海を見たらあかん日があるんや

803 本当にあった怖い名無し sage 2007/11/05(月) 11:14:55 ID:EYJeND380

子供の頃の怖い体験がふと思い出されたのでカキコ。
長くなると思うんで、思い出したのをまとめながボチボチ書きます。

9月にうちのばあちゃんの姉(おおばあ、って呼んでた)が亡くなって、一家揃って泊まりで通夜と葬式に行ってきた。
実質、今生きてる親族の中では、おおばあが最年長ってのと、
うちの一族は何故か女性権限が強いってのもあって、葬式には結構遠縁の親戚も集まった。

親戚に自分と一個違いのシュウちゃん(男)って子がいたんだけど
親戚の中で自分が一緒に遊べるような仲だったのは、このシュウちゃんだけだった。
会えるとしたら実に15年振りぐらい。でも通夜にはシュウちゃんの親と姉だけが来てて、期待してたシュウちゃんの姿はなかった。
この時ふと、小学生の頃に同じように親戚の葬式(確かおおばあの旦那さん)があって
葬式が終わってからシュウちゃんと一緒に遊んでて、怖い目にあったのを思い出した。

809 本当にあった怖い名無し sage 2007/11/05(月) 11:57:26 ID:EYJeND380
じゃあ、続き書きます
途中で時間が空くかもしれないけど、許して。



うちの父方の家系はちょっと変わってて、家督を長男じゃなくて長女が継いでるらしい
父方の親族はおおばあもみんな日本海側の地域いるんだけど、うちは親父は三男ってのもあって、
地元では暮らさず、大阪の方まで出てきてて、そういった一族の風習とは無縁
シュウちゃんの家もうちと同じように地元を離れた家みたいで、神奈川在住。

夏休みは毎年、お盆の少し前ぐらいからおおばあの家に集まって、
法事だの地元の祭に行ったりだの、親族で揃って過ごす。
うちとかシュウちゃんの家なんかは、他の親族と違って
かなり遠方から来ることになるので、おおばあの家で何泊かすることになる。

おおばあの本宅が海に近い(道路挟んで少し向こうに海が見えてる)から、
朝から夕方までシュウちゃんと海に遊びに行ってた


812 803 ◆8bbhN14TpI sage 2007/11/05(月) 12:16:20 ID:EYJeND380
俺が小学校2、3年の冬に、おおばあの家で葬式があって(死んだのは旦那さんのはず)、
その時もうちは泊まりがけで通夜と葬式に出席。シュウちゃんところも同じように泊まりで来てた。
元々俺は脳天気な人間なんだけど(さっきのカキコ見ての通り)、その頃は輪をかけて何も考えてなくて、
葬式云々よりもシュウちゃんと遊べるってことしか頭になかったw

朝出発して、おおばあの家に着いて、ご飯食べてしばらくしてから通夜
この辺は何かひたすら退屈だったことしか覚えてない。全然遊べないし。

泊まる時は「離れ」が裏にあって、そこに寝泊まりするんだけど、
その時は他に来てた親族がほとんど泊まるから離れが満室。自分たちは本宅に泊まった
晩飯終わってから、「何でこんな日に亡くなるかねえ」とか親戚がボソっと口にしたのを覚えてる。

翌朝起きたら(大分早かった。6時とか)、おおばあとかばあちゃん、他の親戚の人がバタバタしてて
家の前に小さい籠?何か木で編んだそれっぽいものをぶら下げて、
それに変な紙の短冊?みたいなものを取り付けたりしてた。
ドアや窓のあるところ全部に吊してて、紐一本でぶら下がってるから、
ついつい気になって手で叩いて遊んでたら、親父に思いっきり頭殴られた

そのうち雨戸(木戸って言うのかな)とか全部閉めはじめて、
雨戸の無い台所とかは大きな和紙みたいなのを窓枠に画鋲でとめてた
人が死んだ時の風習かなあ、ってのが最初の感想だった。

813 803 ◆8bbhN14TpI sage 2007/11/05(月) 12:36:06 ID:EYJeND380
朝も早いうちから告別式がはじまって、途中はよく覚えてないけど、昼少し過ぎた辺りにはほとんど終わってた
薄情な子供かもしれないけど、これ終わったら遊べるってことしか頭になかったなあ

途中、昼飯食べたんだけど、みんなあんまりしゃべらなかったのを覚えてる
何時頃か忘れたけど、結構早いうちに他の親戚は車で帰っていって、
本宅にはうちの家族とシュウちゃんの家族だけ残った。
夏みたいに親戚みんなで夜までにぎやかな食事ってのを想像してたんだけど、
シュウちゃんとちょっと喋ってるだけで怒られたのが記憶に残ってる。

家の中でシュウちゃんと遊んでたら「静かにせえ」って怒られた
夕方にいつも見てるテレビ番組が見たくて「テレビ見たい」って言っても怒られた
「とにかく静かにしとけえ」って言われた
今思ったら、親もおおばあもばあちゃんも喋ってなかった

814 803 ◆8bbhN14TpI sage 2007/11/05(月) 12:52:35 ID:EYJeND380
思い出すことを片っ端から書いてるので、ダラダラとした文章になってる
申し訳ない。

続き。

-

あんまりにも暇だからシュウちゃんと話して「海見にいこう」ってことになった

玄関で靴をはいてたら、ばあちゃんが血相変えて走ってきて
頭叩かれて、服掴んで食堂の方まで引っ張っていかれた。
食堂にシュウちゃんのお父さんがいて、ばあちゃんと二人で

「今日は絶対に出たちゃいかん」
「二階にいとき」

って真剣な顔して言われた。
そのままほとんど喋ることなく、シュウちゃんとオセロか何かして遊んでて、気が付いたら2階で寝かされた

どれぐらい寝たのか分からないけど、寒くて起きたのを覚えてる
2階から1階に行く時に、魚臭さのある匂いがした(釣場とかよりももうちょっと変な潮臭さ)
時計を見に居間を覗いたら、おおばあとかうちの親が新聞読んだりしてて、誰も喋ってなかった
何か妙に気持ち悪くて、トイレで用を足した後、2階に戻ろうとしたら廊下でシュウちゃんと出くわした。

815 803 ◆8bbhN14TpI sage 2007/11/05(月) 13:14:27 ID:EYJeND380
「あんね、夜に外に誰か来るんだって」

とシュウちゃん。
おおばあ達が今朝、何かそれらしいことを口にしていたらしい。それをシュウちゃんが聞いたようだ。
ちょっと確かめてみたいけど、2階も雨戸が閉まってて外が見えない。

「便所の窓開くんちゃうかな」

さっきトイレの小窓がすりガラスで、雨戸がなかったのを思い出した。
便所は家の端で海側(道路側)に窓があるから、二人で見に行こうと言うことになった。

冬のトイレは半端じゃなく寒いんだけど、窓の一つ向こうに何かがいるという思いこみから、
秘密基地に籠もるような、奇妙な興奮と、同時に背筋に来るような寒気を覚えた。

「ほんまにおるん?(本当にいるの?)」

小声でシュウちゃんに話しかけ、
シュウちゃんもヒソヒソ声で

「いるって、おばあが言ってたもん」

818 803 ◆8bbhN14TpI sage 2007/11/05(月) 14:12:57 ID:EYJeND380


トイレの小窓は位置が高く、小学生の自分の背丈では覗けない。
便器の給水パイプが走ってるから、そこに足を乗せて窓を覗く形になる
最初は自分が外を見ることになった。

音を立てないように静かに窓をずらして、外を見た。

軒の下で籠が揺れてる。
視界の端、道路から家まで、何か長いものが伸びていた。
よく分からないけど、その長いもののこちら側の先端が、少しずつこっちに向かってきている。
10秒ほど見てから、何か無性に恐ろしくなって身震いして窓を閉じた。

「誰かいた?」
「よく分からんけど、何かおった」
「僕も見る」
「何かこっちに来てるみたいやし、逃げようや」

多分、自分は半泣きだったと思う
寒さと、得体の知れない怖さで今すぐ大声で叫んで逃げたかった。


820 803 ◆8bbhN14TpI sage 2007/11/05(月) 14:36:36 ID:EYJeND380

-
「な、もどろ?」

トイレのドアを開けて、シュウちゃんの手を引っ張った

「僕も見る。ちょっとだけ。ほんのちょっとだけだから!」

シュウちゃんが自分の手を振り切って戻り、給水パイプに足を乗せた
窓をずらしくて覗き込んだシュウちゃんは、しばらくしても外を覗き込んだまま動かなかった

「なあ、もうええやろ?もどろうや」
「**くん、これ、」

言いかけて途中で止まったシュウちゃんが、外を覗き込んだまま「ヒッ ヒッ、」と引きつったような声を出した
何がなんだか分からなくなってオロオロしてると、自分の後ろで物音がした。

「お前ら何してる…!」

シュウちゃんのお父さんがものすごい形相で後ろに立ってた

821 803 ◆8bbhN14TpI sage 2007/11/05(月) 14:38:16 ID:EYJeND380
言い訳どころか、一言も喋る前に、自分はシュウちゃんのお父さんに襟を掴まれ
便所の外、廊下に放り出された。一呼吸おいてシュウちゃんも廊下に放り出された
その後、トイレのドアが叩きつけるように閉められた。

音を聞きつけたうちの親と、おおばあが来た
「どあほう!」、親父に張り手で殴られ、おおばあが掴みかかってきた

「**(自分の名前)、お前見たんかい?見たんかい!?」

怒ってると思ったけど、おおばあは泣きそうな顔をしてた気がする。
何一つ分からないまま、周りの大人達の剣幕に、どんどん怖くなっていった。

「外見たけど、何か暗くてよく分からんかったから、すぐ見るのやめてん」

答えた自分に、おおばあは「本当にか?顔見てないんか!?」と怒鳴り、泣きながら自分は頷いた。
そのやり取りの後ろで、親父と後から来たばあちゃんがトイレの前に大きな荷物を置いて塞いでた。

シュウちゃんのお父さんが「シュウジ!お前は!?」と肩を揺すった。
自分も心配でシュウちゃんの方を見た。


シュウちゃんは笑ってた。

822 803 ◆8bbhN14TpI sage 2007/11/05(月) 14:54:56 ID:EYJeND380
「ヒッ ヒッ、」としゃっくりのような声だけど、顔は笑ってるような泣いてるような、突っ張った表情
「シュウジー!シュウジー!」とお父さんが揺さぶったり呼びかけたりしても反応は変わらなかった。

一瞬、みんな言葉に詰まって、薄暗い廊下で見たその光景は歯の根が合わないほど怖かった。

シュウちゃんが服を脱がされて、奥の仏間の方に連れていかれた。
おおばあはどこかに電話している。居間でシュウちゃんのお母さんと姉が青い顔をしていた。
電話から戻ってきたおおばあが

「シュウジは夜が明けたらすぐに「とう**さん(**は聞き取れなかった)」とこに連れてくで!」

と、まくし立てて、シュウちゃんの親はひたすら頷いてるだけだった。
自分はばあちゃんと親に腕を掴まれ、2階に連れていかれた。
やっぱり服を脱がされて、すぐに着替えさせられ、敷いてあった布団の中に放り込まれた。

「今日はこの部屋から出たらいかんで」

そう言い残して出て行ったばあちゃん。閉められた襖の向こうから、何か短いお経のようなものが聞こえた。
その日は、親が付き添って一晩過ごした。
明かりを消すのが怖くて、布団をかぶったまま親の足にしがみついて震えてた。
手足だけが異様に寒かった。

825 803 ◆8bbhN14TpI sage 2007/11/05(月) 15:12:26 ID:EYJeND380

翌朝、ばあちゃんが迎えに来て、1階に降りた時にはシュウちゃんはいなかった
「シュウジは熱が出たから病院にいった」とだけ聞かされた

部屋を出る時に見たんだけど、昨日玄関や窓にぶら下げてあった籠みたいなものが
自分の寝てた部屋の前にもぶら下げてあった。

朝ご飯食べてる時に、おおばあから「お前ら本当に馬鹿なことをしたよ」みたいなことを言われた
親は帰り支度を済ませてたみたいで、ご飯を食べてすぐに帰ることになった
おおばあ、ばあちゃんに謝るのが、挨拶みたいな形で家を出た

家に帰った日の夜、熱が出て次の日に学校を休んだ。


ここまでが子供の頃の話。

826 803 ◆8bbhN14TpI sage 2007/11/05(月) 15:15:23 ID:EYJeND380
翌年の以降、自分はおおばあの家には連れていって貰えなかった

中学2年の夏に一度だけおおばあの家に行ったが、
その時も親戚が集まってたけど、シュウちゃんの姿はなく

「シュウジ、塾の夏期講習が休めなくてねえ」

と、シュウちゃんのお母さんが言ってた。
でも今年9月のおおばあの葬式の時に、他の親戚が

「シュウジくん、やっぱり変になってしまったみたいよ」

と言ってたのを聞いた
あのときシュウちゃんが何を見たのかは分からないし、自分が何を見たのかははっきり分かってない

親父にあのときの話を聞いたら「海を見たらあかん日があるんや」としか言ってくれなかった

早死一族

これはまだちゃんと文章にしたことない話だから思い出しながら書くけど、それでもよかったらつきあってくれ。

ウチの爺さんのオヤジだか爺さんだか、つまり俺のひい爺さんだかひいひい爺さんだか、ちょっとはっきりしないんだけど。
そのあたりの人が体験したっていう話を自分が子供のころ、爺さんから聞いた話。
もう爺さんも死んでて、事実関係とか調べようもないんだけど。

仮にそのひいひい爺さんをGさんとしておく。
Gさんはある関西の地方都市の人で、今で言う市役所の戸籍係みたいなそういう仕事をずっとしてたらしいのね。
当時は市じゃなくて町だか村だかかもしれないし県庁とかの役所なのかもしれないけど、俺には詳しいことはわからない。

ともかくGさんは戸籍係みたいな仕事で、仕事柄、町のいろんな人の名前を目にすることができる立場だったらしい。
で、当時まだ大正時代だかそんくらいで昔の身分制度の名残りみたいなのが、名前にけっこう残ってたらしいのね。
士族だったらこういう苗字が多いとか、下の名前もこういうのが多いとか。
平民階級でも、やれこの苗字は農民出身だの、この苗字はたぶん染物屋だのこの苗字はたぶん金貸しの血筋だのって。
まあはずれることもあるんだろうけど、なんとなく傾向みたいなのはあったみたい。

で、まあ予想つくかもしれないけど、そういう名前の特徴がわりとはっきり出ちゃうのは、2ちゃん用語で言うとBの人、いわゆる被差別B落ね。
当時もう平民扱いではあるんだけど、やっぱいろいろあったみたいで、苗字もそれとわかる変なの名乗らされてる場合もあったみたい。
もちろん自分がそういうのであることを隠すために、普通に田中とか佐藤とかって場合もあるみたいだけど。

Gさんの町では、やっぱり関西だからなのか、一部それとわかる苗字の人たちってのが何種類かいたらしいのね。
こう、仕事がそういうアレの人たちのやりそうな仕事で、その仕事に関係ありそうな苗字だったりしたみたい。
つってもこの話を聞いたとき自分も子供だったから詳しくどうっていうのは覚えてないんだけど。
爺さんもその辺ぼかして話してた気がするし。

で、話もどすと、Gさんはあるとき、町に何軒かある珍しい苗字の一族がいることに気づいたのね。
これがさ、苗字からすると士族とか商人とか農民っぽくない、強いて言えば神主とかそういう家系っぽい感じの名前。
これは民俗学とかかじるとよく目にする話題だけど、昔コジキ坊主とかお払い屋とか拝み屋とか、そういうのをやるBの人ってのは多かったらしい。
江戸時代からそういう風習があるみたい。
まあ土地持ってる農民とは違うから、土地を離れて流浪のお祓いの押し売りみたいな感じなのかな。
で、Gさんが見つけた一族ってのも、いかにもそういう仕事やってそうな名前なわけね。
ただもちろん、近代化された後の話だから浮浪者ってわけじゃなくて、ちゃんと戸籍があるし住所もある。
ただ、どうも不自然なことがふたつあるの。

ひとつは住所。
どうやら一族はみんな血が繋がってるらしい。
(珍しい苗字だし、偶然同じ苗字ってことはなさそう)のに住んでるところはえらく離れてる。
離れてるって言うよりか、離してあるって感じに町の中心的な大通りと、町の外との境目にあたるような住所にちらばってるのよ。
なんていうのかな、町の「入り口」みたいな場所があるじゃん。
昔からあるでっかい道路とかが町を何箇所か貫いていくとして、その道路と市街地が接点になるような場所っていうか、円と直径の交点みたいな。
そういう場所が町に何箇所かあるんだけど、そこにそれぞれ住んでる。
ちょうど「門番」って感じに住んでるのよ。

それでね、もう一つ不審なことっていうのはこの一族がとにかくみんな若いうちに死んでるのよ。
今よりも死亡率ずっと高い時代なんだろうけど、それでも普通に考えてありえないくらいに、新生児の死亡が多い。
10人とか産んで、全部2~3年で死んでるとかそんな感じ。
単に貧乏で衛生事情が悪いとかそういうのかもしれないけど、町のどの部分に住んでるのも一族みんなとにかく死ぬ。
世帯主30歳くらいで、それも病死とか。
そもそもこの死亡届けの多さで、「この苗字の人はよく死ぬなあ」ってGさんが気づいたのが話の発端らしいんだけど。

それでGさんは、最初、何か犯罪があるんじゃないかと思ったんだって。
子供殺して食うとか、血を売るとか。
そういうことを疑うこと自体、Bに対する偏見だったってことにあとで気づかされるんだけど。
たださ、Gさんがいくら怪しいと考えても誰に相談するべきかわからないじゃない。
一応他人の戸籍とか住所の話だし。
仕事中に勝手に調べて、怪しいと思いましたってのも今よりもプライバシーとか気にしない時代とはいえ、ちょっとどうかと思って。
誰にいうでもなく、何年かはそのまま放置してた。

でもね、同じ月に同じ家の家族が立て続けに(何日かおきに)3人くらい死んだことがあって、さすがに怪しいと思ったんだって。
で、じゃあとりあえずこの目で見てこようと。
その住所の家を見てきて、何かおかしなヤツが出入りしてるとか。
そういう感じだったら、警察にいってみようと。
そう考えて、休みの日にその家までいってみることにした。

それは夏の初めのすごく暑い日で、自宅を出てすぐのときは、こんな暑い日にわざわざ行くんじゃなかった。
何をやってるんだ俺は、と思いながらも、歩いていったんだって。
車とか金持ちじゃないとなかなかもってないしね、地方公務員じゃ徒歩しかなかったんだろうと思う。
ところがね、その該当する家のすぐ近くまで行くと暑さも和らいできて、ああちょうどよかったって。
と思ってたらそんな生易しいもんじゃないのね。
その家のすぐ近くまでいったら、なぜかすっごい寒いの。
暑いのに寒いのね。
炎天下で、明らかに日のあたるところを歩いてて、肌は太陽の光を感じるんだけど、でも寒くてなぜか震えるんだって。
「熱い風呂にいきなり入って、サブイボでるときあるやろ、あれやろうな」って。
これはGさんじゃなくて爺さんの解説だから当てにならないけど。

それで、どの家がその住所の家なのかも探すまでもなかったって。
まあさっきも言ったように、大通りに面した町の一番ハズレだからみりゃわかるんだろうけど。
それ以上に調べるまでもないくらいに「ここに近づいちゃいけない」って感じがするんだって。
ここには何かよくないモノがいる、って感じ。

それでももう何かに取り付かれたように、その家の庭が見えるところまでいったんだって。
家自体もオンボロの古い家だったんだけど、庭も雑草で荒れ放題なのね。
ただ、貧乏って感じはするんだけど、何か犯罪が行われてるって感じではない。
別に死臭とかするわけでもないのね。
ただ、何かすごくイヤな感じがするし寒気がするのよ。
おかしいな、こんなにいい天気なのになんで寒いんだろ、って思って。
何気なく家の屋根の上をみたらね。
小さい黒いサルみたいなのが視界の隅にいるのね。
で「あっ」と思ってそっちをみたらもういないの。

それでGさんはなんとなく直感的にまず考えたわけ。
この家は何かに憑かれてて、それであんなに死人が出るんだと。
じゃあ他の場所にある同じ苗字の一族もみんな何かに憑かれてるのか?
一族まるごと呪われてるのか?と思ったわけよ。
それはそれでおかしな話だし、何かフに落ちないわな。
そこでそこまでの経緯を信頼できる上司に相談することに決めたんだって。

それで上司に報告して、黒いサルみたいなのを見たことまで正直にいったのよ。
そしたら上司が深刻な顔をして
「おまえそれ他に誰にもいうなよ」
みたいなことを言うんだって。
上司は何か知ってるのかって問いただしたんだけど、最初はシラをきろうとするんだって。
でも食い下がって、一体なんなのかってしつこく問いただしたら上司は覚悟を決めて教えてくれたらしい。
「それは○○(町の名前)のニエや」
って。
つまり、その一族は、町に邪悪な何かとか祟り神とかが入ってきた時に、わざと取り憑かせて町を守るためのイケニエだってことらしいのね。
だから町の入り口みたいなところに住まわせてあるんだって。
室町だか江戸だか知らないけど、かなり昔から、この町はそういう役目を被差別Bの人にさせてたらしいのね。
ただ、その一族の人は、それをやらされてるとは知らないみたいなんだって。
何か気づいてるのかもしれないけど、とにかく建前上は、別の理由でそこに住まわせていて、場合によっては本人たちも気づいてない。
でも気づいてないけど、死人が出たり事故や病気になったりすることはほかの家よりもずっと多いと。

町によっては、Bに押し付けるとは限らなくて何か悪いことをした家とか、お家騒動があった名家とか、町に後から来たよそ者とかに、そういう役目を押し付けてヤバイ場所に住まわせるってことをするんだって。
もちろん本人には教えないで。
「今でもそんなんをやっとるところもあるやろから引っ越しするときは気ィつけなあかんで」
って。
そういう教訓めいた話として爺さんはこの話を結んだけど、一人暮らし始めるときとか、知らない街の不動産屋さんに、なぜか一軒を執拗に勧められるときは怪しんだほうがイイみたい。
自分がニエを押し付けられてるかもしれないよ。

以上。
おつかれさまでした。

百鬼夜行の足音

多少、文章がおかしいかもしれないけど、思い出しながら書くんで許してくれ。

三年ほど前の実話。
うちの父方の実家は田舎の旧家なんだけども、特に怪しいものはなかったわけ。
いや、都会には無いような神棚とかはあるけど、別に珍しくもなんとも無い物だしね。
俺も幼少の頃からよく行っていて、普段は触れられない自然に大はしゃぎしてた。
都会にはクマゼミ?が多いんだけど(ていうかこれしかいねーw)田舎ではレアで、
現地の子供とかに「めずらしくもねーよ」なんて講釈たれてた記憶がある。
最後はそんなやつらに混ざって真っ黒になって帰ってきてた。
そんな気心知れた場所だから、夜中とかは信じられないぐらい暗くて静かになっても怖く無い。
広い家の中に俺と祖父と祖母しかいないんだけど、
普通に一人で、八畳の和室で寝てたわけ(祖母たち二人は二階)。
そしたら夜中に、外で話し声(歌?)と楽器(鈴みたいなもの?)の音。
それと大勢の人が歩く足音が聞こえんの。足音は揃っていて、軍隊の行進みたいだった。
時間は良く覚えていないけど、夜一時から三時の間ぐらいかな。
うちの庭から門を抜けると田んぼしかない。ちなみにコンビニなんて気の利いたものもないから、
そんな大勢の人間が歩いてるはずは無い。
62 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/08/10(木) 16:19:12 ID:pEtfJUWZ0
俺は布団でごろつきながら、最初はあまり気にしてなかった。ていうか夢現って感じ。
ぼんやりと実家にいるような心持で「事件かな。火事でもあったか」とか考えてた。
そしたらその足音が庭にまで入ってくんの。そこではっきりと目が覚めたね。で、ありえねーって起き出した。
廊下に出て雨樋っていうのかな?よく分からないけど板の戸を開けようとしたんだわ。
その時は好奇心だけで、恐怖は感じなかった。事件現場を覗く野次馬みたいな心境。
幽霊とか妖怪とか、そんなものに結びつけもしなかった。
そしたら、ドタドタって別の方向から足音がしてさ祖母が走ってきたの(どっちかというと、そっちにビビった)。
七十超えた年寄りとは思えない速さで。そりゃあもう、なにがあったってぐらいの形相をしてた。
「○○君(俺ね)。開けたらいけん。こっち来なさい」
「どうしたん?」
「いいから!」
入れ歯してなかったから何言ってるのか聞き取りにくかったけど、
概ねこんな会話をして神棚のある部屋に連れて行かれた。
俺はそのときも、凄い事件でもおきたのかとワクワクしてた(不謹慎だw)
そんでもってそこから、祖母は朝までお祈りのしっぱなし。
祖父は飾ってあった日本刀を持ってドアの前に仁王立ち。
いやね、正直笑ってしまった。なにがあったのかと。
しばらくは俺も大人しくしてたんだけど、いい歳した男が守られてるみたいなのはどうかと思って、
「どっか強盗でも入ったん? 俺もバッドでも持ってこようか?」
とか言って立ち上がった瞬間、
「ここにいなさい!」
二人揃って絶叫。マジで長年連れ添った息の合いかただった。
俺は訳も分からないまま、夜が白み始めて蝉が鳴き始めるまで、唯一置いてあったアルバム見てた。
昔はあんなに可愛かったのに、今はいい歳してコギャルスタイルな従姉に、何があったのかと黄昏ながら。
んで、次の日は祖父も祖母も大慌て。近くの神社に行って話を聞いて、俺も夕方になって簡単なお祓いをされた。
なんか知らない人も何人か来てた。
そこでようやく俺は事情を教えてもらったわけ。
なんでも、俺が聞いたのは百鬼夜行の足音らしい。
といっても、それは意訳的な意味で、なんとかウンギョウ?リョウ?行列とか言ってた(すまん聞いたこと無い単語で忘れた)

63 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/08/10(木) 16:21:08 ID:pEtfJUWZ0
以下、聞いて覚えてたことを箇条書き。
・そいつらは人間霊ではなくて、もっと違うものらしい。
・妖怪に近いものだが悪戯はしない。ただ、姿を見ると連れて行かれる。
・良いものと悪いものに分けるとしたら、悪いもの。関わらない方が良い。
・神社の井戸と、祠の間を同じ道で行ったり来たりしてる。
・俺のうちはその通り道だった。それで神社にお願いして道を変えてもらってたらしい。
 (確かにここらには、昔から通らない方がよいと言われている道がある)
・その日、祠が壊されたので昔の道を通った。
・家に入らなかったのは、神棚とご先祖様が守ってくれたから。
いやね、俺は最初「カルトじゃないんだから」とか「あーあー、我が家もかよ」とか白けてたんだけど、
よくよく考えると普通じゃありえないよね。なんで家に入って騒ぐ必要があるのかと。
寒くなって帰る時にその祠に寄って、神社の人に渡された棒切れを置かされた。
なんかミミズみたいな文字が縦に書かれてるやつ。
その祠自体は始めて見た。川の向こうだったから行くことが無い場所だったんで。
石造りなんだけど、粉々になっていた。コンクリートじゃない固い自然石で出来ていたのに本当に粉々。
マジであんな潰れ方は普通はしないね。断言できる。大人が数人がかりで鈍器を持ってもまず不可能。
車が突っ込んだわけでもないらしい。
その時はなんにも考えなかったけど、後から色々考えて怖くなった。
話を聞いた後だからかもしれないが、嫌な雰囲気をしてたよ。
刺すような敵意じゃなくて、薄く延ばした狂気みたいなものが充満してる感じ。お祭りみたいに浮ついてた。
手を合わせようとして祖父に怒られたw
帰り道に祖母に「よう気がついたな。俺が外に出ようとしたの」って聞いたら、
「神棚においてある鏡が転げ落ちてきた。それで気付いた」みたいな事を言われた。
俺は生まれて始めてその神棚に手を合わせたw

地下

656 本当にあった怖い名無し sage 2007/10/23(火) 12:34:11 ID:D4OWr2js0
子供の頃、家族で父の実家に帰省したときの話。
父の実家は築100年位の古い日本家屋で、地下があった。
でも地下へ続く階段はとても急で「危ないから下りちゃダメだ」と言われてた。
だけどそこは小学生男子2人、弟と二人でこっそり下りる事に。
最初は一段二段と降りて「キシシ」と笑う程度だったが、
段々エスカレートしてきてもっと下までおずおずと下りた。。
下で弟が「ダメだよ、怒られちゃうよ」と言うと、兄としてはびびってると思われたくないと思い
おっかなかったが虚勢を張ってついに地下へ。
ギシギシ鳴る廊下、古く黒化した木の扉、空気も重くて正直怖かったんだが
また虚勢を張って弟に下りてくるように言った。
弟がそろそろと下りてきた後、二人でしばらく黙り込んだ。
子供ながらに何か不穏なものを感じたのかもしれない。
そっと「ここ開けてみよう」と言って扉に向かったら弟は「怒られるよ~」と泣き声、
さらに兄の威厳を示すべく扉に手を掛けるも動かない。
ちょっと向きになって力いっぱい引いたがそれでもあかない。

ホッとして「鍵かかってるよ」と言うと、弟も近寄ってきて扉に軽く手を掛ける。
仙台箪笥のような金具がうってあり、いかにも重そうだったんだが
扉は「カラカラカラ……」と軽やかな音を立てて開き、
そしてそのままビビリなはずの弟はスッと中へと入っていった。



657 本当にあった怖い名無し sage 2007/10/23(火) 12:35:07 ID:D4OWr2js0
そこから次の記憶は夕飯を食べている所。
その時の気分は「何となく変だと思ってるし、記憶が飛んでるのも分かってて、
不思議だなと感じてはいるがあんまり気にしてない」ってとこ。
弟も普通にご飯食べてて、何となくボーっとそれを見てたと思う。
その夜、寝ていたら両親と祖父母が何やら騒いでいて目が覚めた。
弟が高熱を出した…

心配になって起きだし、弟の所へ行くと真っ赤な顔でぐったりしている。
祖母が慌てて「こっち来ちゃダメ!」と言い、俺は母に押されて布団へ戻った。
次の日になっても弟の熱は下がらず、医者が言うには「疲れてるんだと思う」との事だった。
夜に母が「今時そんなバカな事!」と言っているのを聞いた。
救急車を呼ぶか、今すぐ病院に連れて行くかと口論してるようだった。

その次の日の朝、祖父が死んだ。
弟の熱はウソのように下がった。
父が祖父の遺体に「親父親父…ありがとう…ありがとう…」と言って泣いてた。
母は土下座して泣いてた。
病み上がりとは思えない位元気な弟は
「さっきおじいちゃんと話したばっかりだったのに」と泣いてた。
後で思ったがこれも明らかにおかしい。
弟の熱が下がったのは、祖父が息を引き取った後だったのだ。
その後は祖母を引き取ってあの家を取り壊す事に。

祖母は数年後に亡くなったが、あの時の事は話してくれない。
両親も、弟ですらなぜか教えてくれない。
お互いいいおっさんになって家庭も持った今でも口には出せない。

26 本当にあった怖い名無し 2007/10/28(日) 00:19:25 ID:NAgE1IpI0
1/3
話の出所はちょっとぼかしてしかかけない
信じる信じないは自由です

某県にすんでいるのだが、自称やんごとなき血族の
友人がいた。
すでに鬼籍にはいってしまったのだが、実に信じがたい
話なのだが聞いてほしい

自称やんごとき血族の友人Aとは 幼稚園のころからの付き合いだった。
地元でも 名士で かなりの土地とかなりの資産をもっている
友人Aは長男で ゆくゆくはその家を継ぐだろうと思っていた
高校2年の夏に 進学のことや将来のことで色々と話す機会があった
友人Aは にこにこ笑いながら「俺の将来はきまってるから・・」

あまり裕福でない私はまぁ正直 家が金持ちでいいなぁと思っていた
今から思えば 地元の名士であるはずの長男が 普通の中学、高校に
通って自由に遊んでいたのも友人Aの末路がわかっていたので
親や親族が自由にさせていたのだろうと思う。。

29 本当にあった怖い名無し 2007/10/28(日) 00:20:46 ID:NAgE1IpI0
2/3
高校3年の夏すぎから 友人Aの様子があらか様におかしくなっていった
自暴自棄というか何もかもどうでもいいような発言と行動が目に見えて
多くなっていた
受験のノイローゼか年齢的におこる不安定だと思っていたが
実はそうではなかった

卒業して 見事に私は浪人になり、ぶらぶらろくでもない生活を送っていた
友人Aとは何ヶ月か連絡を取っていなかったが クリスマス前に突然
友人Aから連絡があり ひさしぶりに会うことになった

何ヶ月ぶりあったの友人Aの姿は異様というか異常というか
髪は白髪まじりで、頬骨がういて見えるくらいげっそりとやせていた
たった数ヶ月で人間の容姿がここまで変わるものかとひどく驚いたのを
いまでも覚えている

近所の公園で寒い風の吹く中 暖かいコーヒーをすすりながら
私「おー ひさしぶり 卒業式以来 なにかあったの?」
友人A「ちょっと話を聞いてほしくてな なにも聞かないで俺の話をきいてくれ」

私「・・・病気かなにかか?」
友人Aのあまりに変わり果ててやせ細った姿を異様におもった私は自然ときいていた

友人A「・・・いや、ちがう・・が関係はある この話はお前にしかいわない」
そういと 友人Aは 左手でコートをちらっとめくった
友人Aの右肩から先にあるはずの右腕が見当たらなかった

あまりの衝撃と予想もしなかった状況に言葉を失っていたら
友人Aがぽつりぽつりと ある物語を話だした

32 本当にあった怖い名無し 2007/10/28(日) 00:23:49 ID:NAgE1IpI0
おわり
とある公家の当主が、大きく変わる世の中と自らの家系が耐えてしまうのを
恐れある神社の神主に相談をした
その神社の神主は 当主の相談に3つの条件を承諾すれば未来永劫家系と田畑が
まもれるといった
その条件とは
1神主の娘を娶り神主の血筋も絶やさない
2代替わりごとに贄を差し出すこと
3ある箱を守り続け その代の当主がその度作り直すこと
そういうとその神社の神主は、その当主に娘をわたし、ある箱をわたすと
自らの命を絶った
ほんとはもっと細かく長かったが 要約しました

そういう物語だった クリスマスの時期のくそ寒い公園で聞かされて
気持ちのいい話ではなかった
私「・・その話はなにか意味があるのか?」
友人A「・・・代わり事の贄は長男 つまり俺・・・・」

私「何だそれ・・お前の腕とか いきなり変な話とか・・」
友人A「・・まぁきいてくれ 俺は来年の夏までに死ぬ・・」
友人A「・・ただ誰かに話を聞いてもらいたかったんだ」
私「その腕とはどうした? そのやせ方は異常だぞ 病院にいけ」
友人A「腕は・・ 腐って落ちた 食っても食ってもどんどんやせていくんだよ」

言葉につまっていると友人Aは 死にたくない つらい 助けてくれと2時間以上泣き喚いた
そうこうしているうちに友人Aが「ありがとう」といって深く頭をさげて帰っていた
今月あのまま連絡がなく こちらから連絡がつかないまま
友人Aの訃報を受けた
葬儀にあつまってきた学校の友人たちから事故死と聞いた
いまだに 心に整理がついてないのだが、友人Aの父親と母親が
よくやったと泣いていたがいまだに耳からはなれない

ドウドウ

暇だったので昔体験したオカルト話でも書き込もうか。
思えばこの経験が俺のオカルト好きの原点なのかも知れぬ。

小学校低学年のころ、何回か友人Kとドウドウという遊びをした。
どういう遊びかというと、夕方5~6時くらい、家に帰るくらいの時間になると
俺かKのどちらかがドードードードーと叫びはじめ、走って家に帰るのだ。
ドウドウというのはKの作った架空のお化けで、夕暮れどきになると現れて子供をさらってしまうという設定。
大声をあげながら走るため、かなりテンションも上がり、夕方という時間の不気味さも手伝って、
幼心にけっこう怖い遊びだったのを覚えている。

そんなある日のこと。10月か11月ごろだったと記憶している。
ドウドウをやって遊んでいると、近所のじいさん(故人・当時70くらい?)にいきなり怒られた。
「お前ら!!何しよんぞっ!!ドードーなんて言うて・・・連れちいかれても知らんぞっ!!」
普段はやさしいじいさんに、よくわからない理由で怒られて俺はもう半泣き。
わけのわからないまま、オロオロして遊びの発案者であるKの方を見た。
すると・・・なんかヤツの調子が微妙におかしい。
今まで見せたことのないようなヘンな顔(なんというか・・・歪んだ感じだった)、
言葉になっていない意味不明の声。
じいさんの顔が見る見るうちに真っ青になる。
「いかんっ!!Kは憑かれるちょるっ!!太夫さん呼べっ!!早ようせにゃぁ・・・」
今思えばものすごく貴重な体験だったのだが、あまりのショックにそのあとのことはよく覚えていない。

858 名前: ドウドウ(またはドードー) 2/2 2006/08/17(木) 13:58:46 ID:4qpR0/bW0
聞いたところによるとKはその後、神主のところへ連れて行かれお祓いをうけたらしい。
次の日から一週間ほど小学校を休んだ。
そして、覚えているのかいないのか、ドウドウのことを口にすることは二度となかった。
俺も怖くてそれを聞くことはできなかった。

・・・で、そのまま時は流れ、俺は高校生のころ。俺たちを怒ったじいさんが亡くなった。
ちょうどいい機会と思い、葬式が終わって帰ってきた父と母ににドウドウとは何か?と聞いてみた。
普段、俺のオカルト趣味に呆れている両親だから軽くスルーされるかと思っていたが、
「まだ覚えとったんか。一応教えてやるけど、あんまり他言するなよ」
と言われ、教えてもらうことになった。

ドウドウが何なのかは誰も知らない。
意図して伝えられているわけでもないのに、子供たちの中にその存在を知っているものが出てくる。
共通しているのは、夕暮れどきになる現れ、ドードーと声を上げて子供をさらう存在だということ。
過去何人か、Kと同じような状態になり、太夫さんに祓ってもらった人がいるらしい。
太夫さんは何か知っているのかもしれない。でも、それを公言することはない。
たぶん表立って言うことではないのだろう。だからお前もこれ以上触れるな、と言われた。

やたら真剣な顔で説得する父の迫力に負け、つい「わかった」と言ってしまった。
あれから詳しくは調べていない。つーかなんか微妙に怖くて調べられなかった。
当方愛媛の山奥出身なんだが誰か似たような話を聞いたことある人いる??

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