湯川くんは17歳の好青年で秋風は16歳の普通の少女だ。


長らく相思相愛ではあったが17歳の天才少年エスの勧めで


付き合う事になった。


その事がたくさんの波紋を呼ぶ。


17歳の秀才佐々木がほとんど毎日切れていて笑えないほどになって来た。


「だいたい!ふざけんなよ!あのエスの野郎よ!


俺はあいつだけは許さねぇよ!!秋風?全部とは言わないから


エスが描いた漫画俺に見せてくれる?」と佐々木がものすごく怒っている。


「大体あいつが俺をちっぽけな奴みたいに描くから


秋風だって湯川くんがいいと思ったんだろ?!つまりは


エスの洗脳なんだよな!!!」


佐々木は漫画の通りに早口で沢山喋るが理路整然としてる。


秋風はいつもは漫画の通り小さなうさぎに見えた佐々木が


大きく見えた。


秋風は言われた通り 佐々木にエスの描いた漫画を見せた。


佐々木は漫画を読みながらとても悲しそうだった。秋風は佐々木を笑って申し訳なかったと思った。笑ってよ!!佐々木?!そう思って佐々木の顔を覗くと薄っすらと笑っているけどやっぱり怒っている。


笑ってはいけなかったけど佐々木を知ったのはエスが描いた漫画が先だっったしと秋風はいろいろ言い訳を考えて自分を正当化していた。


「秋風もこれを読んで僕を笑ってたのかよ!」


佐々木はとても悲しそうだ。今にも泣きそうだったけど我慢をしている。佐々木はよっぽどエスが嫌いみたいだし。


秋風は佐々木に悪いことをしたと思った。


「ちくしょ!あの野郎!それに秋風に忠告だ。


エスとは遊ばないほうがいい、あいつははっきり言って頭が可笑しいよ!」


佐々木はエスを怒っている。



秋風はそれも少しはあるとは思ったがエスのおかげで


湯川くんを知れたのは事実だと思った。


「どうせあいつが湯川くんと付き合うように仕向けたんだろ!!」


佐々木は怒ってる。そう言われてみればそうだ!エスが言わなかったらお互い告白はしていないと秋風は思った。


「でもね・・佐々木?そればかりでもないよ!


村上尚子さんって人も担任の先生も佐々木のファンだよ!


漫画を読んで、佐々木はいい奴だ!!佐々木に会いたいってみんながいうよ!!


だってこの漫画佐々木が主演だと思うから」


そういうと佐々木の怒りは少し静まった。


それに湯川くんはこの漫画のことはまったく怒らない。


佐々木同様!あんまりかっこよくは描かれてはいない。


いつも脳震盪を起こしたように頭の上がクルクル回っているし


エスの描いた湯川くんもやっぱり滑稽だよ!と・・・秋風は思う。


でも佐々木は自分の部分しか見てない・・・。


「これから僕がもっともっと!もっともっと!!!もっともっと!!


いい教材作って秋風にあげるから


エスの描いた漫画を読む暇があったらそっちをやれよ!


その方が秋風のためだ。」そう佐々木は言って


翌日からテープと英語が書いてあるルーズリーフを


3枚づつくれた。


英語の家庭教師は必要ないと思っていたが


これだけ少しづつ英語をやれば英語は伸びると秋風は思い


佐々木の教材を毎日読んで行った。


「エスは確かにとても失礼で無礼者だよ!でもね・・・


それにはなにか?きっと深いわけがあるんだと思うよ」


秋風が佐々木にいうと佐々木は少し考えた。


「僕はひとりっ子で兄弟がいない!!


友達がすべてなんだ!わかるだろ?秋風なら?」佐々木は真剣だ。



「うん!教材ありがと~!これを毎日やれば

なにか違う世界に行ける気がするよ」


秋風はいう。最近の教材はカモメのジョナサンだ。


秋風は佐々木はみんなと違うように飛ぶ訓練をして海に落ちたのかもな?と思った。

佐々木の作った英語の教材を真面目にやっていく事が佐々木への償いだと思った。

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