「都七福神」は、古都京都の町衆が室町時代に始めたと伝えられ、江戸の七福神よりも古いと言われていて、七福神は京都が発祥の地だとも言われています。


京都の都七福神」の巡拝は、七福神の神々の力をもって福運を授かろうとする民衆の願いであり、特に新春に巡拝すると七難即滅、七難即生極まりなしといわれて功徳が大きいとされています

※新春…正月、新年。
 (出来れば1月中に行くことで、今年一年の御利益を貰うのが良いと思います。)

古い神様の順に「京都」の七福神さんが祀られている神社やお寺をあげていきますと…。

1.ゑびす神…京都ゑびす神社

ゑびす神
商売繁盛」「旅行安全」「豊漁」等の守護神で庶民救済の神様と言われています。
智恵を働かせ体に汗して労働に従事していれば、必ずこのゑびす神が福財を授けてくれるそうです


「京都ゑびす神社」…京都市東山区大和大路通四条下ル
京阪祇園四条駅・阪急河原町駅下車、南座横の大和大路を南に徒歩5分。

「京のゑべっさん」として京都の人々から親しまれている「ゑびす神社」があります。

鎌倉時代初期に建仁寺の鎮守社として創建されたもので、「商売繁盛」の守り神として一月十日ゑびすは沢山の人で賑わいます。

※栄西禅師が無事中国から帰朝してお祀りになったという故事から「旅ゑびす」とも言われているそうです。

2.大黒天…松ヶ崎大黒天

大黒天
打ち出の小槌を持って微笑みを浮かべる姿から財福の神様と言われています。
もともとは軍神でもありました。
日本では福徳を主きにみて、「寿福円満、開運招福」の福の神とされています。


「松ヶ崎大黒天」…京都市左京区松ヶ崎東町31
市バス松ヶ崎大黒天下車、徒歩約5分。

正式なお寺さん名は、『松ヶ崎妙円寺』ですが京都の人々からは「松ヶ崎の大黒さん」として親しまれています。

本尊の大黒天像は伝教大師の作で、開運招福の福神様として広く信仰を集めています


3.弁財天…六波羅蜜寺

弁財天
七福神の中で唯一の女神様です。
水を神格化したものであり、言語や音楽の神様として尊信されています。また、金運、財運の神様として福徳自在のご利益とされています


「六波羅蜜寺(弁財天)」…京都市東山区松原通大和大路東入ル2丁目
京阪清水五条駅下車、徒歩約10分。

六波羅蜜寺は、醍醐天皇第二皇子である空也上人により開創された西国十七番札所で、空也上人や平清盛像などの平安、鎌倉時代の重要文化財が多く納められています。

御奉安(安置されている)の弁財天は、崇徳帝の夢告により禅海上人が造顕(目に見えないもを形にした)された尊神様で、「福徳自在、技芸円満極まりなし」と多くの人の信仰を集めている。


※弁財天は、夫の仲を引き裂かれた経緯を持つので、男女二人で参拝してはいけない…、とも言われています。

4.毘沙門天…東寺

毘沙門天
北方の守護神。仏教を守護する神様で、毘沙門天を信仰すると十個の福を得るとされています
菅原道真も信仰していたといわれています。


「東寺(毘沙門天)」…京都市南区九条1
近鉄東寺駅より徒歩10分。


東寺は、平安京造営にあたり国家鎮護のために空海が創建したもので、五重の塔は現存する我が国最大の木造建造物とされています。毘沙門天は、弘法大師が入唐に際感得されたもので、無量の智恵で学業成就や安産の信仰を集めています。

5.布袋尊…万福寺

布袋尊
中国、唐の時代に存在した僧契此がルーツとされていて、福徳円満の神様といわています。


「万福寺(布袋尊)」…宇治市五ヶ庄三番割
JR奈良線「黄檗駅」下車、東へ徒歩5分。

江戸時代初期、中国から渡来した隠元禅師が中国の黄檗山を模して創建した黄檗宗の大本山で中国明朝式のお寺です。

ここに祀られている、七福神の一神である布袋尊は范道生作の傑作といわれているそうです。

6.福禄寿神…赤山禅院

福禄寿神
南極星の精・奉山府君を人格化した神様で、幸福、高禄、長寿も三徳をあたえられるとされ商売繁盛、延寿、健康、除災を祈願します


「赤山禅院(福禄寿神)」…京都市左京区修学院赤山町
叡山電車「修学院駅」下車 徒歩20分。

慈覚大師の遺言によって創建された天台宗総本山・比叡山延暦寺の塔中寺院です。
本尊の赤山明神は京都御所の表鬼門に祀られ、方位の守護神して尊敬をあつめています。
また、「五十(ごと)払い」の風習の始まりとなった商売繁盛のお寺なのだそうです。

7.寿老人…革堂

寿老人
中国の老人が天に昇ったという仙人の姿。
三千年の寿命を保つ玄鹿を従え人々の難をはらう団扇を持っていることから福財、子宝、諸病平癒、長寿の功徳ありといわれています。


「革堂(寿老人)」…京都市中央区寺町通竹屋町上ル
京阪電車 神宮丸太町駅下車徒歩10分。

平安時代、行円上人によって開かれたもので、観音霊所西国三十三所の十九番札所です。
本尊である寿老人の真言(オンバサラ ユゼイ ソワカ)を、一日三回唱えると福寿吉運が授かるといわれています

とても便利な定期観光バス

一年の始まり(新春)に七福神めぐりを一日でしてしまえるのが、1月だけの期間限定の京都定期観光バス『都七福神めぐり』です。

朝、9時50分にJR京都駅の烏丸口乗り場から出発して、京都の中心地から宇治や修学院の端に位置する七福神が祀られている神社やお寺を、一日(約7時間半)で回わることが出来、夕方5時過ぎにはJR京都駅に帰って来れます。

※因みに、私がいった1月6日の「都七福神めぐり」は、同じツアーの皆さんが大変時間に正確な方々で、5分から10分早く集合されました。
結果、最終的に1時間早くJR京都駅に帰ってきました。
多分、「都七福神めぐり」のツアーに参加された方たちは、新年に七福神さんの御利益を頂いて、今年一年を良い年にするという目的意識がしっかりあるから、それ以外のことに時間を使わない。使わないから少しずつ時間が余ってきたのだと思います。


個人でこれだけ離れた場所を、公的交通機関を使って一日で回るのは、時間的にもかなりきついと思います。タクシーを使えば、時間的には一日で回ることが出来るかもしれませんが、交通費に結構なお値段がかかるかもしれません。

なので定期観光バスだと、お昼のお弁当「七福神弁当」もついて、大人一人・8420円はお得な価格ではないかと思いました。


最後に…

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画像はイメージです。

お参りの参考までに、

◎七福神さんにそれぞれお願いをするときには、簡単な自己紹介をした方が良いそうです。
例えば
「大阪から来ました。〇〇 △子です」という風に、心の中で神様に語りかけるとよいそうです。


◎神様や仏様の前で、手を合わせて合掌するときは、少しずらせて指のフシを重ねない。
 これは、フシが重なる不幸せ(フシアワセ)に繫がるからだそうです


◎神社とお寺では合掌したときに、上に少しずらす手が違う。
 ☆神社では、左手の指を上に少しずらす。
 ☆お寺では、右手の指を上に少しずらす。
 ※これは、左手は神様の手で、右手は仏様の手だからだそうです。


ちょっとしたことですが、より御利益が貰えますようにとやってみるのも楽しいことだと思いました。


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知らないことが知りたくて、メンタル、カルマ、礼法に漢方スクール…etc.とお勉強。で、ですね、人を動かしているのは無意識、でも、この無意識を味方につけるとスゴいんだ~と気づいたら…、なぜか、「えっ?!そうくるかぁ~」と、色んな場面に遭遇しれしまう…という面白いことが起こりだすのでした。

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