1980年代バブル期絶頂期は今から25年前には考えられないような惨状が、家電メーカーを襲っている。

シャープ、東芝の巨額な赤字がニュースになってもみんな驚かなくなったしまうほどに…


隠蔽体質

東芝の企業体質は退任した3人の社長のプライドの高さでチャレンジという言葉、無理な要求を通してきた結果不正会計行われてきた…

それが内部告白で明るにでたのが2015年5月だった…

さて、経済記者60人がホンネで選ぶヤバい会社に「東芝」をあげている。

「東芝の経営陣は不正会計について、『バレたのは運が悪かった』としか思っていないように映る。幹部を一新した後でも、米原発子会社ウエスチングハウスの巨額減損を隠しており、隠蔽体質は相変わらず。

出典 http://gendai.ismedia.jp

この巨額損失も経済記者の指摘を受けてからの発表。

内部告発に、経済記者からの指摘など考えるとやはり経営陣の隠ぺい体質を疑われて仕方がないだろう。

東芝改革 赤字 5500億

損失先送りと会計にみるグレーな処理を正していった結果巨額な赤字。
そして結果リストラ策と早期退職金の上乗せが最終赤字を最大化させた。

(21日に)16年3月期の連結業績見通しも発表した。リストラ費用の計上などが響き、最終損益は5500億円の赤字(前期は378億円の赤字)とした。赤字額は東芝で過去最大となる。

出典 http://www.nikkei.com

東芝1万人規模のリストラ

東芝の従業員数 
44,100人から33,500人約1/4を削減


出典 http://www.toshiba.co.jp

2015年12月21日東芝発表資料より

人員整理は本社で約千人、家電部門で約六千八百人を予定。すでに発表済みの半導体部門と合わせると、一万人規模のリストラとなる。このうち国内は五千八百人で、大半は早期退職の募集や配置転換、工場売却に伴う転籍となる。

出典 http://www.tokyo-np.co.jp

東芝の室町社長の大決断だが、他の企業と比べ遅い構造改革はこれからという感じで先行き不透明。

・日立は6年前に家電事業を縮小し、鉄道や発電関連などのインフラ事業で回復。

・パナソニックは2年前にプラズマテレビから撤退し住宅と自動車向け事業を強化で業績改善。

・ソニーはパソコン事業を投資ファンドに売却、画像センサー事業に集中させたばかり。

さて、東芝のリストラは始まりに過ぎず次に何をするのかが重要になってくる。

自己資本比率 16.5%の危うさ

会社の資金が十分にあるかどうかの判断ですが、トヨタが35.1% 日立23.8%に対し
シャープ 9.4% 東芝16.5%(四季報より)

明暗を分ける企業を自己資本比率で測ることができるわけです。

50%以上 凄く健全
30%以上 健全
20%以上 比較的しっかりしている
20%未満 危険
10%未満 倒産の危機

境目は30%だと思ってください。30%を割れば財務面において健全であるとはあまり言われませんが、30%以上であると財務面で安全であるといわれます。

出典 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

企業の土台の強さを表しています。強く企業を成長させてゆくには強い土台が必要。

受け皿なし

一番の赤字が大きいのがライフスタイル事業、主にパソコンやテレビ家電製品が大きい赤字を抱えていること。

人員リストラは、国内が5800人、海外が4800人。室町社長は会見で「配置転換の受け皿は多くなく、国内のほとんどの人には早期退職をお願いせざるを得ない」

出典 http://news.biglobe.ne.jp

東証1部の大企業が大きなリストラ従業員の士気も下がってしまいますね。

内部告発から始まった一連の不正会計処理問題から、大赤字にそして大リストラ。経営陣を始め東芝の経営陣も気が気ではないでしょう。

リストラ発表後に

 リストラからの報道から東芝もかなり神経質に?それとも何らかしらの脅しめいたものが来ていたのか…?


東証1部の大企業で平々凡々と退職まで勤め上げることに何の疑問を持たずに入った人達も多かったはず。

出世すれば出世するほど、チャレンジという名の無理難題を押し付けられてきたのかもしれません。

ドラマ「下町ロケット」メインスポンサー東芝の皮肉

tbsドラマ 日曜劇場と言えば東芝がメインスポンサーで「下町ロケット」は平均視聴率20%を超える人気枠。

そこでドラマ内のことと東芝のやっていることに対して皮肉めいたツイートが多くみられた。

ちなみに東芝のメインスポンサー枠はTBSの日曜21時枠と、フジテレビのサザエさんであることは有名で、東芝が撤退してサザエさんも放送されなくなるのかネットでは今でも議論に上がっている。

東芝のチャレンジは続く

歴代社長が課したチャレンジという言葉!
それが不正会計の元になっていた。

東芝の不正会計騒動で話題になった「チャレンジ」という魔の言葉

出典 http://diamond.jp

経営陣が各部署に「チャレンジ」と称した無茶な収益達成目標を押し付け、その圧力が利益の水増しを引き起こさせた

出典 http://diamond.jp

最後に

 東芝のチャレンジを見守るしかないのだが、不正会計処理以降このチャレンジというイメージはまったく変わってしまった。

新しい採算がとれる事業にチャレンジすべきだったのに、無理難題を押し付け見せかけだけの黒字化にしがみつき、他のライバル企業とは違うぞと言わんばかりのプライドと圧力が見えない暴走を繰り返す結果となったのかもしれない。

「事件は会議室で起きてるんじゃない!」とあるドラマシーンの名セリフだったかな…

しかし、大企業の重役会議はまさにこんな感じで、あーでもない、こうでもないと言いっているうちに、現場で働く部下たちは内部告発をしSOSを送る。

今も行われているだろう重役会議はきっとそのSOSの意味させえも解らず、余計なことをしてくれたなという意識がいまでもあるはずだ。

今後も厳しいであろうこの企業のチャレンジははてしなくつづく「下町ロケット」で見るような企業にいつかは生まれ変わるのだろうか…

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最近分かった事なんですけど長文読むの苦手です。もちろん長文書くのも苦手だったりします。なので、Twitterで話題性のあることを中心に今は書いています。

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