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HIVウイルス(エイズの原因となるウイルス)は性交渉、母子感染、輸血などによって移ることが知られています。性交渉の場合、異性間と同性間ではウイルスが感染する確率が異なる、ということをご存知でしたか?

日本ではHIVウイルスの新規感染者数が年々増加傾向にあるのですが、その内訳をみてみると異性間性交渉で移る割合は、ほぼ横ばいなのに対して、同性間性交渉(両性間性的接触を含む)で移る割合は増加傾向にあります。

今回は、性交渉がHIV等の性感染症にかかりやすい3つの理由をお教えします。

理由1:肛門を使った性交渉

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異性・同性ともに肛門を使った性交渉が行われることがありますが、もともと肛門は性交渉を行う器官ではありません。膣と比較して、非常に繊細にできています。

そのため性交渉によって表面が傷つきやすく、そこにウイルスが侵入してHIVに感染すると言われています。

理由2:コンドームの不使用

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同性間では妊娠の心配がないため、コンドームを使用せずに感染が拡大していると言われています。

言うまでもなく、コンドームを使用すれば、出血した粘膜からHIVウイルスが侵入するリスクを軽減することが可能です。そのほか、B型肝炎などさまざまな感染症も防げるので、性交渉の時には異性間でも同性間でも、必ず使うように心がけましょう。

理由3:LGBT理解の遅れ

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日本では、まだまだ同性愛者への偏見等がありLGBT(Lesbian:女性同性愛者、Gay:男性同性愛者、Bisexual:両性愛者、Transgender:身体の性と心の性が一致しない方)への対策が遅れています。

異性間の性交渉については、コンドームの配布や安全な性交渉に関する啓発活動が普及するようになりましたが、いっぽう同性愛者に対する同様の啓蒙活動は不十分。この現状も、理由のひとつではないでしょうか。


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まとめ

同性間の性交渉であっても、異性間の性交渉であっても、妊娠だけでなく性感染症を防ぐためにもコンドームの利用が効果的です。

特にピルを内服している女性は妊娠のリスクがなくなるのでコンドームを利用しない人もいますが、性感染症から自分の体を守るためには、必ずコンドームを使うようにしましょう。

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