太宰と本山という16歳の少年と秋風という16歳の少女は

一緒に高校に通い出したばかりだ。

本山は官僚の息子で自信があり母子家庭の太宰にくるなと言って

秋風とふたりで高校に通っている。太宰と本山は同じ男子高校の生徒で秋風は女子高校の生徒だった。

太宰は中学3年の夏に秋風に思いを打ち明けたが

本山はその事を知らない。

秋風は本山に元気で溌剌としてると思われている事に少し負担を感じていた。

秋風は実は家が定まらず移動に疲れている。

秋風には家が2か所あるのだ。

太宰は誰にも打ち明けていない自分の事情を

中学3年の夏の学校代表の秩父のキャンプで秋風に打ち明けていた。

本山は背が高く、体格もよくトランペットのうまいサッカー部だ。

秋風も運動部だったので本山は自分と秋風はお似合いだと思っている。

しかし
高校生の秋風はギターを始めて運動部を続ける気がない。

ある日秋風が眠たそうな顔で

上野に行こうか?和光に行こうか?考えていると

南浦和の駅に太宰がいた。

「なんで?こんなところで降りたの?」秋風は聞いた。

「秋風が降りたのが見えたから」と太宰は答えた。



「本山とは幸せですか?」太宰は通学から外されて落ち込んでいる。



「いいえ!!」って秋風は答えた。

また貴方に暗い話の相談されるのはごめんだ

わたしは寝不足なのだ!と秋風は思った。



「いつか話そうと思ったんだけど・・うちは父親が女と出て行っていないんだ。


でも最近母親といるのが苦痛でできれば父親と暮らしたい」と

太宰は言った。

知ってます!そんなことと秋風は思った。

「知ってます!貴方それ前にもわたしに言いましたよね?」秋風は言った。

「いいや!父親と暮らしたいという部分を今回は聞いて欲しいんだ」と太宰は言った。


「わたしは今も昔も!暗い貴方を支える余裕もないですし

でも貴方はたぶん・・・お父さんに似てます。会ったことないけど」と


秋風は言った。太宰は嬉しそうに笑った。

「なぜ?僕が父親に似てると思うわけ?」と太宰は言った。

「だって貴方のお母さんは貴方にまったく似てないですもん」秋風は言った。

太宰はさらに嬉しそうに笑った。

「それに貴方は自分の母親に似てるジャイ子みたい女にも

優しい・・・つまり優柔不断である!つまり!貴方のお父さんも優柔不断であり貴方はそこが父親に似てる!」と秋風は言った。


「つまり貴方のお父さんはジャイ子に子供を渡して


再婚したけどその息子がジャイアンではなかったというお話ですよね」と


秋風は言った。


太宰はかなり!!嬉しそうに笑った。



「本山を好きでないならいいんだ・・」と太宰は幸せそうに笑った・・。秋風は本山を好きではないとは言ってはいなかった。

「たまにこうして南浦和のホームで会わないか?」太宰は秋風に言った。


「たぶんわたしが南浦和に降りる時は自分が悩んでる時なんで

冴えてるとは思うけど・・・」秋風は言った。


太宰はもっと幸せそうに笑った。


「でもね・・お父さんと同じことしてると女の怨念に取り付かれるよ」

秋風は太宰をまっすぐ!見た。


「へぇ~女の怨念!ってそれって!どんなもの?」太宰は聞いた。


「それはね!!こんな顔!!!!」


秋風は佐渡が島の般若の面の真似をした。


太宰は秋風に怒られているのにゲラゲラと笑った。

「ねぇ秋風?本山のこと好きじゃないならまた僕ともふたりで会ってくれよ」太宰は秋風が本山を好きではないとなぜか?思っている。

秋風は本山が好きではないとは一言も言っていなかった。





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