話し始める前の赤ちゃんって、何を言ってるのかわかりませんよね。「うーうー」とか「バーバー」とか、文字にできないような音を出していることも多くて、何を訴えているのか、どう返せばいいのか、よくわかりませんよね。

科学的には、最近の研究で“赤ちゃんがお話してたら、返事をしてあげるべきである”ということがわかってきたようです。子どもの言葉の発達の芽を育てるために親が絶対知っておきたいことをご紹介します。

出典shutterstock

■ママが積極的に会話した赤ちゃんは言葉の発達が早かった!

アイオワ大学とインディアナ大学の共同研究チームが、8ヵ月の赤ちゃんとそのママ12組を集めて1ヵ月に2回30分ずつ、半年間に渡って、“赤ちゃんの声にママがどう反応しているか”を観察しその影響について調べました。

すると、ママが赤ちゃんの声により積極的に反応した子どものほうが、そうでない子どもよりも言葉らしい声を多く出せるようになっていったそうなんです。さらに時間が経つにつれ、声をママに向けて出すようにもなったのだとか。

また、赤ちゃんが声を出したときに赤ちゃんの注意を他のモノにそらした場合は、言語やコミュニケーションの能力の発達が鈍かったという結果も出ています。

■言葉だけでなくジェスチャーも多く使えるようになる!?

この実験をしたアイオワ大学の心理学教授、ジュリー・グロス=ルイス氏は、赤ちゃんの声にていねいに応えてあげることで、赤ちゃんに対し「“自分(赤ちゃん)はコミュニケーションができる”ということを教えるのが重要だ」ともしています。

実験期間終了後の赤ちゃんが15ヵ月になったとき、一番丁寧に反応していたママの子どもは、言葉だけでなくジェスチャーも他の子どもより多く使えるようになっていたそうです。

■親はどんな反応をすればいいの?

でも赤ちゃんって本当に何を言っているのかわからないので、丁寧に反応してあげてと言われてもどう返せばいいのかわかりませんよね。
英語圏の医療情報サイト『WebMD』によれば、難しいことは必要ないとのこと。たとえば赤ちゃんが声を出しているときは親も赤ちゃんの方を向いて笑いかけたり、赤ちゃんの声やジェスチャーをママやパパも自分なりに真似するだけでいいそうです。

とにかく何かを返すことで、“赤ちゃんの伝えたいことはママにとっても重要”ということ、そして“コミュニケーションは一方的でなく、双方向でするもの”ということを教えることができるんです。そのとき焦って赤ちゃんの言葉の意味を理解しようとしたりせず、忙しくても急かしたりせずに、ゆったりと声を聞いてあげることが大事です。

また多くのママが自然にしていることですが、赤ちゃんと話すときは高めの声で赤ちゃん言葉になったりしますよね。中には赤ちゃん言葉を嫌う人もいますが、WebMDでは“親が赤ちゃん言葉を使うことによって将来的に言葉の発達が遅れることはない”としていますから、あまり構えなくて良さそうですね。

ともあれ、子育ては個人差だらけです。ママやパパが日々丁寧に赤ちゃんにレスポンスする生活をしたからといって、言葉の早い子、遅い子がいて当然。我が子の喃語が始まったら、ママもパパもこういうレスポンスをすればいいんだ、という参考の一つにしてみてください。

【参考】
※Maternal Responsiveness and the Development of Directed Vocalizing in Social Interactions ‐ Julie Gros-Louis, Meredith J. West, Andrew P. King
※Baby Talk: Communicating With Your Baby ‐ WebMD

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