その名も「磐音新聞」

まずはこちらの「紙面」をご覧ください。

一瞬、本物の新聞と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、こちら、1月4日の読売新聞に入っていた広告です。
しかも、チラシとして折り込まれているのではなく、新聞の「広告のページ」がまるまる一面使われています。

大人気時代小説「居眠り磐音江戸双紙」シリーズが、ついに完結しました。
佐伯泰英氏の代表作である、このシリーズ。
今回、50巻・51巻が2冊同時に発売になり、堂々完結しました。
NHKで以前に「陽炎の辻」というタイトル(主演・山本耕史)でドラマ化されたので、そちらで作品を知った、という方も多いかもしれません。

その居眠り磐音シリーズの作品を、まるで新聞記事のようにして紹介したページなのです。
この広告を書いた人たちは、磐音シリーズのファンに違いありません。
シリーズに対する愛情が詰まっている広告です。

この広告、一番下が、本当に書籍のお知らせです。(これだけならきっと、多く目にした方もいらっしゃると思います)
出版不況と言われるご時世、シリーズ累計2000万部突破とは、本当にすごいことです。

さて、そんな磐音新聞。細かいところまで凝っています。
まず天気予報
旧国名で、重要な都市(出羽や紀伊、豊後など)が並んでいます。ファンなら「おっ!」と思う地名です。

そして広告欄。
地蔵蕎麦」も作品内でおなじみのお蕎麦屋さん、「白鶴紅」も作品内で出てくるアイテムです。どちらも、もし本当に「磐音新聞」があったとしたら広告を出しただろうな、と思えるお店です。

見出しの一部を見てみよう

あまり書くと本文未読(あるいはシリーズ途中で止まっている方)にネタバレになってしまうのですが……。

少女人質、9歳兄が救出 坂崎道場嫡男 不逞の武芸者撃退

なる、物騒な記事があります。
(この時点で十分ネタバレですが^^;)
小梅村の尚武館坂崎道場に不逞の武芸者が押し入った(なんと命知らずな…!)そうです。
少女(6)を人質に取ったものの……居合わせた少女の兄・空也くん(9)と門弟が取り押さえた(当然ですね)とか。
その時の様子がイラストになっています。

なお、空也くんは修行歴5年の剣士、初めての実戦だったそうです(笑)
まさか、空也くんの初陣(?)に立ち会う(??)ことになるとは……。
感慨深いものがあります。

これはもしや……表紙イラストを手掛けていらっしゃる蓬田やすひろさんのイラスト……でしょうか!?

佐伯氏は「50巻くらいで終わり」と常々言っていらっしゃいました。
そしてここ数冊は「シリーズが終わるんだな」という雰囲気でした。
が、実際に完結の文字をみると寂しい気がします。
が、何度読んでも楽しいシリーズなので、一巻から読み直すんだろうな、と思います。

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