中高時代はいわゆるヤンキーだったという鈴木琢也さん。高校卒業後は先輩のつてでとび職人になりますが、19歳のときにあることが転機となり、勉強に目覚めます。24歳で渡米し29歳の今年5月、世界有数の名門校であるカリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)を卒業し、帰国されました。ヤンキー時代は勉強などまったくやる気はなかったという鈴木さんの、猛勉強の軌跡をご紹介します。

ヤンキーだった中高時代

どこにも自分の居場所がない感じで、居場所を探していたのだと思います。中学で不良社会に加わり、そこでたばこを吸ってイキがったりしているうちにだんだん入り込んでグレ始め、友達もできました。

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入った公立中学では各学年に「不良グループ」がいたそうです。

中学で既に愚れていたので勉強にはまったく興味なかった。その為川崎市で偏差値30レベルの日本国内最下層の高校へ進学した。

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高校くらいは出ておこうかな、という程度の気持ちで進学したと鈴木さんは言います。それでも高校に進学し、卒業したことは正解でした。

ヤンキー時代の鈴木さん

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左から7番目。

とび職の道へ

とび職をやっている先輩にその場で電話し
「そろそろ高校卒業するんで仕事ありますか?」と聞いたら「明日から来い」と言われその場で就職が決まった。

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高校の担任に進路をどうするのかと聞かれたときのことだそうです。

19歳で転機がやってくる

とび職として働き始めた頃、営業職をしていた会社員の父親がトップセールスマンとして表彰されることになり、父親のたっての願いで表彰式に渋々ついて行くと・・・。

会場で初めて会う親父の友人と適当な会話をしていた。「いったいトップセールスはいくらくらい貰ってるんすか?」そうきくと「今年1位になった彼は2億くらいかな?」そう言われた。



「2億??」



「オレの仕事は1平方メートル足場を掛けて250円だぞ!」その時初めて同じ時間働くのにここまで差があるのかと知った。しかも彼らは仕事に対して強い情熱とやり甲斐をもっていた。


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当時、反抗期がまだ抜けきっていなかった鈴木さんにとって、それまで父親はうだつの上がらないセールスマンでした。このときはじめてお父さんをかっこいいと思ったのではないでしょうか。

そんなスゲー連中の中で表彰される父親を見て 初めて親父の努力を知った。

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まさに親父の背中!

「せっかく働くなら沢山稼ぎたいしやり甲斐を感じる仕事がしたい」そう初めて思った。そして一流の仕事をするには知性が必要だということもその時知った。

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そこで勉強する決心をします。

とび職を辞め、専門学校へ

独学では無理と判断し、IT系の専門学校に入ります。しかし、新聞も読めない、辞書も引けない、四則演算の順番もおぼつかないレベルからの勉強は相当な苦労と努力があったことでしょう。

専門学校卒業後、営業マンになる

IT企業の法人営業の職に就きます。
しかし、それで満足はしませんでした。

「オレ全然イケてないな、デキる人ってなにが違うんだ??」

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仕事ができる人と自分とを比べ、さらに勉強をする必要を感じ、大学進学をめざします。

大学へ

父親は「本気でやる気があるんだったら、ベストプランを考えてみろ、予算は気にしなくていいから」と言ってくれました。

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大学を目指していることを知った父親が金銭面の援助を約束してくれました。
そこで、鈴木さんは「どうせやるならてっぺんをめざそう」と、国内だけでなく、海外の大学にも目を向け、5年をめどに卒業することを前提にベストと思うプランをたてました。

24歳で渡米

留学を決めた24歳の時に初めて英語を勉強し始めた。「Somethingってなに?」ってレベルだった。

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英語の知識もほとんどないまま、とりあえず渡米したのです。

2年制のコミュニティーカレッジがカリフォルニア州にたくさんあり、そこからカリフォルニア大学に編入できる仕組みが整っていたんです。この経緯なら、もしかしたらいけるかも、と思いました。

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バークレーに編入するために、コミュニティカレッジで2年、英語と基礎教養の猛勉強をします。

効率よく勉強する為に自分を律しコントロールし徹底的なタイムマネジメントを実行した。


1. 活動記録を取り自分の行動を分析する。

2. 睡眠時間を削らない。

3. その状況(クラスの構成や自分の教養レベル)に合わせたライフスタイルを構築する。

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この徹底ぶりは目を見張るものがあります。コミュニティカレッジに在籍していた2年の間ずっと続けていたそうです。

UCバークレーに合格!

4月26日の夕方頃にネットで合格発表があった。
朝からずっとソワソワし何度もサイトに行って確認していた。

そして5時頃。

合格!!「Congratulations, Takuya!」


数分ボーとした。「これコンピュータのエラーだったりしてな。。。」そんなことを考えていた。
とにかく親父に電話した。はじめて親父の驚いた声を聞いた。

生まれて初めて少しは親孝行できた気がした。

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まさに努力が実った瞬間。
でも、本番はこれからです。

初めての中間試験は統計学で30点と平均以下。

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大学生活を始めた頃は周りの優秀な学生たちに圧倒され、恐縮しながら過ごしていたそうです。

しかし、大学生活に慣れてくると、鈴木さんは優秀な学生たちと自分との違いについて、ある発見をします。それは・・・

「授業自体で理解し覚える」

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授業でわからないことがあると、つい「あとで調べればいいや」となってしまう人は多いと思いますが、その場で覚えることで勉強に費やす時間が短縮されたといいます。

1. 授業の内容を予測して予備知識を入れておく。

2. 明日からその授業を自分が教えると仮定してノートを取る。

3. わからないことはその場で解決する。

などと勉強方法を変えた。

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これを実践することにより、成績は大幅に上がったそうです。

自分はいつも人の能力はさほど変わらないと思っている。
確かに天才はいるがほとんどが努力家だ。
ここで勉強している人のほとんどが「オレはそんなに頭良くない」とか思っていて
人一倍努力できる努力家集団であることに気づく。

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鈴木さん自身も相当な努力をされたからこその気づきですね。

ただやみくもに勉強をしても意味がない。
勉強をその先にどう活かすのか、きちんと考えることができて初めて勉強に意味ができる。

途中で腐らず、自分になにが足りないのか、周りとなにが違うのかを考え、
軌道修正ができる素直さと冷静さがあって初めて人間的な成長もできる。

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29歳になった鈴木さんは今、日本で教育系の仕事をしておられます。

30歳までには、どのフィールドで真剣にやるか決めようと思い、いまの会社に入りました。

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これでゴールということではなく、まだまだ知識を吸収し、経験を積んでいかれることでしょう。その意識の高さを見習いたいものです。

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