エスは17歳の天才少年だ。

夏休みを迎えて10月の学園祭に向けて

曲作りをしていた。

加奈子という彼女ができて、16歳の少女秋風から消息を断った。

学年5位の石原氏から秋風のところに連絡があり

秋風は再び戸田公園の高層マンション群にいた。

石原氏はエスの彼女の事を汚いと言って怒っていた。

「あ~いう性的対象みたいな女を連れて?自慢気に歩いて?!エスはますます終わってるよ」と石原は言った。

確かに加奈子は性的にだらしない顔をしていた。

石原は学園祭ではベースを担当するが

エスが加奈子を練習に連れてくることがどうやら我慢できないらしいのだ。

秋風は湯川にその話を聞いてなかった。湯川は普段と変わらず秋風の前にいた。

秋風は湯川と結婚しようと思っていたのでこれでよかったのだと思い

エスの住む工場街を思い出す事もなくなった。

「佐々木はなんて言ってる?」と秋風は石原に聞いた。

「佐々木も嫌がってるよ!!」と石原は答えた。

「わたしももうエスの家には行かないからな!

変に疑われてるのもしんどいしさ!めんどくさいし!」と秋風は言った。

付き合った人で人の評価は変わるものだ。

石原がいうには学園祭までは我慢するが

エスの曲でイーストウエストには出ないと怒っていた。

ヤマハの大会が夏にあったのだ。湯川も佐々木も出ないと言ってると言う。

エスはどうしているのかな?と秋風は気にしたが

ケロっと電話がかかって来て、他のメンバーを見つけたというし。

ここでますます学校から浮いてしまうことを秋風は心配したが

自分もすっかり学校で浮いているという認識にかけていた。

秋風は隣の女子高校生だった。

石原も佐々木も湯川もこのままエスから離れて日本のいい大学に入るだろうと

秋風は思った。三人とも希望通り進むという確信が秋風にはなぜか?あったのだ。

「せっかく同じ高校に入ったんだから!!学園祭は石原くんが

エスの曲を演奏してあげなよ!!こういうのはうまい下手ではないんだよ!!

雰囲気なのね・・。人の演奏なんてたかが知れててさ!

ここで17歳の医者を目指す少年の演奏って事に意味があるんだと思うよ。

それがNOWの魅力なんだな・・」秋風は言った。

「NOWか!秋風はいつもいいことを言うよな!」

石原はその言葉に励まされて爽やかに笑った。

秋風はひとりになるとキリスト教会に通うので節目節目で自分を見失う事がなかった。

石原が教会に行ってみたいという。

「パイプオルガンが弾けるんだけどね!!それはそれは!楽しいよ。

讃美歌を歌ってさ!!確かにイエス・キリストはエスみたいに

汚れてはいないよね!!わたしも元々エスの人生なんて歌いたくもなく

讃美歌を歌っていたのだからさ!」

秋風も性的に可笑しくなってるエスが嫌いになったのだ。

「エスはとても汚いよ!!」秋風は笑った。

石原を牧師のところに連れていくとキリストを信じてる信者に対して

論破が始まり牧師は狼狽えていた。

「大体宗教があるから戦争になり

おまけに宗教法人は人の弱みに付け込んで納税すらしていない!」と

石原は締めくくった。秋風は教会で日曜日のお昼のうどんを

ただで食べていたので黙り込んだ。

「汝!!姦淫するなかれって貴方は一生姦淫しないんですよね!!!」と

石原はさらに牧師に言った。

牧師はため息をつぃた。

「石原くん?わたしここで日曜日ただでうどん食べてるから」

そう言って秋風は石原の腕をつかんだ。

「うどんくらい僕が奢ってやるから!帰るぞ!秋風!!」

石原は秋風を凄い勢いで掴んで教会を後にした。

秋風は学園祭の練習でおそらくエスが姦淫してる自慢をしたんだなと思った。

「石原くん?!!エス?!!あいつは今に地獄に落ちる!!間違いなぃ!!」

秋風は石原の肩を掴んでニヤリと笑った。

エスはオリンピック選手の子どものデブと町の不良とイーストウエストに出た。

熊谷が優勝してのちのスターダストレビューとなった。

石原氏はそのことをまったく気に止めてはいなかった。

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