慶長●●年、正月元旦、ここは江戸城大広間。
日本全国六十余州の大名たちが「正月年賀の儀」に勢揃いして、将軍家康様の入場を心待ちにしております。
ややあって徳川家康が小姓の先導で入場してまいりました。
一段高い上座にどっかと腰を下ろした瞬間、腹の具合でも悪かったのか「ブーツ」と一発大きなおならの音、途端に凍り付き静まり返った大広間、無理もありません、元旦早々の将軍家康様の大失態でありますから。

間髪を入れずに徳川家御三家の筆頭である尾張大納言様が「平和元旦」、続いて紀伊の御殿様が「武運長久」、
最後に水戸の御殿様が「天下泰平」との賜りますと、居並ぶ諸侯が「ヘヘ・ヘヘーツ」とひれふした。

①スピーチにしろ、バナナの叩き売りにしろ、一番難しいのが「屁・糞・セックス」の話題。

実は「屁・糞・セックス」の話題は誰が話しても面白いし、必ずウケル話題なのですが、それだけに
上手下手がハッキリと出ますから、スピーチに自信がある人にとって難しいのです。

②真面目に喋り過ぎると、全然面白くない、かといって受け狙いでコリ過ぎると嫌らしくなります。

さらりと話して、「分かる人は分かればいい、分からない人は分からないでもいいや」ぐらいで話すのがコツだそうです。
「エッチや色気・セックスの話は、分かる人だけの特典、ツボで笑える人は優秀」というメッセージを込め乍ら話せばいいと言われます。

②それにしても上記の話、徳川御三家の咄嗟のユーモアが光る話です。

上司の失敗を部下が咄嗟のユーモアで救う、これが右腕とか幹部といわれる人の条件でもあります。
勿論、あの場面で家康自身が「大きな屁が出たのう、大平和じゃー」とでも言えば大広間は大爆笑、拍手喝采、和やかな雰囲気で拝賀式は始まるのでありますが、家康は頓智の回るような男ではありませんでしたから、余計に御三家のユーモアが光るのです。

つまり、上記のミスのような場合、「家康自身は自分では切り抜けることは出来ない」と御三家は知っていた、だから日ごろから、準備と訓練を怠らなかったという事です。

皆さんは自分の上司の弱点を知り、それをカバーする努力を日頃からされていますか。ビジネスマンの心がけとしては非常に大切な部分でもありますよ。

③それでは「なんだこれぐらいの駄洒落」と思った方への問題です。

私はこの記事を御三家のユーモアという形で書きました、
実は元旦と屁を組み合わせた時に、三つの答えしか見つからなかったので、御三家の答えのカタチにしたのですが、

もし、四天王が答えたという設定にしたとしたら、最後の四つ目のユーモア的な回答は?・・・ハイ貴方が即答する番ですよ。
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良い答えが見つかりましたか。それが現時点での御三家と貴方のユーモア力の差であります。

④上記の話の主人公について

この場合は徳川家康で無いといけません。
天皇陛下でも安倍総理でもユーモアにならない。
天皇陛下が音もなく屁をおもらしになった、後ろに控えていた侍従長が臭いをかいで、「アツ、陛(屁)下」とこれぐらいは考えられるが、ブーツと大きなおならを一発という
イメージは陛下には湧いてきませんよね。

「安倍総理が屁をこいた」ではおかしくもなんともない、笑いにはなりませんよね。

勿論、信長・秀吉でも駄目ですね。
信長なら、全員ブーツの音が聞こえなかったふりをするでしょうし、秀吉なら、「オツ、屁が出たぞ、こりゃ目出度い、屁じゃ屁じゃ、平和元旦じゃ」などと自分から浮かれそうで、右腕の出番はありませんよね。

⑤とかくサラリーマンの管理職は辛い商売です。

上司に気を使い、部下からはつきあげられ、まるでサンドウイッチの具みたいな存在で、上と下から強く挟み付けられると中身がはみ出してオジャンになりますし、上下のプレッシャーが弱すぎると具から上下のパンが取れてしましますし・・・、本年もどうぞお元気で御活躍下さい。

by薩摩わがまま親父

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