったり、人を繋げたりとする集まり場所だ。人が集まらないと利益にならない。そればかりかそもそも人が集まらないとイベントとして成立しないのだろう。しかしソーシャルメディアによりイベントの生態が変わりはじめた。従来のイベント会場に「人を集める」事で成立するのではなくソーシャルメディアに人を集める事で成立している。

つまりはリアルな世界でどれだけの人が集まるかより、オンラインの世界でどれだけネタになり話題になり「素材」になるかがイベントの醍醐味になってしまった。

「それがどうした?」と思われるかもしれないが、イベントプランナーにとって一番つらいのは「果たして人は集まるのか?」という絶対的な課題。大学生の頃から僕は500人以下のイベントをいくつか企画しては実行してきたがイベント当日は心臓が痛い。果たしてこれを仕事でしている人はどれだけのプレッシャーだろうか。

人を「集める」って事は大変な事だ。
でもこの新しいイベントの生態は全くそれを反するのである。

人なんて集まらなくてもいい!話題になり、会場にとうてい入りきらない単位の数百、数千人にシェアされ共有されればイベントは成功なのだ。しいて言えばリアルの世界では2回目、3回目と参加者が増えれば良い。

「来てくれたらXXXが当たる!」とか「会場限定XXXが貰える!」とかもいらない。
とにかく面白い事を考えてSNSで拡散できる仕掛けを追及する。企画者としてはストレスフリーにクリエィティブになれる!

アメリカとかだと「エアーギター」なんかするけど、日本だったら「エアー三味線」とか「エアー太鼓」とかどうだろうか。そんなイベントをして人が集まるのか?

集まらなくていい。無理して集める必要もない。
集まった人が楽しそうで、イヤ、やっている奴らが楽しいそうなら人は自然と集まる。そんな祭り事が増えたらもっと日本は盛り上がるのでは無いだろうか?

億単位のお金が動くプロのイベントから考えると安易な発想かもしれない。

しかし、僕らは暇なのだ。実に暇なのだ。
だからアクションを起こす。

人はここ数年、体を動かす事よりモニターに入り込んでいる。しかし、また人を外に引っ張りだすのも、また人をアクティブにさせるのもモニターがやり遂げるかもしれない。

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