「自律力」には2つの側面があります。
1つは「自分を律する力」、もう1つは「自動的に、自然に動く力」です。

後者の方は誰にでも潜在的に備わっていますから、その力を日常生活の中で活用するコツを知って練習すれば、高い意欲によって自分を自動的に動かす「自律力」を育てていくことができます。

生活のおもしろさを探す

どんな生活環境でも、自分にとっての面白さがどこかに潜んでいるものです。
しかし、いい加減にやっていることが自然に面白くなってくる、なんてウマい話はどこにもありません。

どんな仕事でも、どんな家事でも、どんな生活でも、一生懸命にやってみて初めて、少しずつ面白みが分かってくるものです。

そうして、少しでも面白いと感じるところを発見したら、更にそれを徹底的に深く掘り下げていきましょう。
そうすることで、今まで自分の知らなかった世界がどんどんと広がり始め、嫌々始めたことであっても面白いと感じるように変わっていきます。

関連部分からおもしろさを探す。

自律力という、自分で自分を動かす力を育てるには、仕事や生活そのものから無理に探す必要はありません。
しかし仕事や生活を辞めてしまう訳にはいきませんから、どこかに面白さを見つけなければ辛い生活が続いていくだけ。

というわけで、仕事や生活そのものではなく、関連部分に面白さがないか、改めてチェックしてみましょう。

仕事や生活そのものでなくとも、関連する部分に面白さを見つけられれば、仕事や生活に対する意欲や精神的負担は確実に違ってきます。
好奇心がある限り、ポイントは無限にあります。

自分の活動の価値を知る。

仕事や生活が面白くないという人の中には、「単調だから」「何のためにやっているかがよくわからない」という理由を挙げる人々が少なくありません。
そういう人たちの多くは、自分の意味や価値を本質的に理解していないのかもしれません。

しかし、どんなところにも必ず意味や価値は存在します。
もし、それらを感じられないとすれば、目の前の出来事しか見ていないからなのかもしれません。

1人で全ての作業に関わることは稀であり、多くの場合、社会の中の自分の位置づけというものを見失いがちです。
だからこそ、社会全体を見渡して、自分の活動がどこに位置し、社会の流れの中でどのように関連しているかを確認してみることが大切です。

活動に対する視点を変える。

「自律力」を高める方法として、面白さを探すということを説明しました。
しかし、どうしても面白さが見つからないという人もいるでしょう。

けれど諦めないで。
今の仕事や生活自体に面白さを見つけられない場合は、どうすれば面白さを生み出せるかという視点から考えてみましょう。

人間関係を良好にする。

仕事や生活がつまらなくなる大きな要因の一つはやはり「人間関係」ではないでしょうか?
仕事や生活そのものよりも、社内の人間関係や近所づきあい・親戚付き合いなどの方が精神的な負担になっているケースはとても多いです。

逆に、仕事や生活そのものについてはそれほど面白いとは感じなくても、職場や近所に出かけると、気の合った友人と出逢えるから楽しいという人も少なくないのではないかと思います。
では、その人間関係は、どのようにすれば良好になるのでしょうか?

もちろん、あらゆる問題が一瞬にして解決してしまう魔法のような方法はありません。
ただ1つ言えることは「うまくいかないことを環境のせいにしている」うちは根本的な改善は望めないであろう、ということです。

どんな環境に身を置いているにせよ、それをどう受け止めてどう感じるかは本人の自由であり、その人の内側の問題です。
それを、環境などの「外側の問題」といい続けていると、自分が生まれ持った権利である「内面の自由」が失われ、自分の内面を外側にいいように支配され、「環境の奴隷」になってしまうのです。

「過去と他人」を変える。

人間は誰しも、「過去」と「他人」は変えられません。
既に起こってしまったことそのものをどうにか出来るわけではないし、他人を操る能力というものは存在しません。
では、世の中には、変えられるものは何もないのかというと、それは違います。
「今」と「自分」の2つは、意思の力によって、自分の「選択」によって変えることができます。

変えられる、あるいは変えるべき「今」と「自分」を変えると、「過去」や「他人」そのものは変えられなくても、その意味、自分にとっての意味が変わります。
失敗体験を後悔と自己卑下の材料に使うのではなく、未来のためのヒントとして使えば、罪悪感などから自分を解放し、前向きな気持ちを掴むことができます。
あるいは自分のスタンスを変えていくことによって、他人と自分との関係、つまり人間関係の意味が変わり、新たな視点から見ることができるようになります。

周囲の人々の存在をどういう風に意味付けするか、目の前の義務の意味をどうとらえるか、それらは自分の「意思と選択」の範囲である程度選択できることなのです。

変えられることを変える勇気を持つ。

自力で改善できそうなことを見つけても、変えよう・改善しようとする気持ちは、意外と日常の雑事に流されてしまいがちなもの。
そんなあなたに「静かな祈り」という詩をご紹介しましょう。

『静かな祈り』
ラインホールド・ニーバー

変えられないことを受け入れる平静さを育めますように。
変えられることを変える勇気を育めますように。
そして、変えられることと変えられないこととを区別する賢明さを育めますように。


無理をする必要はありません。
でも、無理なく変えていけるはずのものなら、変える勇気を持ちましょう。
変える勇気が持てないことと、無理をすることとは違います。
その二つを、注意深く区別できるようになりたいものですね。

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starglory このユーザーの他の記事を見る

通信制大学にて心理学を専攻していましたが、どうにか2014年の3月に、無事に卒業となりました。

虐待(近親姦含む)や性暴力被害、デートDVや共依存の泥沼などにより病み、カウンセリングと投薬によって治療中です。

統合失調症
複雑性PTSD
自閉症スペクトラム障害
…この3つが複雑に絡み合ってるっぽいです。
摂食障害とかもあります。

2012年の夏まで3年半ほど、学習障害を抱えた生徒たちのための、寺子屋式の塾にて働き抜きました。

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