1月30日。その日の診察を終えてそろそろドアを閉めようと思っていた時のことでした。アメリカジョージア州にあるGranite Hills Animal Careという動物病院に、一本の電話がかかってきました。

「道路脇にやせ細った犬がいる。心配なので傍を離れられないけれど、自分では面倒が見れないので、連れてい帰るわけにはいかない。ぜひ診て欲しい」

Andy Mathis獣医師は、時間外にもかかわらず、このままほおって置けないと思い、電話の女性に今すぐ犬を連れて来て欲しいと答えました。

がりがりにやせ細ったそのメス犬は、貧血、腟脱を起こしており、低体温症も併発していました。

直ちにMathis獣医師は、決断を迫られました。
”このまま安楽死させるか、それとも治療するか。”

あまりに重篤な状態のこの犬に応急処置をするだけでは助からない、輸血が必要だが、輸血は大学病院でなければ無理だ・・・

悩んだMtshis獣医師は、SNSにこの犬の話を投稿しました。そして、そこで得た答えは「TRY!」

その日の夜のうちに移送した大学病院で、点滴治療を受け、小康状態を保つことができたのです。名前が無いのはかわいそう、とSNSでかわいい名前もつけてもらいました。
Graycie Clair

3日後のGlaycie

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2月14日

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この写真が撮られた3日まえに避妊手術を受けたGlaycie。体重はまだ1キロ程度しか増えていないのに、もうこんなに同じ犬とは思えないくらい毛並みも美しくなりました。怯えていたあの目は、自信と力がついたように見えます。

そして、この動画です。

この動画は怯えて震えていたGlaycieが食事を取らないため、Mathis獣医師がケージに入って、一緒に食事を取っている様子を撮影したものです。

食事に口をつけないGlaycieとDr.Mathis

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手のひらに乗せた食事に口をつけた!

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自ら食事を口にしたGlaycie

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ネコちゃんはケージに入った先生に興味津々?

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2人(1人と1匹)食べてます、食べていますよ!

もう人間に怯えないで欲しい

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手厚い看護のおかげで、Glaycieはゆっくりですが確実に体重が増続け、もうすぐ新しい家族探しが始まります。

優しい家族が見つかると良いですね。

出典 YouTube

獣医という職務の枠を越えて、1匹の犬のために昼夜問わず心と体のケアを続けたMathis獣医師、素晴らしい人物だと思います。

動物を捨てたり、虐待することは決して許されるべきではありません。周りで虐待を目撃したり、聞いたりした人は、保健所や動物保護団体、またはシェルターに通報して欲しいと思います。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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