2015年11月24日(火) テーマ:小説2
 

17歳の天才少年エスと16歳の普通の少女秋風の旅は始まったばかりだった。

秋風の家の台所には何もなかったのでエスのいる町が秋風の家になって行った。


秋風の兄は高校生になるとT高校に剣道で勝てなくなり元気がなかった。

高校剣道はツキがあるのでツキをつけないと負ける。

その上殺人的なツキで首の骨を折って入院した。

その後高校剣道からもツキが消えた。本当の殺人行為だからだ。

秋風は兄の見舞いに行かなかった、悲しそうな顔をみたくなかったからだ。

退院して久しぶりに会った兄はそれでも朝稽古に行くためのお弁当の準備を寝る前にしていた。

「これ以上つらいことはもう俺には起こらないだろうな」秋風の顔も見ないでそういうので秋風も言葉を失う。


エスは相変わらず、たわけたことを抜かしていたが秋風にはその屈託のない明るさが救いになった。「ね~エス???確かに中高一貫校って道が閉鎖されるよね?」エスが言ったことを反復して聞くと。

「だろ?高校になってダメになるとダメになるのが速すぎるんだよ!中学で栄光を知っても意味がないんだ!」とエスは言った。


秋風はツキで入院した兄の悲しい顔を思い出してもう家に帰るのはよそうと思った。

関東一の少年剣士=17歳・ツキにより入院=挫折と一瞬は思ったが挫折の部分は排除して兄に近づくのはやめる事にする。

エスの住む街にはストリッパーがどうやらいるようでそのストリッパーの服の鮮やかさが秋風を元気づけた。

工場街は灰色だったがストリップの服は明るかったのだ。

エスが家主がいない間に入り込む家に、いつもストリッパーの服があるのだ。エスは散らかったストリップの衣装をどんどんどんどんどんその辺に投げては中から!テープを探す。

「あった!!」そういうとすぐに家から出て自分の家に帰るのだがストリッパーの家はエスの家からわりと近いアパートだ。

秋風はエスがどんどんどんどんどんどんどんどん投げていくストリッパーの衣装をどんどんどんどんどんどんどんどんどん拾って一か所に纏めていくので部屋が片付いていくのだ。

秋風はそのサテンでキンキラキンの衣装の色で元気を取り戻す。やっぱり色彩って大事なんだなと思った。

「エス?たまに行くストリッパーの衣装が沢山ある家は誰の家?」と秋風が聞くと。

「大体みんな僕の言葉を理解できないから世話になる人はできるだけ頭が八分がいいんだ!!頭が八分だと普通気になることが気にならないから」秋風はストリッパーは頭が8分なのでできるのだろうなと理解した。

エスの漫画に激怒してる佐々木は確かに秀才だしなと秋風は思った。

「胸がこ~んなにでかくてホルスタインみたいなんだ」とエスはストリッパーを解説した。

「頭が八分だと悲しくもないし頭にもこないからいいよね!」そう秋風が言うと「そうそう!!」ってエスは笑う。

秋風は頭が八分であることも生きる上で大事なことのような気がした。「なんで?秋風はそんなこと聞くの?」とエスは言う。「ん???明るい色って元気が出るな~と思ったからさ」と秋風も笑う。

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