もうパラサイトできない?!親子共倒れまでのカウントダウン

10.4パーセント。これは、親と同居する未婚の中年世代305万人の失業率です。年金暮らしの親に、低所得もしくは失業中の息子や娘たちが頼った結果、親子が共倒れになってしまう。NHKスペシャル「老人漂流社会親子共倒れを防げ」はそんな親子をとりあげています。
リストラされた息子と同居することになったために生活保護が受けられなくなった父親。非正規雇用で収入が不安定な30過ぎの子供たちを養う高齢の父親。今日本では、未婚で低所得の中年世代が増加、彼らにパラサイトされて高齢の親たちの生活が困窮していくケースが各地で見られるようになってきています。
実は筆者の弟も失業し親にパラサイトしている未婚の中年男です。両親は年金暮らし。そこそこの蓄えがあるようで、今はまだ生活できないということにはなっていないようです。ただ、病気や痴呆症になった場合、医療費や介護に掛かる費用によっては、生活苦に陥る危険性は十分あります。

それでも一緒に暮らしたい

前述のリストラされた息子と同居することになったため生活保護を打ち切られた父親は、それでも「息子にいてもらいたい」と本音をもらします。低所得の子供を養っている老夫婦も決して子どもたちを家から追い出そうとはしません。筆者の実家の母も、パラサイト息子に買い物に連れて行ってもらって「助かっている」と言います。筆者がこれからのことを考えて、弟がなんとか自立できるようにするべきだと言っても「A男は悪くない。このままでいい」と逆切れされます。父親は「あんなやつはどうしようもない」と言いつつ、家から追い出そうとはしません。稼ぎのない息子にせっせと食事を作る母。それを黙認する父。これは親の愛なのか?

パラサイト中年は社会の負担

働けない?パラサイトの中年世代は、いずれは税金で助けてあげないといけなくなるかもしれない、大きな社会的コストが発生する、そういうことを指摘する有識者がいます。本当は社会を支える労働者世代であるはずが、社会の負担になっていると非難されるかもしれません。
筆者は、弟を含め親と同居する中年世代を責めているわけではありません。実際、ハローワークで中高年の求人を探すのは非常に難しいです。とくに学校を卒業してからフリーターや非正規で働いてきた人たちには現実は厳しいです。なんでもいい、死ぬ気になって働け!とまでは言えません。

幸せになることを諦めない

親は働かない子供を嘆き、子供は社会が悪いと非難する。誰が悪いのか?それを追求しても前向きな解答は見つからないのではないでしょうか。死ぬ気になって働け!とは言いませんが、人生を諦めないでほしい。社会の負担にならないためや国益のためにではなく、自分自身のために、自分が幸せになるための努力はできるのではないでしょうか?今自分が置かれている状況が幸せではないのなら、抜け出す努力はすべきです。自分で自分の食事は作る、自分の部屋の掃除をする、自分の服を洗濯する。まずはそこから始めてみましょう。親も子も諦めないで!誰のためでもない自分の人生を生きる権利をこの国は認めています。

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aya このユーザーの他の記事を見る

中学生の娘をもつ母です。以前出版社に勤めていました。ウェブマガジンなどでコラムを執筆したりしています。

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