秋風は高校1年生の少女だ。

慣れない土地に通いだしてつまらない土地ではあるが

見る物すべてが新しい。


学校は古いし汚いしカビ臭い。

数1の教科書はやたら厚い

生物も面白くはない。

秋風は地理の得意な少女で地図を見てる事が好きだった。


友達は気の合いそうなひとが今のところいない。


入学するとすぐ進路調査があった。


今わかるわけないだろ!と秋風は思った。

しかし他の生徒はもう進路希望が決まっている。

秋風はわからないので空白で出した。


家庭調査がありわりと細かい。

それも今のところ空白だが実の親を両親にしておいた。

親権でもめていたからだ。


担任の若い教師が秋風を気にしている事を最近の秋風は感じている。


ゴキブリというあだ名がついたわりと二枚目な担任の教師が秋風に近づいてきた。



「おまえの親??防衛庁?」教師は聞いた。


家庭調査には実の親の記述がある。


「それからすごく気になってたんだがおまえには親がいるのか?それと友達がいないだろ?」秋風は担任が自分を気にしてくれてる事が嬉しかった。

秋風には父親を感じないらしい。

秋風は担任の教師がどこまで自分の力になってくれるのか?

今の時点ではわかっていない。

「親はたくさんいると言えばいるし誰もいないと言えばいないですね」と

秋風は笑った。

先生もその言葉に寂しそうに笑っている。

「おまえの親はでも防衛庁じゃないだろ!!」と教師はわりと真剣に秋風を見た。

他の生徒が秋風の親は防衛庁だと言ったらしいのだ。


「いや!あの・・国税庁 気象庁 環境庁と来たから防衛庁って言っちゃったんですよ!

防衛庁は伯父さんです」と秋風は言った。



先生は爆笑した!!


「おまえ・・親の職業をごろ合わせにいうなよーー」先生は笑う。下町育ちの秋風はダジャレの天才だった。



「おまえオチケン入れ!!僕が顧問だから・・オレな~若いだろ?


部活と生徒会で5つくらい顧問してんだ!」先生は得意気だ!



「先生おいくつですか?」秋風は聞いた。


「俺?いくつに見える?」って先生は恥ずかしそうに秋風に微笑んだ。



「ん~そうですね~35歳くらい?」秋風は言った。

先生はがっかりと項垂れて肩を落とした。


「俺はまだ20代だよ!!失礼な奴だな!!オチケン入れよ!まだ28歳!!」

先生はかっこつけて笑った。秋風は先生に好意を持った。


「おまえそれにまだ友達いないだろ!なんでかわかるか??


男の子と学校に来てるからだ」先生は秋風について詳しかった。

「あ~~中学が同じで隣の駅の学校の生徒さんです」と秋風は素直に説明した。

「知ってるわ!!俺も元その隣の駅の学校の生徒だ」

先生は誇りを持って胸を張っていう。

「へぇ~先生って見掛けによらず!頭いいんですね」秋風は褒めたつもりだった。

自分がそうよく言われてるからだ。


「おまえって本当に失礼な奴だな!!とにかく落研に入れ!わかったな!」

そう言って秋風の担任の教師は颯爽と夕日の中に消えた。



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