記事提供:カラパイア

アメリカのワシントン州、アーリントン学区を走るスクールバス『7』は毎日ある家の前を通る。その家には高齢のおばあちゃんが住んでいて、学校を終えた子供たちを乗せたバスに毎日窓際から手を降っていた。

生徒たちからは“窓際のおばあちゃん”と呼ばれ慕われていた。そんな子供たちとおばあちゃんのやりとりを見守っていたバスの運転手のキャロルさんもまた、このおばあちゃんのファンである。

それはある日突然の出来事だった。いつも通りおばあちゃんの家の前をバスが通ったが、おばあちゃんの姿が見当たらない。

あくる日も、あくる日も、おばあちゃんはそこにいなかった。バスに乗っていた生徒たちは、おばあちゃんのことが心配になった。いったいおばあちゃんに何が起きたのか?子供たちのバスの話題はおばあちゃんのことで持ち切りとなった。

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おばあちゃんはいつも必ず窓際にいた。なのにその日から姿を消した。おばあちゃんは約5年にわたり、毎日このバスに手を降り続けていたのだ。心配になった運転手さんは、お花とカードを持っておばあちゃんの家を訪れた。

窓際のおばあちゃんへ

いつもあなたのことを想っています

愛をこめて-バス7の子供と運転手より

出典 http://karapaia.livedoor.biz

子供たちはおばあちゃんの名前を知らなかったが、この時初めておばあちゃんの名前を知ることができた。おばあちゃんの名前はルイーズ・エドルンという。年は93歳だ。

旦那さんの話によると、おばちゃんは数日前に脳卒中で倒れ、今は地元のリハビリセンターにいるという。

キャロルさんがそのことを子供たちに告げると、「いつも見ていた光景を見ることができなくなってかわいそう。おばあちゃんを元気づけてあげたい」と言い出した。

そこで子供たちは考えた。「いつもおばあちゃんが見ていた風景を写真を撮っておばあちゃんに届けよう。」と

おばあちゃんが毎日午後窓際から見ていた光景を再現するため、子供たちはいつもおばあちゃんにそうしていたように、バスの中で手を降り、キャロルさんが写真に撮った。

その写真を引き伸ばし、発砲スチロールの台に貼り付け、子供たちの名前を署名し、キャロルさんはケアセンターにいるおばあさんに届けた。

おばあちゃんは脳卒中の障害により上手に話すことができなかったが、子供たちのことが大好きで、彼らはとても大切な存在だということをキャロルさんに伝えたそうだ。

幸いにもおばちゃんは家に戻ることができた。そして、彼女は感動的なファンファーレを迎えることとなる。

その日、窓際から外を見ていたおばあちゃんが見たのは、バスに貼り付けられた“おかえりなさい”と書かれた文字と、キャロルさんが鳴らすクラクション音とともに、バスから手を振るたくさんの子どもたちの笑顔とおめでとうの声だった。

そしておばあちゃんも、5年間そうしてきたように、子供たちに手をふった。

この写真を投稿したフェイスブックのコメントにはこうかかれていた。

私たちの大好きな“窓際のおばあちゃん”が昨日、家に戻ってくることができたよ!おばあちゃんが気が付くように家の前を通る時にクラクションをならして、みんなで元気よく手を振ったよ!おばあちゃんも手を振り返してくれたよ!

出典:littlethings

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