母が亡くなり、父のために何かをしたいと思いました。
幼いころの思い出。
物心ついたころ、父と母に連れられて行った場所の記憶に、父と母が草を刈ったり
土を掘ったり、何かを作っている風景が、おぼろげに浮かんできます。
ある日突然、お父さんが造った家に引っ越しました。
父母は時間をかけて、お家を造っていたのですね!!

最初3畳位の床と台所しか出来ていませんでした。毎晩、父は仕事から帰ると床を張り、一日一日と床が広くなり、壁も天井も出来て、一部屋一部屋完成していきました。
父が作業しているそばで、釘を持ったり、手伝っていた記憶があります。
時が過ぎて、いつしか反抗するようになり、喧嘩が絶えず、父から離れてしまいました。
母の死によって、昔の記憶がはっきりと、場面場面でクラッシュバックしてきて、
ただただ泣けてきました。
もう一度、あのころのように、一緒に何かをしたかった。

今しかできないと思い、時を待たずして、ログハウスを作ることにしました。
とは言え、殆ど父が作ったのですが…目的だった、父と一緒に作った作品です。
改めて、行動に移せて良かったです。
勿論父への報酬、
日頃の感謝を込めて、相場で支払いました。
まだまだ衰えない体力、仕事量も頭脳も明瞭、
偉大な父を尊敬しています。

基礎が出来ました。

初めての、ミニログハウス造り挑戦です。わくわくでした。

材料が届きました。

神戸からコンテナで、北欧の材料が届きました。
部屋から、網戸越しに取ったのでネットが映っちゃいました。
結構な重量だったのに、父がワンショルダーで車庫から庭まで運びました。
とても、後期高齢者とは思えぬ足運び、階段も楽々上がり…
今も劣らぬ僧坊筋、健在でした。

いよいよ組み立てです。

父と一緒に、はめ込んでいくのですが、歪みがあると1本ずつ調整しながら、
簡単な図面片手に、すべて父頼み状態でした。

何とか形が出来ました。

ここだけの話ですが…真夏だったせいか暑くなる前に少しでも進めようと、気の焦る父は、朝早くからやって来てトンカントンカン鳴らしてました。
何故か警察の訪問があり、注意を受けてしまいました。
近所から、苦情が言ったのですね(苦)

ちゃんと前もって、手土産配って近所に工事の挨拶回りしたんですけど…
警察に通報されちゃったのには、ビックリでした。

屋根と床張りです。

屋根材ベストを貼るとき、すぐに貼れる様に前日、屋根に並べて準備してました。

あくる朝、屋根に上り作業を始めようとしたら、
ビニールが溶けて、ベストどうし張り付いて剥がれなくなってしまいました。
日照で、屋根の上熱でくっついてしまったのです。作業できないどころか、材料
全ておしゃかです。途方に暮れてしまいました。
さて、どうしたものかとウオサオ…諦めかけて材料購入手配しようと中断しました。

ホースを屋根に乗せ、ジャージャーと水をかけた所、

何と!!!綺麗に剥がれるではありませんか~冷やせば良かったのですねッ
良かった。よかった。これにて一件落着でした。

ぺんキを塗りました。

完成です。

途中でハプニング続出でしたが、何とか出来上がりました。

父には苦労を掛けました。簡単な図面で分かりにくく、やり方が特殊だったため、夜も眠れないほど悩ませてしまったようでした。しかし、疲れて夜ぐっすり眠れるようになったとか、体調が良くなったとか、やり遂げた時の達成感がありました。

過酷すぎたかと反省もありましたが、良かったです。
成せばなる 成さねばならぬ何事も。父のモットーです。

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