最新の遺伝子研究でわかること

欧米で90年代初めごろから主流となっているアンチエイジング医療というものがあります。数年前から日本でも一般に少しずつ知られるようになってきました。以前私が体験した遅延型フードアレルギー検査というものがありますが、これもアンチエイジング医療の一つです。

近年、アンチエイジング医療の一環で、遺伝子研究により、遺伝子がさまざまに身体の健康に影響することがわかってきました。特に最近では、遺伝子というワードは時事用語にもなってきているのではないでしょうか。

そもそも遺伝子研究は、医療分野では兼ねてより研究されてきました。再生医療などの研究推進で、より活発化してきたように思われます。最近では、未解明の病気やがんなどの治療や研究に欠かせないものになってきました。遺伝子がヒトの何に影響するかというのは、まだまだ未解明の部分もたくさんありますが、アンチエイジング医療の一つとして、今後は美容や健康の分野においても様々に研究されるのではないかと分析します。

遺伝子解析を伴った医療については、たとえば、


肺がんだと現在は薬の選択を進行度に応じて決めているが、大津(国立がんセンター研究センター)らは患者のゲノム(遺伝情報)によって適切な抗がん剤を選ぼうと試みる。同じ肺がんでも遺伝子レベルをみるとまったく別の病気になるからだ

出典(11月5日付け日本経済新聞より引用)

遺伝子解析手法を活用して、人の体に合った治療をする「個別化医療」の進展に弾みをつける。

出典(11月16日付け日経産業新聞より引用)

このように、遺伝子解析により、その人にあった治療ができるということになります。
一般的な生活習慣病検査というものに、似ているものがありますが、美や健康の分野にとっても、自分に”足りないもの”・”多すぎるもの”を解析して改善することにより、新しい視点となり、究極のアンチエイジングにつながるのではないでしょうか。

食と遺伝子

最近、機能性食品が出てきて、業界でもメディアでも注目されています。
機能性食品は、分子生物学を応用したもので、食品に含まれるビタミンなど栄養素の一部は、ある組織のある遺伝子に作用することで発揮するといわれています。
また、良いものだけでなく、毒性も然りです。
同じように、トクホに分類される食品も遺伝子解析と密接しているといわれています。

食品(栄養学)分野では、遺伝子研究がまだまだこれからというところですが、これから様々に解明されるのではなくのではないでしょうか。

遺伝子検査の仕方としくみ

過去に個人的に参加したある遺伝子検査では、唾液の極小採取により行われ、非常に簡単に実施できます。
行った解析は実分析ではなく、傾向から分析した数値によるもので、また、遺伝子研究は未解明多く、そのため更新されることがあると前置きされています。
遺伝的病気ではなく、一般的な病気や体質に関する遺伝子の解析が対象で、平均的な病気のなりやすさ、体質にあらわれる傾向から、生活習慣を見直すのが目的、とあります。この遺伝子の解析では、分析傾向数値から、平均的に”高くなりやすい”・”低くなりやすい”という分析が出てきます。その試験検査機関の規定では、データの一部のみが開示され、ビタミン、鉄代謝、血中コレステロール値などのメタボ・生活習慣病対策、貧血対策、アレルギー対策、その他の6分野が開示されました。


遺伝子解析自体は、医療的行為または研究になるので言及を避けますが、美容や健康(医療ではない)分野では、遺伝子解析結果を参考に、生活習慣を見直し、内外の美容・健康を維持するのに有効な1つの指標と言えます。


結果から、栄養素の過多や不足には留意しつつ、偏ることなくバランス摂取することが大事だと思われます。
美容においていえば、肌も臓器です。外側のケアだけでなく、食や生活習慣の見直しをすることで内側からケアをしてキレイで健康的なお肌を手に入れたいものです。
今後の美容・健康分野における遺伝子研究に期待します。

出典:
・美容アナリスト長井美有紀 美容コラム「最先端の遺伝子研究からわかる、美容・健康分野の可能性とは?」
http://beaute-d-or.blogspot.jp/2016/01/025specialist-columnby.html
・書籍 [よくわかる栄養学の基本としくみ]

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美容アナリスト・ビューティーフードアドバイザー 長井美有紀
コスメ業界に長く身を置き、美容や食など女性商材のマーケティングに多数関り、常に最先端をとらえて発信、そしてコンサルティングを行う美容マーケッターのスペシャリスト。コンサルティング会社経営。またこれまでの経験・実績を活かし、美容アナリストほかビューティーフードアドバイザーとしても活躍。また独自の目線で美容や食に絡めたオーガニック・ワールドワイドビューティー・インナービューティー・環境・貿易・社会貢献・遺伝子など専門分野は多岐にわたり、ジャンルを超えた美容提案を得意とする。マーケティングサポートや、執筆・監修・講演、各種コンサルティングなども行っている。
美容に特化したこれまでにないフード資格「ビューティーフードIQ120」では、一般やプロまでアンチエイジングをサポートする。
1児の母。

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