秋風は16歳の少女で佐々木は17歳の秀才だ。

天才少年エスのトラブルを巡って今は固く結束している。

秋風は佐々木の部屋にいた。

暗くなるのを待っている。なにかお楽しみがあるらしいのだ。

「じゃ~暗くなるまで数学でもやるか~!」と佐々木は勝手に言って。

「もしかしてクリア数学?」秋風は笑って聞いた。

秋風は佐々木の愉快な部分を気に入っていた。

「そうだよ!湯川くんと石原くんと僕とで順番にやるんだ。

それと今度テスト見せて」と佐々木は言って、クリア数学を顔を顰めてみて

「ふむふむ!!この程度の問題か!ふむ」と言っている。

秋風はひょっとして佐々木は秋風のためにではなくそれが流行になってるので

遅れたくないのだろうと思い、それでも自分にも有利なのでそのままにしておいた。

この勝負に少年の遊びが生まれたのだろうと思った。

秋風は佐々木と机に座っていたので佐々木の隣で佐々木が解くのを猫の様に首を伸ばして見ていた。

佐々木が解くスピードは自分よりも数段速くて80%理解できた気がした。

「これでいいだろ!!あとは自分でやりな」と佐々木はまた勝手に言って。

「秋風が覗くから暑くてできないよ!あ~~」と扇いで汗びっしょりになっている。

閉塞された佐々木の部屋は蒸し暑かった。

「じゃ秋風次はこれ」佐々木はギターを出した。

秋風はまず始めに弦の張り方をエスに教わったので弦がキチンと張れているか?

チェックした!わりときちんと張れていた。

「なんでいちいちチェックすんだよ!俺のか~ちゃんか!!」と

佐々木は言って前髪を払った。佐々木はひとりっこだ。

秋風は音がうるさくならないように指先でギターを爪弾いて軽く歌った。

「おーーうまいな~」と佐々木は驚いてギターを秋風から奪い

「ほおずき」という曲を演奏した。わりとうまかった。

エスの演奏と違って青春の香りがすると秋風は思った。

秋風はパチパチと手を軽く叩いて。

「いいと思う!!佐々木の演奏には青春という二文字が当てはまる」と

感想を述べた。秋風は佐々木を目の前にすると三枚目になる。

これも自分の素なのかも知れないと秋風は思った。佐々木が面白くて

仕方ないのだ。

「ねぇ秋風?今度秋風の家とほおずき市に行かないか?」と佐々木は言った。

「湯川くんとかエスは秋風の家に行った?」と佐々木は聞いた。

「来る来ると言いながらまだだな!それにエスの家は毎日行ったけど

湯川くんの家には行ったことがないから!」と秋風は答えた。

「そうか!じゃ~僕がまず秋風の家に行くよ」と佐々木は言った。

これはロールプレイングゲームなのだろうと秋風は思った。

佐々木はカメラを出した。

秋風は短い時間にいろいろ出すなと思った。ベットの上で佐々木は秋風の写真を

数枚撮って「今度あげるよ」と言った。

短い時間で物事がどんどん片付くので心地がいいなと秋風は思った。

部屋もまったくちらからないのだ。

佐々木は今度は天体望遠鏡を出した。窓から見たがなにも見えない。

やっと外が暗くなったのだ。

「佐々木??どうやって天体観測すんだよ!なにも見えないよ」と秋風は聞いた。

佐々木は天体望遠鏡を合わせるのは難しい事と専門家が見ないとその天体がどうなってるのか?わからないことを解説した。

「これじゃ!よくわかんないな!宇宙がどう面白いのか?」秋風は言った。

「大事な物は目に見えない!秋風は星の王子様でも探してなさい」と佐々木は笑った。

ふたりとも同じ物がわりと好きなことにまったく気づいていない。

気づいてないまま時間が流れているのだ。大事な物は目に見えない。

I'll bring you to the univers sometime!!

You can look for 「the stellar prince 」you like very much by yourself, please.


Because I can't probably see.

いつか!佐々木が書いてくれた英語の手紙を秋風は思い出した。



いつかキミを宇宙に連れて行ってあげるよ!でもキミの好きな

星の王子様は自分で探してね。僕には見えないから



「Ihope  you can go to the universe sometime.」

秋風は佐々木に教えて貰ってもなかなか上達しない間違ったままの英語で言った。

「so that you can go to the universes  sometime.」

佐々木は自然な英語に言い換えて

「Yes・・・ I will」と笑った。この数年後佐々木は宇宙には行かず

サンテグジュペリのように飛行機に乗って世界に行き英語を使う商社マンになった。

「サンデクジュペリ!」秋風は笑った。

「だからサンテグジュペリ!!」と佐々木は何度でも訂正した。

秋風は佐々木!!とずっと呼び捨てにしてもいくら間違ってもまったく怒らない佐々木が大好きで

いつまで経ってもサンデク・ジュペリと言い続けついには

サンテグ・ジュペリと言えなくなった。

佐々木は部屋の電気を消した。そこには秋風が行きたくなる佐々木が蛍光シールで

作った宇宙が広がった。

「佐々木!!すごく!!綺麗だね」秋風は喜んだ。佐々木が宇宙に行かなかったわけは

ここにあった。自分で作った宇宙の方が人を喜ばすことができたのだ。

佐々木は商社で宇宙機器を輸入している。

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