うつくしき多摩の里山の姿を

山肌

出典 http://art-tokyo.net

こんな素敵な光景が身近にあったなら…石原智是が描いた絵を見ると誰でも一度は口にする感想です。ところがそれを本人に伺ってみると、彼は多摩から出ず、多摩の今を切り取ってカンバスに描き続けてきたと言います。

彼が描く絵は、雄大で、時に緻密で繊細で、なによりもうつくしい。しかしそのうつくしさは、そこかしこに在り続けてきた、我々日本人に共通した、原体験にも等しい里山の光景にありました。

山笑う

出典 http://blog.canpan.info

里山を愛でた石原智是が切り取ってカンバスに再構築した絵には、何が込められているのであろう…。そう思って彼の絵を見続けると、実に様々な声が見え、聞こえてきます。

それは当たり前な生活の中に潜んでいる、忘れてはならない大切なことたちでした。命の輝き。命がここにあることの喜び。そして、未来永劫、このうつくしき命が次の代にもつながるよう願う祈りと、想い。そしてその、何気ない当たり前に続く日常にこそ、誰しもが求めている幸せが実は、潜んでいるのだという気付きです。

小比企

出典 http://art-tokyo.net

このうつくしさは、模写であって模写ではない。このうつくしさは、写実であって実は、写実ではない。そう思って例えば八王子市の小比企町の光景を眺めてみます。すると驚くべきことに、在るではありませんか。見えるではありませんか。うつくしい光景が。

小比企2

出典 http://art-tokyo.net

そして彼は人を描きません。ところが彼が描く作品たちの持つうつくしさからは、人の命の鼓動の、輝きやうつくしさが溢れてきて、見る前と後では、人にさらにやさしくなっている自分に気付かされるのです。

小比企3

出典 http://art-tokyo.net

本来的には、進化や進歩と普遍性は必ずしも相容れない関係にあります。ところが石原智是の作品の中では、進化と普遍性がマリアージュし、限りなくやさしく融合し、昇華している姿が見てとれます。

絵として瞬間を切り取っても、命は絶えず連綿と流れ続いていくという作者の発見と、その命が持つうつくしさは普遍であり不変であるという想いが、作品の中で昇華を成し得る野でしょう。

小比企4

出典 http://art-tokyo.net

これ以上、コトバは不要ですね。

多摩のうつくしさを再発見しに、大切な方と初冬の銀座に出かけられてはいかがでしょうか。できればその後、お食事を大切な方とご一緒すれば、その余韻の、思わぬ恩恵を享受することができるかもしれません。

石原智是個展
ギャラリー アーチストスペース
東京都中央区銀座6-1-3-4
03-3546-6334
営業時間 12:00-19:00(最終日は17時まで)
11月23日(祝)~28日(土)

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