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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
中高年のかたで、そばにいた人に顔をしかめられた、お子さんに「クサイ」と言われてしまった、そんな経験はありませんか?若いときの汗臭さとは違う「おじさん臭」ともいわれる加齢臭ですが、実は男性のものだけではなく女性でも発生しているといわれてます。

今回は加齢臭の実態と予防法について、医師に話を聞いてきました!

加齢臭ってどんなニオイ?

「ろうそく」「チーズ」「古い本」などと表現される不快な臭いで、頭部や耳元、首元など上半身から発生することが多いです。40代、50代の男性では約4人に1人が、女性では約半数に、加齢により自分の体臭が変わったという認識があるようです。

様々な年齢の人のシャツを微量な物質まで判定することのできる質量分析器という機械で解析したところ、40歳未満の9人には全く検出されず、40歳以上では13人中8人に検出された物質が見つかりました。それが、加齢臭の主原因物質とされる「ノネナール」です。

加齢臭の原因物質「ノネナール」はどうしてできるの?

ノネナールは、皮脂中の脂肪酸が酸化すると発生します。脂肪酸は、年齢とともに皮脂中に増加しますが、なぜ増加するのかについてはあまり原因がはっきりしていません。皮脂の酸化については、空気中の酸素に触れているだけで、連鎖反応が進んでいき過酸化脂質を形成します。そのため、加齢に伴う新陳代謝の低下により、酸化された皮脂がたまりやすくなるのです。

加齢臭を防ぐには?

1. 皮膚を清潔に保つ
皮膚を清潔に保ちましょう。毎日余分な皮脂を洗い流し、酸化した皮脂が皮膚の表面にたまって、ノネナールが生成されるのを防ぎましょう。特に、耳の後ろや、襟足など洗い残しやすい場所は注意。

2. 皮膚の新陳代謝を保つ
加齢のみならず、ストレスや睡眠不足、ビタミン不足などによっても皮膚の新陳代謝は低下します。ストレスをためず、適切な食事をすることで、皮膚の新陳代謝を下げないようにしましょう。

3. 禁煙する
タバコを吸うと、加齢臭が増えることが知られています。禁煙はがんや動脈硬化の予防になるだけでなく、こんな効果もあるのです。

4. 脂性肌を防ぐ
皮脂が多ければ、それだけ作られるノネナールも増えてしまいます。皮脂を減らすためには、牛肉やベーコン、卵、ドレッシング、フライドポテト、チーズやウインナーなどの脂質を多く含む食品を避けるといいでしょう。

5. 加齢臭用のグッズを使う
以前は香水などでごまかすことが多かったのですが、ノネナールという原因物質の存在が明らかになってから、皮脂の酸化を防ぐ抗酸化物質や、酸化の原因となる菌の増殖を防ぐ抗菌物質を配合した石鹸やデオドラントスプレーなどが市販されています。

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【医師からのアドバイス】

自分で気づいていなくても40歳を過ぎたら加齢臭を発している可能性があります。口臭や体臭同様、加齢臭もしっかりケアをすることが、大人のエチケットかもしれません。中高年のかたは、今日から加齢臭ケアをはじめてみてはいかがでしょうか?

(監修:医師 あい先生)

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