秋風は16歳の少女だ。17歳の少年ふたりと駅のホームで出会った。少年エスは毎日同じ場所にくるので今度は秋風が探してくれと告げた。
エスは汚い学ランに適当なその辺の茶色のタータンチェックのシャツに茶色いサンダル履きだ。
明日も行ってみようかな?と秋風は思った。
エスはずっと首を振っている湯川くんはその姿を微笑んでみている。湯川くんはLが好きなのだろう秋風は思った。翌日約束の時間にホームの一番端にいくと昨日と同じ時間にふたりはいた。秋風は嬉しくなった。嘘じゃなかったんだ!!「あ~秋風ちゃん秋風ちゃん!!今日もきたね!!こっちこっち!!」エスは幼児のようにはしゃいでいる。「ね?湯川くん?秋風ちゃんは来たでしょ?」やっぱりエスは湯川くんに同意を求めていて湯川くんは幸せそうに笑っている。

「秋風ちゃん!!!これハイ!!」布のバックの中から茶色の水性ペンで書かれたわら半紙の束を出した。

見ると全部漫画と文字だった。ぎっしり書かれている。いつ書いたのだろう・・・。授業中に書いてるのかな?と秋風は思った。捲っていくとエスの学校での一日がとても分かりやすく面白く書かれている。5人くらい登場人物がいるがLと湯川くん、ふたり以外は秋風の知らない人ですべて面白い顔をしていた。秋風はその絵を見て、クスクスと笑った。「面白い?」エスは喜んだ。あ~秋風ちゃん!曲ができましたと急に音符になっていたりする。インクが出ないとインクが紙に飛んでいたりする。

手紙の中の湯川くんは天然で面白いキャラみたいだ・・・!
授業中もぼ~としてるみたいで。Lは2時間目の休み時間にトイレに走って行ったみたい。「これって!!エスが一日で書いたの?」秋風はLを天才だと思って聞いた。「うん!!そうだよ!!」エスは嬉しそうに笑う。やの字やえの字やわの字がが速く書けるように違った形をしてるがやとえとわだとわかる。最後は、秋風がふたりに昨日会ってびっくりしてる顔で終わっている。さて今日も秋風ちゃんはくるかな?・・・つづくと綴られていた。
それを見て秋風は気づいたのだ。Mくんという子が徳島大の医学部を受けるので見かけたら微笑んであげてくださいという山下さんという人が書いた手紙の似顔絵はエスが描いてる・・・つまりエスは似顔絵がうまくて学校で有名なのだろうな!と秋風は思った。

よって以前に貰った謎の手紙は複数で書いたものだと秋風は思った。曲ができたという音符の丸い部分はすべて棒だ・・・。エスは常に曲が天から舞い降りるみたいだ。


「ふ~ん!!ありがとう!こんなすごい手紙は生まれて初めてもらった!!」秋風はエスと湯川くんに微笑んだ。手紙の紙は鹿島建設の物だった。さて今日も秋風ちゃんはくるかな~で終わってるので書いてその足でホームに来たのだろうなと秋風は思った。隣の男子高校の様子が面白く可笑しく書かれていたので秋風は自分の学校の様子を今度は書いてエスに返信しよ~と思ったのだ。「ありがと~!エス!!明日もこの時間にここに来て!!今度はわたしがプレゼントをあげるから」秋風はふたりを見上げて言う。「明日もこようね!!ね?湯川くん?」やはり湯川くんに同意を求めている。エスはひとりでは来たくないみたいだ。

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