記事提供:Doctors Me

医療の専門家が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
ジェネリック医薬品とは、新薬の特許期間が終了したのちに開発され、有効性・安全性が新薬と同等と認められた薬です。これは低価格で入手できることが特長です。

さらにジェネリック医薬品には「付加価値ジェネリック」とよばれる薬があります。どんな付加価値があるのか気になりますね。今日はこの付加価値ジェネリックについて、詳しい話を薬剤師に聞いてきました!

知名度が上がってきたジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、研究開発と特許取得にかかる莫大な費用が不要なため、低価格で買うことができます。
(参考コラム▶値段は安いけど効果は同じ?ジェネリックを活用しよう!

近年は各医薬品メーカーが、テレビCMや薬局のポスターなどでジェネリック医薬品の存在をお知らせしていることもあり、認知度は飛躍的に高くなっていますね。実際にジェネリック医薬品を選んで使ってみた、という人もたくさんいるのではないでしょうか。

「付加価値ジェネリック」とは?

「付加価値ジェネリック」とは、新薬(先発医薬品)の欠点を改善するために工夫を重ね、付加価値を施したものです。 たとえばこんな付加価値があります。

1. 飲みやすさ
・大きくて服用しにくい→小さな錠剤にする
・苦味くて飲みにくい→飲みやすい味の層で包む
・水が必要→口腔内崩壊錠にして水なしで飲める

2. 使いやすさ、管理のしやすさ
・光による安定性が悪い→フィルムコーティングで劣化しにくくする
・冷蔵庫での保存が必要→室温保存可能
・半分に割って使う錠剤に、正確に分割できる割線をつける

3. 医療過誤防止
薬の取り違えなどが起こらないよう、包装を工夫

これ以外にもいろいろな点が改善された付加価値ジェネリックがあります。

新薬かジェネリック医薬品か、自分で選べる

新薬(先発医薬品)の特許は約20年と長いものです。その間に薬の製造技術は進歩しますから、特許終了後、欠点をより改良した製剤が作れるようになることは、納得できますね。

ただ、改良されているといっても、やはり患者さんそれぞれに好みがあります。例えば「水なしで飲める錠剤の甘さが好きじゃない」「錠剤が小さすぎて飲んでいるか不安」など。製剤的品質の良さや医療費削減につながることからジェネリック医薬品を推奨する傾向がありますが、先発医薬品かジェネリック医薬品かは、あくまで自分で選べるものなのです。

【吉澤先生からのアドバイス】

多くの付加価値があるジェネリック医薬品を積極的に試してみてもよいでしょう。検討する場合は「どのような付加価値があるのか」を薬剤師に聞くと、自分に合った薬が選べるでしょう。

(監修:薬剤師 吉澤恵理先生)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら