記事提供:NICOLY

この記事の監修
品川スキンクリニック立川院 院長 和田哲行

年齢とともに肌に刻まれる、自力では消すことのできない深いしわ。これを解消する手段のひとつとして、皮膚の内側にヒアルロン酸を注入するという方法があります。もともと人の体内にも存在するヒアルロン酸はやがて吸収されてしまうため、効果は一時的なものですが、注射を打つだけで気軽にしわ取りができる、安全性の高いプチ整形と評判になっています。

生きている以上、年を取れば肌にしわが刻まれていくのは当然のこと。

とはいえ、「いつまでも若々しいつるつるの肌でいたい!」という欲は尽きませんよね。

エクササイズやマッサージ、スキンケアなどである程度解消できるしわもありますが、加齢によるものは一度できてしまうとなかなか消すのが難しいそうです。

しかし、そういったしわを取りのぞく方法はあります。

それが、美容整形クリニックでのヒアルロン酸注入による肌のしわ取りです。

「美容整形」と聞くと身構えてしまう人も多いかもしれませんが、この治療では肌にメスを入れることはなく、ただ注射を打つだけ。

メイク感覚で肌を若返らせることのできるプチ整形として人気を集めています。

そもそもお肌のしわはどうしてできるの?

しわにもいくつか種類があり、それぞれ生じる原因が違います。
人の顔に刻まれるしわは、大きく分けて次のような3種類に分類できます。

■しわの種類とその原因

表情じわ

皮膚の下にある表情筋の動きにともなって、上の皮膚に現れるしわです。とくに額、眉間、目尻、口元などにできやすいのが特徴。

筋肉を動かしている間のみに刻まれる一時的なものですが、加齢により皮膚が衰えてくると、やがて消えない深いしわになる可能性があります。


乾燥による小じわ


肌の乾燥により、皮膚のいちばん表層にある角質層に刻まれる細かいしわです。「ちりめんじわ」などと呼ばれることもあります。

放っておくと小じわ同士がつながり、大きなしわになってしまう可能性があります。

とにかく肌の乾燥を防ぎ、保湿を徹底することで改善されることが多いです。


真皮層の衰えによる大じわ


年齢とともに増えてくるもので、一般的に「しわ」というのはこれのこと。「本じわ」「加齢じわ」などとも呼ばれているようです。

肌は外側から表皮・真皮・皮下組織という3つの層からなりますが、このうちの真ん中の真皮層が劣化することによって生じるしわです。

真皮層は弾力のある網目状繊維で皮膚を支えるコラーゲンやエラスチン、そしてそれらの間を水分で満たすヒアルロン酸といったものから構成されていて、お肌のハリやうるおいの源となるところです。

加齢や紫外線によってこの真皮層が衰えていくと、皮膚が弛緩し深いしわが刻まれやすくなるのです。

一度刻まれてしまうと、なかなか自力での解消は難しいでしょう。

あらゆるしわを解消できるヒアルロン酸注入

そんなさまざまな原因から肌に刻まれるしわを、注射を打つだけで解消してしまう美容法が、ヒアルロン酸注入です。

小さなしわも大きなしわも種類は問わず、皮膚の内側(真皮層)にヒアルロン酸を注入することで、内側からもち上げて消してしまうことが可能です。

保水力の高いヒアルロン酸が増量されることで、肌のうるおいやハリが増すなどの美肌効果も期待できます。

顔はもちろん、クリニックによっては手やひじなど、体のさまざまな部位のしわ取りを請け負ってくれるところもあるようです。

ヒアルロン酸はもともと人の体の中に存在する物質で、さらにアレルギーの原因となるたんぱく質を含んでいないため、注入材としてとても安全性が高いと言われています。

体内に注入されたヒアルロン酸は徐々に吸収されていくため、その効果はあくまでも一時的なものです。

なので、しわ取り効果を継続させるためには、ヒアルロン酸の定期的な再注入が必要となります。

しわへのヒアルロン酸注入はこんな人におすすめ

●メスを入れずに肌のしわを解消したい

●極力ダウンタイムなしで、即刻しわをなくしたいという

●なるべく安全性の高い方法でのしわ取りを希望する

●しわを取りつつ、肌にハリやうるおいを与えたい

しわへのヒアルロン酸注入の施術内容

局所麻酔や麻酔クリームなどで麻酔をし、しわの気になる部分に注射器でヒアルロン酸を注入します。

そして、肌の表面を整えながらしわを修正していきます。

施術は10分ほどで終わり、それ以降の通院・入院などは必要ありません。

効果が持続する期間は、施術後2~3ヶ月ほどと言われていますが、ヒアルロン酸の種類によっては半年~1年弱効果が持続するものもあるようです。

ヒアルロン酸の種類にもよりますが、体内に吸収されてしまう前に除去したい場合には、たいていはヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を分解する酵素を注入する「ヒアルロン酸分解注射」を打つことで可能となります。

料金は注入するヒアルロン酸の品質などによっても差があるようですが、注入量1ccあたり5~15万円くらいが相場のようです。

ヒアルロン酸注入の効果

施術に当たる医師の力量にもよりますが、適切にヒアルロン酸の注入が行われれば、どんなしわでもきれいに消えてしまったかのような状態にすることができるそうです。

とはいえ、ヒアルロン酸が一時的にしわを内側からもち上げているだけなので、そのしわ自体が本当に消えてなくなってしまったわけではありません。

ヒアルロン酸が体内で吸収され、その効果が薄れていくにつれて、やがて徐々にしわも復活していきます。

ヒアルロン酸注入の術後のダウンタイム

施術後、ヒアルロン酸を注入した部分に腫れや赤みが生じることがありますが、2~3日でほとんど引くことがほとんどです。

注射時に針が毛細血管を傷つけた場合に生じる内出血は、1~2週間ほどで消えるでしょう。内出血を起こしにくい、先端が丸く極細の針で注射を行っている医院もあります。

施術後、2~3日の間は注入部に軽い痛みを生じることがあります。

注入直後から全顔にメイクを施すことが可能ですが、針穴から入り込み感染症を引き起すおそれがあるため、リキッドファンデーションの使用は控えましょう。

ヒアルロン酸注入の施術後のよくあるトラブル

しわ取りのヒアルロン酸注入は手軽にできるプチ整形ですが、トラブルもまれに起こることがあります。

事前にしっかり知っておくことで、余計なトラブルを回避することができるはずです。


■ヒアルロン酸を注入した部分に凸凹ができた

注入されたヒアルロン酸が均等にいきわたっていないと、肌に凹凸が生じます。

時間の経過とともになじんで平らになったり、マッサージすることで解消される場合が多いようです。

それでも改善しない場合には、クリニックで少量のヒアルロニダーゼを注射して中のヒアルロン酸を部分的に溶かしたり、出っ張った部分のまわりにヒアルロン酸を足して段差を埋めることで、凹凸を少なくすることも可能です。


■ヒアルロン酸を注入した部分がふくらんでいる

ヒアルロン酸注射後は皮膚に腫れやむくみが生じることがあるため、仕上がりのイメージよりも余計に皮膚がふくらみ、しわを埋めた部分が少し浮き上がっているような状態になることがあります。

しかし注入量が多すぎてふくらんでいる可能性もありますので、注射後1~2週間ほどたっても腫れがひどいようでしたら、施術を受けたクリニックに相談しましょう。


■皮膚の腫れや赤みが引かない

施術後の腫れや赤みが完全に引くまでにかかる時間には個人差がありますが、あまりに長引くようでしたら施術を受けたクリニックに相談しましょう。

ヒアルロン酸を注入した部分が熱をもったり、激しい痛みを生じたり、腫れや赤みが日ごとにひどくなるような場合には感染症などの疑いがあります。

また、これはごくまれなケースですが、注入されたヒアルロン酸が血流を阻害して皮膚が赤黒い色や紫色に変色する場合があります。

放っておくと皮膚が壊死する可能性がありますので、そのような症状を生じた場合には速やかに施術を受けたクリニックへ行きましょう。


■ヒアルロン酸は吸収されてしまったはずなのに異物感がある

ヒアルロン酸が体内で吸収されて肌のしわが元に戻ったあとも、注入した部分に何かしこりのようなものが残ることがあります。

これはヒアルロン酸の入れ方に偏りがあったか、あるいは注入されたヒアルロン酸が繊維状に固まってしまったものであることが多いです。

クリニックによっては注入材にヒアルロン酸以外の物質を混ぜて使用しているところもあるようなので、その物質が残留している可能性もあります。

ヒアルロン酸注入によるしわ取りの症例写真が見られるサイト

■テティス横濱美容皮膚科

顔のさまざまな部位にできたしわのヒアルロン酸注入治療前後の写真を見ることができます。

テティス横濱美容皮膚科公式サイト


■品川スキンクリニック


症例写真のページで「ヒアルロン酸」というキーワードで検索すると、多数のヒアルロン酸注入でのしわ取り症例写真が見られます。

品川スキンクリニック立川院公式サイト


■城本クリニック

さまざまな角度から撮られた症例写真があり、ヒアルロン酸注入によるしわ取りの効果がわかりやすいです。

城本クリニック公式サイト

新たなしわを予防しつつ、気になる大じわはヒアルロン酸でカバー

ヒアルロン酸注入は有効なしわ取り法ですが、効果を持続させるためにはくり返し施術を受ける必要がありますし、できるしわのすべてに施していたらお金がいくらあっても足りません。

しわの少ない若々しい肌を維持するためには、すでにできてしまっているしわに対処することはもちろん、今後できるだけ新しいしわが増えないように心がけることも大切です。

そのために、

●肌を乾燥させない

●紫外線を浴びないようにする

●眉間など皮膚にしわを寄せる表情の癖をなくす

●肌の真皮中のコラーゲンやヒアルロン酸を生み出す繊維芽細胞の動きを阻害する活性酸素に対抗するため、抗酸化力の強いビタミンCやポリフェノールの含まれた食品を摂取する

など、しわ予防のためにできることはたくさんあります。

それでもできてしまったしわのうち、気になるものに関してはヒアルロン酸注入での解消を検討されてみてはいかがでしょうか?

written by エクリトアコ

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