国の重要文化財の弘前城(青森県弘前市)。その石垣の修理のため、2015年夏から天守を曳家する工事を実施しています。

曳家とは・・

曳家
建築物を基礎から分離し上物は解体、分解せずそのままの形で移動、移設すること。またはそれを職業とする人。歴史的に古く鳶職の職能の一部だったが、最近は高度に工業化されたコンピューター制御のジャッキアップシステムを駆使する専門業者も多い。

出典 http://www.weblio.jp

弘前城は100年前にも曳家工事をしているそうです。

◇工事スケジュール

2014年秋(平成26年秋) ・・・濠埋め立て
2015年春(平成27年春) ・・・足場組み立て(さくらまつり終了後 5月中旬)
2015年8月~10月~2020年頃・・・天守移動(本丸中央部70m程)
2016年5月 ~ 2025年 ・・・石垣解体・積み直し

※H26年濠埋め立て
  内濠の水を抜く(26年10月頃)
  土の搬入(26年10月頃)
  仮設道路・作業場設置

出典 http://www.aptinet.jp

10年以上を要する大掛かりな工事です。

石垣を解体するために上物である天守を移動しなければならず、今年8月から70日かけて少しずつ本丸の中央寄りへ曳家していました。その移動距離は77.62メートルでした。
そして昨日10月24日、天守を仮天守台に結合させる最終工程「天守着座式」が行われました。

午前10時15分、陣羽織姿の葛西憲之弘前市長が軍配を手に「据えやーっ」と号令すると、曳屋責任者の吾妻組(山形県米沢市)の石川憲太郎・工事部長(40)が「行くぞー」と応え、油圧ジャッキを作動。作業員約10人は腰をかがめ隙間(すきま)に目を凝らした。
 重さ約400トンの天守がスピーカーを通してミシミシと音を立てながら徐々に下がること約2分。「着座ー」という声が上がり、来場した市民ら約200人から一斉に拍手が湧いた。

 作業が完了すると、石川さんと元請けの西村組(弘前市田町)の現場責任者の対馬悟常務(61)は天守のそばで抱き合い、男泣き。文化財の修理作業の始終が公開されるのは珍しく、対馬さんは「見えない部分で苦労し、いろいろな問題をクリアしてきた。その思いは言わなくとも(石川さんと)分かり合った」と感慨深げ。石川さんも「関係者や応援してくれた市民に感謝している。6年後の曳き戻しをまた同じ仲間でやらせてもらえれば」と話した。

出典 http://news.biglobe.ne.jp

この日を迎えるまでにはたくさんのご苦労があったことと思います。

弘前城曳家工事「着座式」

出典 YouTube

6年後には天守を元の位置に戻す「曳き戻し」もあります。壮大なプロジェクトですね!

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