記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。

なんだか胃もたれが続く…そんなかたは要注意です!もしかしたら【機能性胃腸障害】という疾患かもしれません!

今回はこの、機能性胃腸障害について医師に話を聞いてきました!

機能性胃腸障害って?

内視鏡やバリウム、血液検査などをしても食道や胃、大腸に潰瘍やガンなどがはっきりと認められないにも関わらず、下記の症状があらわれる病気です。昔は神経性胃炎、胃けいれんなどと呼ばれることもありました。

機能性胃腸障害の主な症状

・胃痛、胃もたれ
・胃がムカムカする
・腹痛、お腹が張る
・胸焼け
・苦い水が上がってくる
・便秘や下痢が多い
・すぐにお腹がいっぱいになる
……など。

学校へ行くのをイヤがる子どもが、登校前になるとお腹が痛くなる。あるいはテストや会社の会議など緊張しやすい状況下では下痢や便秘になりやすい……などは、多くの人が経験していることでしょう。機能性胃腸障害は、この状態が長期的に続いているようなイメージです。

機能性胃腸障害の原因はストレス?

機能性胃腸障害の主な原因はストレスと考えられています。
胃腸は、心臓や肺、腎臓……といった、他の臓器以上に“心の状態”に左右されやすいのです。それは胃腸を支配する「自律神経」がストレスの影響を受けやすいから。そのため、胃腸に症状がありながら、「うつ」用の薬が有効な場合もあるのです。

その他、腸内に常在する、ある細菌の種類が機能性胃腸障害と関わっているという報告もあるので、腸内環境を整えることも症状改善に有効かもしれません。

特効薬はライフスタイルの改善

漢方薬を含む
・胃腸粘膜保護薬
・消化管運動機能改善薬
・胃酸分泌欲制薬
・抗不安・抗うつ剤
など

を各人の症状に合わせて、単体あるいは組み合わせて服用することで症状は一時的に改善されます。しかし、薬はあくまで対症療法にすぎません。

機能性胃腸障害に似た病気として、消化管のガン・潰瘍・慢性胃炎などがあります。自己診断をせず、症状が続くときは必ず精密検査を受けましょう。その上で原因がはっきりと分からないのに上記症状が3〜6カ月続く場合が、機能性胃腸障害に該当します。

医師からのアドバイス

体を治すのは“薬ではなく自分自身”。趣味や運動、団欒などで精神的なストレスを管理したり、健康的な食生活によって腸内環境を整えること、またよく噛んでゆっくり食べるといったことが基本になります。当たり前のことですが、きちんとした生活を地道に続けることが最良の策なのです。


Doctors Me編集部おすすめコラム】

▶1分で簡単チェック【ココロのお疲れ度】を診断してみる
飲み過ぎ & 食べ過ぎ…。胃が不調な時の【正しい胃腸薬の選び方】
胃もたれがして、ゲップが止まらないとき、どうすればいいの?
自律神経が乱れると、 あらゆる不調があなたを襲う…
お腹が空くと胃痛がする… これって病気の兆候?
どう違うの?“肉体疲労”と“精神疲労”のメカニズムと3つの対処法

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら