あなたが子供の頃、学校は好きでしたか?筆者は小学校の頃のことを思い出すと、嫌ではなかったという記憶があります。かといって行くのが好きだったというわけでもありません。毎日行かなきゃいけない所だと言われていたので行っていたような気もします。

学校の先生は、親が子供をそこに預ける間、監視と教育などの全ての責任を持たねばなりません。教師は親のように子供を全て躾ける義務は当然ないですが、教育者として子供達に教えていくという立場から考えると、やはり毎日の責任は重大でしょう。

クラスにはいろんな個性の子供がいます。筆者からすれば、1人の子供を育てるだけでも大変なのに一クラス30人を毎日まとめる先生は尊敬モノ。まとめるからには、多少は厳しくしないといけません。

子供には学校は、友達と会って遊べる場所である以上に学ぶための場所として定義づける必要があるからです。でも、厳しいだけじゃ子供達は先生を好きになれません。そのバランスが教育者として常に難しい問題なのでは、と思う筆者。

米フロリダ州のある特別学校の先生が話題に

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今、SNSで話題になっているのが米フロリダ州のある特別学校の担任の先生。この先生、毎朝10分間、一人一人の生徒を褒めることから始めるのです。「君はいつも元気だね。とっても優秀だし、面白いし、サッカーも上手だね。」褒められて悪い気のする人は誰もいません。子供達だって、朝から先生に褒められて照れくさそうにしているものの、嬉しそう。

この特別学校には、自閉症や発育・知能障害を持った子供達が通っています。担任であるクリス・ウルマー先生は「君がこのクラスにいてくれて嬉しいよ。」と1人1人の生徒を褒め、話しかけるのです。

そしてハイファイブ!なんだか朝から元気が出そう

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生徒の目を見て、一言一言気持ちを込めて話すウルマー先生。最後に生徒とハイファイブして1日の元気をシェア。普通の先生のように始業のベルがなったら教室に来て、すぐに教科書を広げる先生がいかに子供達にとってつまらないことか。このウルマー先生を見ているとそう感じさせられます。

教育ってなんだろ?

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教科書に沿ったことを教えること。これももちろん教育ですが、真の教育とはこのウルマー先生のような態度のことを言うのではないでしょうか。特に自閉症の子供達の心を解きほぐすには相当な忍耐力が必要です。

でも、一人一人の生徒と朝顔を合わせた時点からしっかりと向き合い、生徒を褒め、更に理解しようとする姿勢は前向きで、子供達にも笑顔をもたらします。

生徒たちにわかりやすい教え方をするウルマー先生

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教科書を開くのではなく、人として大切なことは何かを説くウルマー先生。「子供は小さな頃から愛と憎しみを学びます。愛すること、受け入れることを教えることを積極的に頑張っています。」

生徒の中には、過去に度重なる脳手術のためにそれがトラウマとなってしまっている子供もいるそう。そんな子供達の気持ちを少しでも解きほぐしてあげたい、そうウルマー先生は語ります。

毎朝10分、生徒達を褒めることで次第に生徒もウルマー先生に心開くようになったそう。先生の目をちゃんと見るようになったというから、これは自閉症の子供たちにすれば大きな進歩です。

「このクラスを受け持つことに幸せを感じるんだ」

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様々な問題を抱えた子供達の担任になることは、自分にとってもこの上ない喜びだとウルマー先生。彼自身も、いろんなことを毎日生徒達と共に学ぶことができるから。自閉症の子供達に共通していえるのはその純粋さ。

社会にうまく適応できないために、自閉症の人達は何かと偏見を持った目で見られたりすることもあります。でも、そういった偏見を一切持たず生徒を信じ、また、不安になった時にも自分と闘いながらも子供達に自分から心を開くように努力をしてきたウルマー先生に、生徒達は今とびきりの笑顔を見せるようになりました。

Facebookに投稿した動画で話題に

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ウルマー先生は、これまで生徒や親の気持ち、教師としての意見などをまとめた本を出版したいと考えていたそうですがことごとく出版社に断られているそう。そんな中、自身のFacebookに投稿した「生徒を褒める」動画がメディアに取り上げられて拡散。今では、1万4千以上もの「いいね!」と、210万回を超える動画の再生回数という話題ぶりに。

「このクラスの担任になれてとても嬉しいよ。生徒を愛しているし、また生徒たち自身もお互いを愛していると思うよ。」熱意溢れるウルマー先生の一途でポジティブな姿勢が、きっと生徒たちにも伝わっているでしょう。

Facebookに投稿されている写真には、生徒とウルマー先生の素敵な写真ばかり。自閉症という心の病を抱えた子供たちに、オープンに真正面からちゃんと向き合ってくれるウルマー先生はまさに教師の鏡でしょう。そしてまた、そんな素敵な先生に会えた子供達も幸せですね!

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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