近年、世界中でますます離婚カップルが増えているという悲しい事実。今年厚生労働省が発表した統計によると、日本の離婚率は1.77だそう。これは婚姻率が5.2という比率に対し離婚率が1.77、つまり日本も今や3組に1組は離婚しているということになります。

とはいえ、他の先進国に比べたら日本の離婚率はまだ、少ないということです。では、どの国が一番多く離婚しているのでしょうか。

第1位 ロシア 4.5
第2位 アメリカ 3.6
第3位 ドイツ 2.19
第4位 イギリス 2.05
第5位 フランス 1.97
第6位 日本 1.77
第7位 イタリア 0.91

出典 http://woman.mynavi.jp

ロシアが1位なのにはちょっと驚いた筆者ですが、恐らく政治的背景が理由でしょう。ソ連崩壊以来、社会主義が崩れ市民の余裕ある生活が脅かされるようになってきたので失業なども離婚の原因に関係していると思われます。

2位のアメリカは人口が多いので納得できます。筆者の住んでいるイギリスは4位。これも普段、筆者の周りのカップルを見ていると納得。どこのカップルにも第3者にはわからない家庭内の事情があるものですが、問題があるとすぐに別居、離婚が多い気がします。

理由を耳にしても「それだけの理由で別れたの!?」というようなことがしばしば。子供がいても子供の為に我慢するよりもお互いの人生をリスペクトするイギリス人なので、こじれた場合には子供よりも自分たちの居心地の良さを最優先させる傾向にあるようです。

その点、日本人は特に昔の人は「我慢する」ことを強いられてきたので今現在、離婚率が増えているとはいえ、そういった概念が根底にあるのは事実ではないでしょうか。おそらく現在の熟年離婚も、それに関係していると筆者は思います。

そしてイギリスの離婚は、日本のように紙切れ一枚ではなく、同じ国籍同士でも裁判で何年もかかる場合も。特に子供の親権や家の権利などを巡っては気の遠くなるような年月がかかると聞きます。それでも離婚率が減らないのは、そうしてでも相手と別れたいという強い意志があるからでしょう。

ここに、そんな一組のカップルの写真があります。裁判所で離婚の調停中なんですが、お互いの所有物を分配しなければならなくなり、裁判所で人目に晒されながらしている写真です。しかもその所有物がこちら。

なんと裁判所で多量のぬいぐるみの分配

出典 https://i.imgur.com

こちら1999年の写真だそうですが、この二人が分けているぬいぐるみはTY社のぬいぐるみで、海外ではコレクターが多いことで有名です。現在でもTY社のレアなぬいぐるみはオークションで何百万円という値段で落とされています。

今は亡きダイアナ妃が亡くなった時に、TY社から記念に販売されたテディベアがオークションで約100万円で取引されたそう。たかがぬいぐるみ一つでも、コレクターにとってはたまらない商品価値なんでしょうね。

そんなわけで、売ればお金になるかもしれないTY社のぬいぐるみをこの元夫婦は好奇と呆れの目に晒されながら裁判所でせっせと分配しているのです。なんだかちょっと哀しい。仲良く集めている時は良かったけれど、まさか数年後にこんなところで分配しなければならないとはその時は夢にも思わなかったでしょうね。

最近記憶に新しいのは、離婚したカップルが家や車、ソファなどの所有物を見事に真っ二つにしていた記事ですが、これも怖さと同時に虚しさを感じてしまいます。離婚する事情は人それぞれ、そして理由もそれぞれ。第3者が口を挟むべきことではありませんが、裁判所でぬいぐるみの分配は、さすがにちょっと恥ずかしいですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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