ドラマでは「カイザー」と医療用語で言われていますが、カイザー=帝王切開が近年増えています。
1990年は10%だったのが、2014年は約20%、5人に1人がカイザー(帝王切開)での出産です。

残念なお産ではない。

以前、夕方のニュース報道番組で、この帝王切開が取り上げられていました。

助産婦さんに「帝王切開になっちゃったね。残念だったね」と言われた。
「二人目は、ちゃんと産んだらいいよ」と友だちに言われた。
帝王切開は、残念なお産なの?私はちゃんと産んでいないの?と思い悩んだ人のことが取り上げられました。

中には、帝王切開で産むと赤ちゃんへの愛情が薄くなるとか、「帝王切開は陣痛を味あわないから楽でいいね」と言われて傷ついたとか、色々な話があります。

帝王切開と自然分娩とどちらが楽かだなんて、そんなバカバカしいことを考えるのも議論するのも、もう止めようよ!
無事に産まれてきたんなら、そんなことどうだっていいじゃないの!!
そういう声も、たくさんありました。

そうです。
帝王切開は決して残念なお産でもないし、ちゃんと産まなかったわけでもないし、帝王切開だから楽だったというわけでもありません。
帝王切開で産むと愛情が薄れるなんてこともありません。

安全を優先してどこが悪いの?

帝王切開にした方が安全だから、帝王切開になったのです。
それの、どこが悪いの?

帝王切開がどのようにして行われるのかも知らない人が、医者や看護師や助産婦でもない友達や姑が「帝王切開は楽」とか「帝王切開で産んだら赤ちゃんへの愛情が薄くなる」とかよく言えるなあ~、と思います。

通常の子宮の大きさや重さがどれくらいで、臨月にはどれくらいの大きさになるのか、そういうことも知らない人が、そういう発言をする資格はないと思う。
赤ちゃんだって、聞こえているはず。
赤ちゃんに失礼だよ!

悩むだけ損だよ。言いたい人には言わせておこう。

帝王切開で出産したことを、とやかく言う人はいくらでもいます。
お母さん自身を責めたのではなく、帝王切開になった産科に疑問があっただけ。最近はすぐに帝王切開にしてしまうから、という反論もあるでしょうが、その産科を選んだのは、お母さんとお父さんですからね。

やはり、「選択ミスじゃなかったの?」とご夫婦を責めていることになりませんか?

でもお母さんは、周りが帝王切開に対してとやかく言ってきても、悩んだら損だよ
言いたい人には勝手に言わせておいたらいいよ。
心に余裕がある人は、「そういうことを言うと、お母さんは凄く傷つくんだよ、だから今度からは、もうそういうことを言わないでね。」と、言った人にお願いする?

私も帝王切開だったし、色々言われたことはあります。そして子育てが体力的にしんんどくて疲れているにも関わらず「私はまあいいけど、傷つくんだよ。他の人にはもう、そういうことは言わないでほしい」と、お願いしたこともあります。

でもこれ、すごく疲れます。
言った人も悪気があったわけじゃないから尚更だわ。
「心配する気持ちはわかるんだけどね・・・」と気を遣うからね。

まあ、言われた人は、「ハッ!」とした顔になって、気づいてくれて謝ってくれて、これ以上被害者を出さずに済みましたが・・・

帝王切開を、とやかく言われたら、
「余計なお節介よ!そういうことをいうあなたは、”余計なお切開” っていう出産方法だったのでは?」とでも思っておきましょう!

「あらまあ~、あなた帝王切開なの?」
「えっ?! 何切開だったかしら?余計なお切開だったかしらねぇ、なんちゃって!」
などと、誤魔化し半分に反撃するもよし。
あっ!こういう返し方は大阪だけかな?他でやると嫌われる?

まあ、どう返すも自由だけど、何か言われても、気にしない!気にしない!
無事に産まれて来てくれた、お子さんに感謝して、10か月間頑張ったことや奇跡を喜びましょう。

最後に・・・

赤ちゃんが産まれてくるまでには、様々なリスクを乗り越えているのです。
無事に産まれてくることは、奇跡なんです。

無事に産まれて来たら、帝王切開でも自然分娩でも、そんなことはどうだっていいじゃないですか!?
たくさんのリスクを乗り越えて産まれてきた赤ちゃんに失礼ですよ。そういうことを言うのは・・・・
生命の神秘や命の尊さを侮辱しているのと同じですよ。

お腹の傷跡もへその緒も「お母さんの勲章です」

小さな命が誕生したことを
     素直に喜びましょう!
これから先、この小さな赤ちゃんが、周りの人たちにいっぱい、いっぱい、いっぱい・・力や勇気や笑いや幸せを与えてくれることでしょう。
子どもがいたから、色々なことを乗り越えてこれたんだと思う。息子よ、ありがとう!

帝王切開で出産し、もう子育てを卒業した私は、そんなことを思いました。

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患者からの目線と元医療従事者としての目線とで、医療や健康に関する記事をメインに書いています。
4度の手術に膠原病でバツイチで・・・と波乱万丈の人生ですが、”人生に喜びや笑いを添付したら結果は出るはず!”という「喜笑添結」で毎日を過ごしています。

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