「小1プロブレム」とは何か

小学校に入学したばかりの1年生が、(1)集団行動がとれない(2)授業中に座っていられない(3)先生の話を聞かない、などと学校生活になじめない状態が続くこと。東京学芸大が2007年に実施した調査では、全国の2割の地域で確認され、他の2割の地域が「以前はあった」と回答した。家庭のしつけが十分でないことや、自分をコントロールする力が身についていないことなどが主な原因とされる。

出典 https://kotobank.jp

本人や家庭にその原因を求めてしまいがちでしょうが、実はそれだけではないようです。

「小1プロブレム」の要因は、家庭のしつけや学校の指導力不足だけにあるのではありません。まず、少子化や核家族化、地域社会の崩壊によって、子どもたちに人との関わりが不足している点が挙げられます。人とかかわる力や基本的な生活習慣が身に付いていないのです。次に、保育園・幼稚園と小学校で、お互いの教育内容が十分に共有されていない点も原因でしょう。

出典 http://benesse.jp

入学するとすぐに幼稚園や保育園とは全く異なる環境になる訳ですから、子どもたちも
戸惑いを隠せなかったり、環境に合わせようと努力しても無理をし過ぎてしまっているのかもしれません。

園や学校では「連絡会」を開いている

入学する子どもたちの負担を少しでも軽くしようという取り組みが今までもなされていましたが、最近ではそれがより丁寧になされるようになりました。例えば幼稚園や保育園に通っている子どもたちが近くの小学校へ行って「一日体験」をしてみたり、幼稚園と小学校が合同で運動会を開いたりしています。
さらに保育士や教師間では、入学する子どもたちの情報交換の場を設けて、学校生活をスムーズにスタートさせてより良い学校生活になるよう、話し合っています。

就学を控えた保護者にとっては入学は敷居の高いものになっている

園や学校、保育士や教師たちの連携は進んでいるものの、保護者の立場としてはかつてよりも小学校入学が大きな壁になってしまているような気がします。それは「小1プロブレム」が社会に明らかにされたことで、小学校へ対する不安や心配な気持ちが保護者の中に生まれた、あるいは今まで持っていたそのような気持ちが大きくなったからでしょう。
小学校は義務教育なのですから、そう構えなくても大丈夫だとお伝えしてもそれはなかなか解消されにくい問題だということが言えるでしょう。

学習塾での取り組み

学習塾の中には、小学校入学前のお子さん向けのプログラムを用意しているところもあります。

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幼児から小学生までのお子様の個別指導の療育の教室を開いています。
私自身、2人の子どものママです。育児はもちろん、教育や福祉にも興味があります。
Yahoo!知恵袋で専門家として回答しています。

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