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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
トリコチロマニアと聞いて、どんな病気かすぐわかる方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。

もし、ピンとくる方がいらしたら、きっと精神科領域の病気にご興味をお持ちの方か、身近にトリコチロマニアに罹患された方がいらっしゃる方ではないかと思います。トリコチロマニアは、日本語では「抜毛症」と訳されることが多いかと思います。

今回はこのトリコチロマニアについて、医師に解説していただきました。

具体的にどんな病気?

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トリコチロマニアは主に、何らかのストレスや強い欲求不満が引き金となって発症するといわれる、自分で髪の毛を引き抜いてしまう病気です。無理な力をかけて多くの髪の毛を引き抜くため、髪の毛のない部分、いわゆるはげた部分が頭にできてしまったり、周りとは明らかに違う短い毛が多くみられるようになります。

たいていの場合は、子供に現れる症状ですが、大人でも新たにストレスなどによって発症される方、あるいは子供の時からずっと、強いストレスなどがかかると髪の毛を引き抜いてしまう方、どちらも見られます。本人の意志で、多くは気持ちを落ち着かせるためなどに行う場合もありますが、本人は無意識のうちに髪を引き抜いているケースもみられるようです。

腋などの抜毛がやめられない人は注意が必要?

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また、トリコチロマニアの症状は髪の毛のみならず、眉毛まつげ、腋毛陰部の毛に出ることもあります。円形脱毛症などと見かけ上、間違えられることがありますが自然に抜けるのではなく、無理に引きちぎったり引き抜くような形をとるので、毛先に無理な力がかかった形跡が見られることがあります。抜けていない部分の毛は健康なので、引っ張っても抜けやすいわけではない、ということも円形脱毛症との違いの一つといえるのではないでしょうか。

加えて、通常は右利きの方であれば右手、左利きの方であれば左手を抜毛のために使用しますから、利き手で抜きやすい、手の届く部分に毛の抜けている部分が集中していることが多いのも一つの特徴ともいえるでしょう。

疑いがある場合は精神科を受診!

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トリコチロマニアの専門は精神科になります。各種の心理検査などを行い、精神科医との面談によって診断がつくことになります。トリコチロマニアと診断された後の、治療経過はケースにより様々です。患者さん本人も自分が髪を引き抜いていることに気づかずに抜いていたようなケースでは、本人にそのことを伝えるだけで症状が改善することもあります。

一方、かなり難治性で完治するまでに長い期間、精神科での治療や心理カウンセリングなどを要することもあります。

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【医師からのアドバイス】

自分でストレスがたまった時に、髪や眉毛、体毛などを抜いてしまう癖があるな、とお気づきの方の中には、こういった病気があり、治療法があるということを聞いて安堵される方もおられるかと思います。

特に、髪の抜きすぎで部分的にはげができてしまっているようなケースでは、早めに対処する必要があります。一部の方にとっては、今でも精神科、心療内科といった診療科は抵抗があったり、敷居が高く感じられるかと思いますが、ごく軽い不眠などでも気楽に受診できる明るいクリニックなどがたくさんできていますので、緊張せず出かけてみてはいかがでしょうか。

(監修:Doctors Me 医師)

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