南欧地方では料理に欠かせないオリーブオイル

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日本でも、オリーブオイルの値段が上昇しているのは恐らくみなさんもお気付きでしょう。2014年以降、オリーブオイルの2大生産地といわれるスペインとイタリアでオリーブの収穫が激減。そしてその被害は今年になっても過去最悪と言われているほど。

2014年から続く干ばつや異常気象

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オリーブオイルが世界の総生産量の半分を占めるというスペインでは、2014年以降不作が続いています。というのも、酷暑や干ばつといった自然による影響に加えオリーブの木にバクテリアが繁殖し収穫が激減。

イタリアではピアス病が蔓延

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また、イタリアではイタリア最大のオリーブの生産地としても知られる南部プーリア州で、昆虫を媒介として細菌に感染しオリーブの木を枯死させる「ピアス病」が蔓延。2015年には百万本のオリーブの木がこのピアス病により被害を受けたそう。

また最近では異常気象によるハエの大繁殖で、オリーブの木が全滅の危機にさらされていると言われています。特にオーガニックのオリーブオイルを生産していたトスカーナ州の工場は、今は休止してしまっているほど大打撃を受けているとか。

そういうわけで当然価格が上がる

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特にイタリアでは北欧のような涼しい気候が年中続き大雨も重なったことで、この数年間ハエにとっては繁殖を促す格好の条件が揃ってしまった様子。こうした不作続きにより、スペインやイタリアのオリーブ収穫高が40万トン以上も減少してしまったために、今後も価格の上昇は避けられないようです。

チュニジアでも痛手

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オリーブの不作はスペインとイタリアだけでななく、世界でトップ10に入る生産地として知られているチュニジアでも、今年は20万トンの収穫減少が見込まれています。

エキストラヴァージンオリーブオイルの卸価格は14%~20%も上昇

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数年に渡るオリーブの破壊的な大凶作により、過去1年半で価格がなんと50%以上も上昇しているそうです。そしてイギリスでもスーパーなどに卸されるオリーブオイルの価格は、去年の11月までに更に10%上昇。これまでの2倍の容量の値段を払わなければ買えないという現状に。

結構使えるEXオリーブオイル

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筆者もよくエクストラヴァージンオリーブオイルを使いますが、上質のオイルはサラダやパンにちょっとつけて食べるのって本当に美味しいですよね。南欧ではその名の通り「液体ゴールド」と呼ばれ、古代からオリーブの生産に深く関わって来ました。

だからこそここ数年の大凶作は、国にとってもかなりの痛手だろうと思われます。特にイタリア&スペインは、オリーブによる収益減少という以外にも昔からの国の代表産物を守りたいという気持ちがあるのではないでしょうか。

いつも体に優しいオリーブオイル

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日本でもオリーブオイルの価格上昇は避けられないようですが、身体にいいと言われるオリーブオイルなので、多少値上がりしても今まで使っていたらやっぱり使いたいと思いますよね。筆者はオリーブオイルとライスブランオイル(米ぬか油)を普段使用しています。

ヘルシーな食生活を続けるには、やはりオリーブオイルは必至。オリーブ2大産地の大凶作が来年は落ち着いてくれるといいのですが。気になるところです。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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