タニタの体組成計をお持ちの方は、「脚点」というものが表示されるのをご存知でしょうか。

「脚点」とは、身体を支える足の筋肉量をどのくらいか点数で表したもので、20歳の筋力を100点になっています。
基準が20歳の筋力になっているのは、一般的に20歳を過ぎたころから筋力の低下が始まるからでしょう。

全身で見ても足の太もものあたりの筋肉の占める割合はとても高く、タニタ独自の研究で、お尻から太ももにかけての筋肉量がいかにあるかで卵巣機能が保たれているのではないか、というものがあるそうです。
実際、太ももの筋肉が多い人ほど卵巣機能が正常で、エストロゲンの分泌も活発なことが報告されています。

そして、不妊の原因になっている卵巣機能の低下は、必ずしも年齢や卵子の老化だけが原因ではなく、「足の筋力の低下⇒卵巣機能の低下」なのかもしれません。

また近年増加傾向にある高齢者の寝たきりの原因第3位は、「足の筋力の低下⇒転倒⇒骨折⇒寝たきり」によるものということは明白な事実です。

日本人女性の美意識がとても高いのは素晴らしいと思うのですが、「細い=美しい」にこだわるあまり、細い人ほど筋肉量が少なく、体力がなくて、不健康になっている場合があります。

高いヒールを履いて美脚に見せようと思うとある程度の筋肉は必要で、さらに美しく歩こうと思うと脚点110点ぐらい取れるようでなければなりません。

そして何よりも、女性らしい美しさを支える女性ホルモン、エストロゲンの分泌を活発にし、卵巣機能を正常に保ち妊娠から出産への道のりを踏み出す初めの一歩は、「脚力」から。

そして脚点を上げ、骨盤内のインナーマッスルを鍛えるために、最も効果的なトレーニングは、「スクワット」です。


基本的なスクワットのやり方をご紹介しておきましょう。


まず、足は肩幅に開いて、手は前にまっすぐ伸ばします。

そのまま、身体が前に倒れないように、ゆっくりと腰を落とすようにします。
お尻は骨盤を立てて、尾骨を下に向ける感じで後ろに突き出さないように気をつけましょう。

このとき、できれば太ももが床と水平の状態まで落とすようにします。
できなければ、身体が前に倒れない程度、お尻が後ろに突き出ない程度に、太ももを自分が下げられるところまで下げます。

この状態を3秒程度キープするようにして、それからゆっくりと元の状態に戻すようにしましょう。

これを何回かに分けても構いませんので、1日の間に50回、やりましょう。

妊活中の方は、目標1日200回です。

脚点がアップするだけでなく、見た目もプリプリのきれいなお尻になり、エストロゲンのおかげでお肌もきれいになれば、一石二鳥どころか、それ以上の効果を感じることができます。

ぜひ1日50回のスクワットから始めてみてはいかがでしょうか?



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黒川恵子 このユーザーの他の記事を見る

大阪の某短大を卒業後、美容関連会社勤務を経てマッサージ業界へ。
マッサージ道を追及するうちに、マッサージだけでは治せない疾患の多さに自分の無力さを感じていた頃、乳幼児からの持病であるアトピー性皮膚炎が鍼灸治療で治ったことをきっかけに鍼灸の専門学校である明治東洋医学専門学校の門を叩く。
鍼灸学校で東洋医学の奥の深さに感動、ライフワークにすることを決意する。
卒業後、鍼灸院勤務を経て、医療機関のリハビリテーション科で勤務しつつ、2007年5月、沙羅鍼灸院を開業する。
2009年に完全に沙羅鍼灸院の鍼療業務に専念する。
以来、年間700~1000人の患者の治療に日々邁進している。

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